カメラを止めるな


制作費200万という、限られた予算の中で生まれたヒット作らしい。
この映画は特に前情報無しで観るべき映画なので細かくは書かないが、確かに傑作だった。頭のいい人が作った、頭のいい映画。
別にひねくれてるわけじゃないけど、傑作と言われると、へえ?傑作ねえ等といった風に斜に構えた態度で観てしまうのは否定しない。

序盤は衛星放送の平日の深夜に誰も合わせないような枠で流れるC級ホラー、いやコメディのような映像が流される。
その点でゾッとしたという意味ではやはりホラーになるか。
地面を歩く蟻でも眺めてた方が有意義なんじゃないか、と思ったほどだ。
ただそれらが終わるとこの映画はゆっくりと、化け始める。正確にはきちんと化け始めたのは、後半20分辺りから。
このカメラを止めるなという映画に関してはこれ以上は言えない。
出来れば退屈な冒頭を余すことなく観てほしい。たとえ、蟻の行列を見ていた方が有意義だと思っても。
そして最後に、僕はこの映画の製作に携わった人のハードワークにゾッとした。そんな映画。

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2019 1/26(Sat)
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