罪の余白


心理学講師の一人娘が校舎のベランダから落下死。それを企てたのは同じクラスの同級生。
残された娘の日記から明かされた真実に父親は行動を起こすものの、すべてが裏目になり追いつめられていく。

サスペンスです。頭が回る女子高生と心理学講師による素晴らしい心理戦が展開、と思いきやそうでもなく、心理戦はまったく行われません。
原作はもう少し丁寧に描写されてるらしいけれど、案の定サスペンスを映画にしてしまうと残念なことになりがち。
つまらないことはなかったけど、という感想。
カタルシスを与えたいばかりに結局そこも中途半端で、女子高生も特に頭がいいわけでもなく、出てきた心理用語といえば二重拘束(ダブルバインド)くらいで、もう少し頑張ってほしかったです。
金魚きれい。

▽二重拘束
2つの矛盾する命令を同時に与えられたとき、思考停止状態に陥ること。
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2017 3/26(Sun)
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