話題:先生が好き
"センターまでしばらくお休みします"
そう言ってから四年とちょっとが
経ちました
果たして私のセンター試験は
いつまで続くんでしょうか
なんで更新を止めたのかは
覚えてないけど
卒業式の日まで先生を
好きではいた
最後の日、特に思いを
伝えるでもなく、
ただ感謝の言葉を添えた
だけの手紙と
ちょっと高いボールペンを
送った気がする、確か
もう四年も前の話だから
記憶が薄れてる
卒業式の直前に彼氏が
できたりもした
先生のことがまだ好き
だったのに、嘘をついた
センター試験の挑戦は
失敗した、でも大学生になった
しばらく高校ロスに
悩んだりしたけど
好きなことを好きなだけやって
無事大学四年生になって
卒業もできそうです
なんでこのブログをまた
急に書こうと思ったのか
それは今日久しぶりに
先生に会ったからです
卒業してからも何度か高校に
遊びに行ったりはしてたけど
あまり先生に会うことはなく、
多分卒業してから今日が初めて
長くお話ししたと思う
就職が決まって東京に引っ越すから
もう高校にも遊びに来れないし
最後に先生方にご挨拶と報告だけ
しておこうと思って
友達と一緒に、
久しぶりに沢山の先生方に
挨拶に行った
ブログにも書いてた先生の
ファンの後輩は、
彼氏がいる今でもまだ先生と
連絡を取り合ってるみたいで、
去年の年末にツイッターで
先生とのLINEを晒してた
どういう経緯かはわからないけど、
先生は後輩に
「(後輩)の方がかわいい」
とか
「俺がチャラいみたいやん」
とか
そういうLINEばっかり
送ってるみたいだった
後輩と先生のやりとり自体は
当時と全然変わってないから、
未だにからかって
言ってるんだろうけど、
あの頃はそうやって後輩を
弄ぶ先生も好きだったのに、
もう今では
「この人は卒業した生徒に
あわよくば手出せたらとか
思ってるんかな」
って考えちゃってた
私は先生にしばらく会ってない
だからあの時の思い出のままで、
自分自身の価値観とか
考え方だけが成長して
いっちゃって、
もう好きって感情は
持てなくなってしまったのかも
って、
年末にそういうことが
あったから、
今日もきっと会っても
もうそういう感情には
なれないって、
勝手に思ってた
タイミング良く今日は
成績会議だったから
生徒もほとんど帰ってた上に
先生方がほぼ全員出勤されてる
という状況で
お世話になった先生ほとんどと
お話しすることができました
部活の顧問や当時の担任、
各教科お世話になった先生、
それから、やっぱりお目当ては
T先生でした
T先生はわたしのこととか
どうでもいいだろうなって
相も変わらずそう思ってた
でも大学に入って何度か恋愛も
経験したけど、先生のことは
どこかでいつも忘れられないでいた
だから、最後だけでも、
自分のために会いたいって思って
先生を探した
あの頃とおんなじように
先生は忙しくてなかなか
見つからなかった
もうしばらく待って来なかったら
帰ろうって思ってた時、
やっと現れてくれた
「先生私のこと覚えてますか？」
「当たり前や！お前ら
強烈やったからな！」
「よかった〜もう私のこと
なんてどうでもいいって
思われてると思ってました」
「それは心外やな〜（笑）」
このブログを読み返してたら、
私はずっと先生にとって
「記憶に残る生徒になりたい」
って言ってて、
この会話から、それはちゃんと
実現できてたなって思った
あの頃はずっとツンケンしてた
先生は、卒業生になった私たちに
対して、とても優しく
接してくれた
でも、声も顔も喋り方も、
私が好きだったままで、
少しダイエットして痩せたらしく、
さらにかっこよくなってた
今だからできる新しい話も
たくさんした
就職先の話とか、
先生は東京が好きで
半年に一回は旅行に行くくらい
ってことも初めて知った
今まで会ってなかったし
もう思い出すことも
少なくなってたはずなのに、
もう寂しくて名残惜しくて、
卒業式の日からずっと蓋してた
感情が一気にまた蘇ってきた
そして、もう私も卒業して
大分経つから、連絡先くらい
交換すればよかったのに、
結局言いだせなくて、
勇気も出ないし責任も持てない
ところは何一つ変わってないな
ってなってしまった、
「ご飯行きましょう」すら
言えなかった
Facebookがかろうじて
繋がってるだけ
帰ってから、
これでよかったんかな、
先生もよく東京来るんやったら、
もっと仲良くなっても
よかったんじゃないかな、
でもほんまにまだ好きか
どうかもはっきりせんのに
連絡先交換したところで
そんな勢いだけの行動は
後から身を滅ぼすかもやで、
とか、
考えなくてもいいこと
ばっかりアホみたいに
先生が好きって感情も、
何も変わってなかった
もう、次、いつ会えるか
わからない
勇気を出して言えた言葉が
「東京来るときはまた
いつでも連絡してくださいね」
Facebookしか知らないんだから
本当に連絡してくれるなんて
思ってない
本当はちゃんと連絡先
交換しなかったのを
すごく後悔してる
でも、また逢えたらいいなって
思ってしまうくらい
蘇ってしまって
どうしようもなくなった
またこの感情に
蓋をし直して
筆を置きます
2017.2.3
