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最後の揺籃

今どうしようも無く幸せだとしても
それと引き換えに色々無くして生きてる

君の目の色が少し特別だから
世界の色さえ少し変わって見えるんだよ

僕が震えている理由は
寒いからか悔しいからか
君が泣いている理由は
こんな小さな星で

響く鐘 終わりと始まりを告げる
逃げても逃げても鳴りやむ事ない警鐘が
落ちる景色 瞬きすらろくに出来ずに
誰も信じられないよ


どうしたってそんなに理由を付けたがる
愛情に施錠をして己を誤魔化してる

ハリボテの幸せだとしても
僕はそれで充分さ
頼むからもうこれ以上
掻き回さないで

もげる羽 不思議と痛みは伴わず
何十億分の一でも燦然たる正
またいくつもの星が瞬いてしまった
何も守れ無いよ

もうどうでもいいよ
そこにあるのは
根拠の無い正義感
もういいかい?
まだだよ、まだに決まってんだろ


そう誰も悪くないし責められないから
ただ間違っている事に気付いてよ

響く鐘 差別と静寂を恐れ
逃げても逃げても鳴りやまない警鐘が
もげる羽 仕方無く見上げた空
渡り鳥に自分を重ねて地を這う

割れる日々 悪意と諦めが混じり
誰を信じ、何を守れば良いのだろう
人と人 顔と顔の間でしか
理解し合え無いよ
僕は生きれないよ


僕が震えてる理由は
君が泣いている理由は

遭逢

流れる川の速さ
錆びたチャリの骨組み
解けたままの靴紐
色が抜けた信号

落ち葉が奏でる音
ふいに横切るサイレン
意味なんて無いから
理解される気も無い

公園のベンチで
思い出した映像
そういやあの映画の
主役は誰だったか

何を持って愛とす
愛を持って接せよ
今日を待った時間が
疎ましくなる

君の手の平で掴める位近く
僕の視界に入らない程遠く
待ちきれないから歩き出した足跡達
泣いて泣いて響いて


煙草の吸い殻から
ほのかに出る煙に
出所の分からない
侘しさを抱く

冴えない顔の学生
少し賑わう町に
ただ一人なだけで
孤独感を抱く

爽やかな朝の匂い
綺麗な配色の鳥
飛び立つまでの時間
何を見ていたのだろう

安っぽい言葉も
忘れないようにと
飽きるほど飲み込み
刻み込んでる

きっとこのままじゃ報われないから
優しさだけじゃいつか離れてくから
鉢合わないまま消えてった待ち合わせ場所
僕はずっと待つよ


物は少なく無いが
物寂しい部屋が
何時もと同じように
僕を迎え入れてくれた

旅立つ時もきっと
何時もと同じなんだろう
明日を待つ時間に
何が出来るの

君の手の平で掴める位近く
僕の視界に入らない程遠く
待ちきれないから歩き出したのは僕達
背中合わせで

君の目の前で教えてくれるよ
僕もその内捕まえに行くから
背中越しに見た思い思いの目的地
経路は君の中に
僕もきっと

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