ちょっと前に見ました。
「世界はときどき美しい」って言葉がいつからか頭の片隅にあって、何だろうと気になっていたらTSUTAYAでこのタイトルを見つけて、あ、と思って借りました。

8ミリビデオでの映像が、いつかどこかで見たことのあるような懐かしいざらりとした雰囲気を出してます。
お話としては、どれも詩的な世界。
5つのお話があって、その中でも松田龍平さん、市川実日子さんがそれぞれ主演のお話がすき。
どれも特別な事件は何も起きない淡々とした日常のお話で、好き嫌いは分かれそう。

一番最後の、市川実日子さんが主演のお話で「親より先にだけは死ぬなと言われてきた」という主旨の台詞があって、あ、と思いました。
私も同じように親に言われていて、それはちょっとした呪縛なのだけど、この言葉を思い出す度に、あ、まだ生きていかなきゃと思うのです。


とにかくタイトルが秀逸な映画。
きっと、いつでも世界が美しかったらそれが当たり前になって気付かないから、ときどき美しいくらいでちょうどいい。