幻影

そういえば今日は高校の卒業式だった、と母に指摘されて思い出しました。
もう三月だなんて早いなぁ、年賀状書いてたのがつい最近のような気がする。
そりゃあ年も取るし、私ももう女子高生じゃない訳ですね。
切ないー笑

高校の卒業式は曇っていて時々雪もぱらついていて、でも温度はそんなに低くなくて足元がぐじゃぐじゃで、うわーとか言ってました。
卒業式が終わった後にクラスで集まってご飯食べて、それから仲の良かったグループで雪の中遭難しかけながらボーリングに行って。
終わってから、皆それぞれ迎えにきてもらって、一人二人と去って行くのがすごく寂しかった。
私達はそれなりに仲が良かったけれど、それでも学校とかクラスっていう枠が外れてしまえばあっという間にバラバラになってしまうような関係だって、たぶん皆気付いてた。
それくらいの関係だと言えばそれまでなんだけど、やっぱりそれまでの日常を失うのは寂しくて、帰るのが辛かったなぁ。
ばいばい、って言ったら本当にもう会えなくなる気がして、またね、しか言えなかった。

あれから月日は経ったけど、もう会えなくなりそうだなって予想してた人とはやっぱり連絡することも少なくなって、まだこれからも付き合って行くんだろうなと思った人とは続いてます。
それでも、もうなかなか会えなくなった人との高校時代の思い出は、今も会う人とのそれと同じくらい大切。
皆、それぞれの場所で頑張ってるんだろうなぁ。