BE·LOVE5月号買ってきました。マンガのテンポとしては1話の時よりおもしろくなってると思うんですが、重要なセリフがカットされてることにモヤッとしたので言わせてください…!マンガだけ読んでてドラマは見ていないという方にはネタバレになりますのでご注意ください。大丈夫な方は続きを読むからどうぞ。
2019-4-4 04:10
マンガ版おっさんずラブ第6話
武川さんが「清潔な空間が汚されるのも嫌だし」って言うことは、過去に一緒に暮らした誰かに清潔な空間を汚された経験があるわけじゃないですか。「育った環境が違う他人がいきなり一緒に暮らすなんて無理があるんだよ」とも言っているから、その相手は家族ではない。7話しか無い短いドラマで、存在さえ出てこない何代も前の彼氏の話なんて出さないんですよ。ではこの『清潔な空間を汚した相手』は誰か。
これが牧君のことであり、つまりは以前は掃除・片付けができない子だった、ということになる。「あいつ本当、俺がいないとダメなんだよ」はそういうこと。大学時代のあんなボソボソした喋り方は今とは全然違って驚きましたし、他にも今と違う所があってもおかしくないんですよ。牧君も「俺なんて、欠陥だらけです」って言ってて『だらけ』ってことは複数形ですからね。武川さんは潔癖症ですから、愛情があっても部屋を散らかす人と一緒に暮らすのは嫌だったんでしょうね。「あんな過ち」って言ってるから、嫌な顔しちゃうか口うるさく言っちゃうかしちゃってたんだと思う。本社屋上のシーンから東京タワーが見えることから本社は港区、東京第二営業所も東京って付くくらいだから都内でしょうね。牧君が本社勤務の時は実家から通えていたが営業所に異動になって部屋を探している、という話から、本社と営業所って少し離れてるみたいなんですね。武川さんの家が営業所寄りだとしたら、そこで一緒に暮らしてると本社まで通うのは大変だったかもしれない。だから表向きは、通いやすい実家に帰るってことで「生活のすれ違いが原因」となったんだろうけど、潔癖症な武川さんと片付けられない牧君という、これが根本的な原因だと思う。多分牧君はそのことは言わなかっただろうし、武川さんは自分の潔癖症にも問題があることに気付いていなかった。
だから蝶子さんと一緒に部長を尾行してからの帰宅後、マンガ版だとカットされてるんだけど、ドラマだと牧君に「武川さん潔癖みたいなとこあるから、あんま気にしすぎない方が」って春田さんが言うセリフあるじゃないですか。これ完全に牧君の地雷踏んじゃってるんですよね。だから牧君はあんなにキレていたし、武川さんと牧君が付き合ってたことなんてこの時点では知らない春田さんも牧君がキレてる理由が分からなくてキレてしまう。理由が分かるとすごくおもしろいシーンなんですよね。漫画家さんがこれ分かってないのか公式からの指示なのか、このセリフをカットしちゃったことによって牧君がキレてる理由がマンガ版だと弱くなっちゃってるのが残念ですね。私これ結構好きなシーンなので。
1話で春田家に引っ越してきた牧君が掃除や洗濯してくれてて、「超が付くほどマメな奴」っていう刷り込みで見始めるじゃないですか。武川さんの「清潔な空間が汚されるのも嫌だし」の時点ではまだ武川さんと牧君が付き合ってたことは明かされていない。それだけでも牧君が掃除や片付けできない子だったって気付くのは難しい構成に作られてるんですけど、役者さん達のコメントでは「2人共綺麗好きだから上手くいってたんじゃないか」的なこと言ってたり、公式本発売後は牧君のプロフィールで趣味に『片付け』って書かれてたり。散々視聴者を惑わせてくるから、看破するのは難しい作りになってますよ…。1話からリアルタイムで見てたけど、気付いたのは8月になるかどうかくらいですし。
要するに、以前は掃除や片付けができないから武川さんから一緒に暮らすことを嫌がられたわけだけど、それが趣味は片付けと言えるほどに性格や生活習慣が改善したわけじゃないですか。恥ずかしながら私も片付けられない人間なので、どうすればいいのか頭では方法をいくつか理解していても、長年の性格や生活習慣を改善させるって正直簡単なことじゃないです。小さな子がいらっしゃるご家庭では、早くから片付けの習慣を身に付けさせてあげてください。それが1番大事です…!
牧君の場合はOB訪問の時のはっきりしない態度も、武川さんは腹立ったって言ってるじゃないですか。あれで面接行ったってどこも受からないだろうけど、本社に配属されたってことは面接までの間に随分改善させたんでしょうね。武川さんがいろいろアドバイスとかしてくれたのはあると思う。そして今では爽やか好青年として営業の仕事も立派にこなすほど社会人としても成長している。掃除や片付けできない所、はっきりしない態度、この2点を武川さんは好きではなかった。それがどうしてここまでいい男に成長できたか。
「形だけじゃなくて、ちゃんと好きになってもらえるように、俺頑張りますから」
牧君がいろんなことに頑張るのは、この感情から来ているのでしょうね。つまり、武川さんからちゃんと好きになってもらえるように頑張って自分の悪い所を直していたけど、これを多分武川さんには言ってあげてなくて、武川さんは知らなかったんじゃないかな…と思う。
ちなみに武川さんも潔癖症治してますよ。掃除してる姿が印象的な感じしますけど、実は2・3話にしか無いですからね。1話では掃除はしてないんですけど、2話で神経質になってるのは牧君が異動になって来たからでしょうね。そして武川さんが全てを知るのは3話のわんだほうでなので、4話以降は掃除をする姿が無くなるんです。潔癖症で他人と一緒に暮らすのを嫌がってた人が、そのこだわりの空間に他人を受け入れるってすごく勇気もいることだと思う。武川さんの牧君に対する愛情ってとても深いですよ。
つまり、潔癖症と片付けできないこと、武川さんの所で一緒に暮らすと本社まで通うのが大変なこと、という問題が全部解決してるんですよ。あとは牧君が春田さんのことを吹っ切れば、武川さんと牧君がやり直すことは可能だったはず。春田さんとちずちゃんが付き合ってると思い込んでるから牧君は出ていこうとしたわけで、ところがバックハグで引き留められるっていう思いがけないことが起きるんですね。「俺と付き合ってください」は本当に告白したんじゃなくて、武川さんの所に戻るために、きっぱり振らせて振られて、のつもりで言ったんじゃないかと私は思う。ところがまた予想外の「はい…」ですよ。完全にターニングポイントってここですよね。
明かされていないエピソードを見付け出すって、こういうことです。直接は語ってないんですけどね、断片的に組み込まれてるから、それを拾い上げて繋ぎ合わせていけば、ストーリー的にはかなりのボリュームになりますよ。このドラマ表向きは春田さんを巡る部長と牧君の三角関係じゃないですか。私が見てたのは、牧君を巡る武川さんと春田さんの三角関係なので。映画って2時間くらいだと思うから、そこで全部やるのか19年版ドラマもしくはノベライズか何かに持ち越すかは分かりませんけど、明かされていないエピソードが出てくるってことはどこかでやるでしょうね。ご理解いただきたいのは、今ある全7話から読み取れる話しか書いてませんからね私。それでも言ったらまずいかなと思って書くのは避けてきたんですけど、今回のマンガ版にモヤッとしすぎて…!もっと詳しく書けばいくらでも行けるよ…!
昨日拍手1件ありがとうございました!
これが牧君のことであり、つまりは以前は掃除・片付けができない子だった、ということになる。「あいつ本当、俺がいないとダメなんだよ」はそういうこと。大学時代のあんなボソボソした喋り方は今とは全然違って驚きましたし、他にも今と違う所があってもおかしくないんですよ。牧君も「俺なんて、欠陥だらけです」って言ってて『だらけ』ってことは複数形ですからね。武川さんは潔癖症ですから、愛情があっても部屋を散らかす人と一緒に暮らすのは嫌だったんでしょうね。「あんな過ち」って言ってるから、嫌な顔しちゃうか口うるさく言っちゃうかしちゃってたんだと思う。本社屋上のシーンから東京タワーが見えることから本社は港区、東京第二営業所も東京って付くくらいだから都内でしょうね。牧君が本社勤務の時は実家から通えていたが営業所に異動になって部屋を探している、という話から、本社と営業所って少し離れてるみたいなんですね。武川さんの家が営業所寄りだとしたら、そこで一緒に暮らしてると本社まで通うのは大変だったかもしれない。だから表向きは、通いやすい実家に帰るってことで「生活のすれ違いが原因」となったんだろうけど、潔癖症な武川さんと片付けられない牧君という、これが根本的な原因だと思う。多分牧君はそのことは言わなかっただろうし、武川さんは自分の潔癖症にも問題があることに気付いていなかった。
だから蝶子さんと一緒に部長を尾行してからの帰宅後、マンガ版だとカットされてるんだけど、ドラマだと牧君に「武川さん潔癖みたいなとこあるから、あんま気にしすぎない方が」って春田さんが言うセリフあるじゃないですか。これ完全に牧君の地雷踏んじゃってるんですよね。だから牧君はあんなにキレていたし、武川さんと牧君が付き合ってたことなんてこの時点では知らない春田さんも牧君がキレてる理由が分からなくてキレてしまう。理由が分かるとすごくおもしろいシーンなんですよね。漫画家さんがこれ分かってないのか公式からの指示なのか、このセリフをカットしちゃったことによって牧君がキレてる理由がマンガ版だと弱くなっちゃってるのが残念ですね。私これ結構好きなシーンなので。
1話で春田家に引っ越してきた牧君が掃除や洗濯してくれてて、「超が付くほどマメな奴」っていう刷り込みで見始めるじゃないですか。武川さんの「清潔な空間が汚されるのも嫌だし」の時点ではまだ武川さんと牧君が付き合ってたことは明かされていない。それだけでも牧君が掃除や片付けできない子だったって気付くのは難しい構成に作られてるんですけど、役者さん達のコメントでは「2人共綺麗好きだから上手くいってたんじゃないか」的なこと言ってたり、公式本発売後は牧君のプロフィールで趣味に『片付け』って書かれてたり。散々視聴者を惑わせてくるから、看破するのは難しい作りになってますよ…。1話からリアルタイムで見てたけど、気付いたのは8月になるかどうかくらいですし。
要するに、以前は掃除や片付けができないから武川さんから一緒に暮らすことを嫌がられたわけだけど、それが趣味は片付けと言えるほどに性格や生活習慣が改善したわけじゃないですか。恥ずかしながら私も片付けられない人間なので、どうすればいいのか頭では方法をいくつか理解していても、長年の性格や生活習慣を改善させるって正直簡単なことじゃないです。小さな子がいらっしゃるご家庭では、早くから片付けの習慣を身に付けさせてあげてください。それが1番大事です…!
牧君の場合はOB訪問の時のはっきりしない態度も、武川さんは腹立ったって言ってるじゃないですか。あれで面接行ったってどこも受からないだろうけど、本社に配属されたってことは面接までの間に随分改善させたんでしょうね。武川さんがいろいろアドバイスとかしてくれたのはあると思う。そして今では爽やか好青年として営業の仕事も立派にこなすほど社会人としても成長している。掃除や片付けできない所、はっきりしない態度、この2点を武川さんは好きではなかった。それがどうしてここまでいい男に成長できたか。
「形だけじゃなくて、ちゃんと好きになってもらえるように、俺頑張りますから」
牧君がいろんなことに頑張るのは、この感情から来ているのでしょうね。つまり、武川さんからちゃんと好きになってもらえるように頑張って自分の悪い所を直していたけど、これを多分武川さんには言ってあげてなくて、武川さんは知らなかったんじゃないかな…と思う。
ちなみに武川さんも潔癖症治してますよ。掃除してる姿が印象的な感じしますけど、実は2・3話にしか無いですからね。1話では掃除はしてないんですけど、2話で神経質になってるのは牧君が異動になって来たからでしょうね。そして武川さんが全てを知るのは3話のわんだほうでなので、4話以降は掃除をする姿が無くなるんです。潔癖症で他人と一緒に暮らすのを嫌がってた人が、そのこだわりの空間に他人を受け入れるってすごく勇気もいることだと思う。武川さんの牧君に対する愛情ってとても深いですよ。
つまり、潔癖症と片付けできないこと、武川さんの所で一緒に暮らすと本社まで通うのが大変なこと、という問題が全部解決してるんですよ。あとは牧君が春田さんのことを吹っ切れば、武川さんと牧君がやり直すことは可能だったはず。春田さんとちずちゃんが付き合ってると思い込んでるから牧君は出ていこうとしたわけで、ところがバックハグで引き留められるっていう思いがけないことが起きるんですね。「俺と付き合ってください」は本当に告白したんじゃなくて、武川さんの所に戻るために、きっぱり振らせて振られて、のつもりで言ったんじゃないかと私は思う。ところがまた予想外の「はい…」ですよ。完全にターニングポイントってここですよね。
明かされていないエピソードを見付け出すって、こういうことです。直接は語ってないんですけどね、断片的に組み込まれてるから、それを拾い上げて繋ぎ合わせていけば、ストーリー的にはかなりのボリュームになりますよ。このドラマ表向きは春田さんを巡る部長と牧君の三角関係じゃないですか。私が見てたのは、牧君を巡る武川さんと春田さんの三角関係なので。映画って2時間くらいだと思うから、そこで全部やるのか19年版ドラマもしくはノベライズか何かに持ち越すかは分かりませんけど、明かされていないエピソードが出てくるってことはどこかでやるでしょうね。ご理解いただきたいのは、今ある全7話から読み取れる話しか書いてませんからね私。それでも言ったらまずいかなと思って書くのは避けてきたんですけど、今回のマンガ版にモヤッとしすぎて…!もっと詳しく書けばいくらでも行けるよ…!
昨日拍手1件ありがとうございました!
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