螺旋状に突っ走って死にたいプロフィール
2019/7/29 Mon 08:20
56階のシンドローム


話題:突発的文章・物語・詩

「壁耳目風」


巻き巻きて感動
を覚えた昨日の朝の風景

私は耽溺した朝日の虜
されど奴隷にはならぬ
と決めた昼下がりの安寧とした雰囲気の中で

決められた言葉と定められた作業
に日々埋没することの虚無感に向き合う部屋の埃を見て
泣きじゃくることさえもできず疲れ果てたと独白する
そんな人達のことなど忘れて眠れ



生きていたいと死にたいは同義だ
言葉の裏の裏は表ではなくまるでメビウスの輪のような輪廻の回想と解放を知ってすら
なおも投げつける悪意ともとれぬ陰性感情と
その浅ましさを認めて傍に侍りそのまま逝けばいい

他者の意思など意味も無く価値も無いと嘯く
そんな人生の末路を自己憐憫ともとれる自己陶酔でぼやけてしまった脳髄
を開いて閉じて舐めて啜って噛んで飲んで
息をしてるだけマシか命の軽さと重さの中庸となりて果たして許して戻して失くして

我凡庸さを知りここに記す



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