昔々神の力を持った力強い竜が大陸にいくらか住んでいました。

神の力を持った竜は、自分の領土が欲しくてよその領土を襲っていました。

元々住んでいた同じ神の力を持った別の竜も襲ってきた竜に立ち向かいました。


竜同士の決着が中々つかない竜は、どうやったら自分が住みやすい領土を拡げられるか。考えて。考えて。思いつきました。



「人間に神の力を持った竜の血を与えて地形を変えさせる能力を与えてやればいいんだ。」


竜は、強い人間に自分の血を与えました。

竜の血を与えられた人間は、竜にこう言いました。

「自分の血を持って産まれた子供にも貴方様の力を引き継げるようにしてください。」

竜の血を飲んだ人間のお願いを聞き。


竜は、竜の血を飲んだ人間に儀式をしました。

万が一竜の血を飲んだ本人がいなくなっても。

竜の血を飲んだ人間と人間との間の子供。その子供の子供にも神の力を使える儀式をしました。

そうして竜の血を飲んだ人間は、大陸にあるエネルギーを使って。大陸にあるエネルギーを引き出して。襲いかかる凶刃を薙ぎ払って行きました。


竜の血を飲んだ人間の力を見た人たちは、その力強さに惹かれていきました。

「大陸にあるエネルギーを引き出して土地を開拓していくのは、すごい。あの人にお願いすれば住まいが豊かになる」


そう考えた人たちは、竜の血を飲んで力を得た人間を支えながら土地を開拓していきました。

恵みの陽光。

豊かな植物。樹木。が育つ土地に開拓していきました。


恵みの陽光に煌めいた竜の血を受け継いだその人は、王家を設立していきました。


その名は、「白夜王国」

野盗に。仇なす賊が白夜国王をむけるものなら。

腕試しと力試しして。仕事を与えたました。野盗にも。仇なす賊にも食べさないといけない家族がいたからです。


白夜国王の力強さと器の大きさに惹かれて野盗も仇なす賊も。

国王に仕える武士になってゆきました。

侍。

槍術師。

弓兵。

鍛治。

区切り。