ツイブレがとてもよかった件

お久しぶりでございます、細々と片隅で活動してますZOOKですどうも。


休止中といいますか停滞中にも関わらず足を運んで頂き、ありがとうございます!
リクエストもちょこちょこいただいてまして、嬉しいです。今月末まで受付予定なので、またまとめてお返事させていただこうかと思っております。

まずは以前上げたお話の続きがやっっと出来たのでアップしました。

自発的なエロってあまり書かないんですが、なんていうかこう、たまに書きたくなる衝動が。勿論嫌いなわけじゃなくて、単に自分で書くのは得意ではないってだけなんですが。読むのは大好きです(笑)
苦手を無くそうというか作らないようにしようと思って、カテゴリでいろいろ作って書いてますけども(女体化とか裏担当とか)、なんだかんだで順番に「あれの続き書きたい!」っていうのが来ている気がします。

だからといって書けるかどうかはまた別なんですが( ;∀;)
でももそもそ創作してます。私は下町でしか創作できないので!


で、ツイブレなんですが。

思った以上にシナリオがよくてですね...!!!
プレイした感想とかまた別で書きたいんですけど、とんでもなく長くなりそうなぐらい久しぶりに興奮しました。

私は発売日の朝一でソフトが届いたのでソッコープレイして、昼にはユーリのシナリオもクリアしました。でもまだ誰もクリアどころかプレイしてなくて、ネタバレも考慮したらあんま叫べなくて(笑)私自身はネタバレほとんど気にしないので(特にお祭りゲーだし)、ぼちぼちクリアした人が感想言ってるのをすごく楽しんで見てたりします。


以下、とりあえず購入してないけどどうしようかな、ぐらいの方がいましたら、参考程度に。多少ネタバレがありますので、苦手な方はスルーな方向で!




まず、システムとしてはシナリオ開放型で、最初から全キャラプレイできるわけではありません。最初にプレイ出来るのはシリアスシナリオ5人で、一人クリアするとそのパートナーと、もう一人が解放されるようになってます。もう一人、のほうは開放順によって変わるんですかね?

私は最初からいるキャラのうち、まあ記念すべき初代だし!ってことでクレスをプレイしましたが、解放されたのがチェスターとユーリでした。
ユーリをプレイしたらフレンともう一人はエミルだったかな?まあそんな感じでキャラが追加されていきます。

やっぱり下町を早くプレイしたかったので、一発目で出て良かった(笑)
まあ思いのたけは別で書くとして、簡潔に感想を言うと

公式ありがとう。

これに尽きます。
ほんと、ありがとう。ほもとか二次創作的な意味でなく、原作の世界観的に、です。

基本的に、シリアスシナリオはそれぞれの原作設定を使用しつつ、ある程度ツイブレ共通設定にしてあるわけですが、マイソロほどオリジナル色は強くありません。どっちかというと原作寄り。原作で印象的だった台詞や会話のようなものもあるので、原作をプレイしていると感慨もひとしおです。
で、まあユーリがシリアスシナリオなので、当然というか...テーマは原作と同じ感じです。
でも、原作は特にPS3でフレンがパーティーインすることによっていろいろぼやけてしまった部分もあったかと思うんですが(それはそれで好きなんですけど)、なんていうかそのあたりを非常に上手いことまとめてくれた、そんな感じでした。

ユーリのシナリオなんですけど、ユーリはそれほどブレてないんですよね、原作から。ずっと同じ姿勢を貫いてるというか...だからツラいんですけど...。
なので、今回フレンの株が物凄く上がりました、個人的に。
ああほんともう、イベントとか思い出しただけで切なくて泣きます...そういうシナリオなんです。
PVでもちょっと出てたので、今回も一騎打ちがあるんだろうとは思ってましたが、その内容も演出もとても満足してます、私は。...ポリゴンがまあ、その...ですがごにょごにょ。

ユーリとフレンの立場がまるで違う以上、どうしても相容れない部分があって、二人はそれをわかった上で行動しますよね。全て終わった後どうするのか、の部分について原作では曖昧に流されてしまった感じでしたが、そこの部分にはっきりと触れてます。まあ、これはあくまでツイブレストーリーなので「原作」ではありませんが、でもそこの補完というか、そう言えるんじゃないかな、と思いました。

...だからここで語ったら長くなるんだって(笑)

とりあえず、個人的に好き嫌いは分かれるとは思います。
でも、そもそもの原作での立ち位置を「現実的に」考えた場合、当然こうなるよな...というエンディングだったと思います。すごく納得いったし、良いエンディングだと思いました。

なんでそういう考えかっていうのもまあここでは語りませんが、そう思ってるのでそれほど悲観的になってないというのもあります。いろいろと。

他のキャラクターのシナリオも、全体的に良かったと思います。エクシリア(ジュード編)がちょっと、うーん...だったかな、というのは感じましたが。

5章構成で、イージーモードでプレイすると大体1話10〜15分ぐらいで終わるんじゃないでしょうか。一シナリオクリアにかかる時間は1時間ほどだと思います。
アクション苦手、という方も多いかと思いますが、テイルズの戦闘がそもそもアクション方式なのであれがなんとかなればいけるんじゃなかろうかと...。Vの闘技場のような感覚だと思えば近いかもしれません。移動のある闘技場。

術技は最初に覚えてるもの以外は「ショップ」で購入です。秘奥義も購入なので、2人目以降のプレイでお金があれば最初から使用することも可能です。

そのお金稼ぎは闘技場(トーナメント)が便利です。一度でもクリアすると全てのプレイモードが開放されるので、いっぺんここで稼いでおくと後が非常に楽です。
はっきり言って、普通にプレイしてても全くお金貯まらないので(笑)

シナリオクリアで一枚絵が見れます。シリアス、コミカル両方、つまり全キャラぶん30枚!
描いているのは複数の方ですね、絵柄が全く違うのですぐわかります。全体的にとてもいい感じだと思います!!
ユーリシナリオをクリアした後のイラストで涙腺崩壊しましたね...!
フレンのほうのイラストは、まあコミカルシナリオなんでちょっとほのぼのな感じでした。

発売前に立ち絵とか秘奥義のカットインがあまりに...だったので、正直なところ確かにここも頑張って欲しかったな、とは思います。キャラによって差がありすぎるんだよなあ....。クレスの秘奥義カットインとかカッコイイと思うんですけど。
まあなんだかんだで見てたら慣れましたけどねー下町も。
それよりもポリゴンの顔をもうちょっとどうにか(笑)
結構イベントシーンでアップになるんですよ。で、なんていうか...一昔前のとてもシンプルな造形な感じというか、そんなお顔なので、えっと(笑)

脳内変換で乗り切るしかないですね!

ゲームそのものとしては、キャラによって難易度がけっこう違うなー、という印象でした。技の性能的なものもありますが、出てくる敵の種類や数も違うので。まあイージーだと大差ないですけども。
無双的な「敵をまとめてぶっ倒す感」も、わりと楽しめると思います。大体1つは必ず使い勝手のいい技があるので、それで吹っ飛ばす快感はなかなかです(笑)

ジュードだとやっぱてんほーですね!ユーリは爆砕陣が意外に当たり判定広くて、私はこればっか使ってました。絶風刃を最初から使えるので、遠距離攻撃もできるし。
ツイブレではどのキャラも空中発動技が好きかもしれません私。

しかしやっぱユーリはイマイチ強いキャラという認定ではないんですね公式(笑)

なんでだ、一般人で魔導器のお陰で戦えてるとかそういう認識なのか。ううううむ!
まあ漸毅狼影陣が(当然だけど)複数を巻き込めるので、敵が密集してるところで使うとなかなか気分いいです。フレンは下手するとスカるので!でもわりと他のキャラでもそうですけどね...。

ひと通りプレイしましたが、いわゆる「お祭りゲー」としてはいい感じだと思います。
私はマイソロも好きですが、キャラが別物になるのがどうしても...というのもありますよね。でも、ツイブレはそういうこともなく、原作重視でよかったな、と!

シリアスシナリオは、ですが。

コミカルはもう、すごいです。爆笑。キャラ崩壊っていうんじゃなくて、上手いこと原作のキャラをいじりつつな感じなのでもうほんと、腹抱えて笑います。
私はユーリシナリオのあとですぐにフレンシナリオやったんですが、コミカルはあとでまとめてやればよかったと後悔しました。私の涙を返せ(笑)

ちなみにボスキャラもコミカルシナリオに絡んできます。全員のシナリオに出てくるわけではないですが、このノリほんと...大好きwwwww
コミカルは短いのかな、なんて勝手に思ってたんですがそんなこともなく、ちゃんと5章構成でした。


そんなわけで久々にがっつりゲームしました。まだやり込むけど!いやほんと、なかなか面白くてよかったです。


さて、ではまた暫く潜ってもそもそ創作してきたいと思います。
拍手、コメント下さっている皆さま、ありがとうございます!本当に嬉しいです。
励みになります。
皆さんのおかげでなんとか頑張れます。ありがとうございます!

サテュリオンに酔う・後(※)

続きです。裏ですので閲覧にはご注意下さい!若干フレンが暴走気味です。追記あり








「…だいぶ効果出てるみたいだな。ああ、酒のほうには何も入ってないぜ。酒とも言えねえくらい弱いやつだしな」


あれぐらいで酔ったりしないだろ?と笑うユーリを睨めつけながら、ふとフレンは身体の気怠さが少し軽くなっているのに気付いた。ユーリの肩を掴む両手にも充分な握力が戻っている。身体を押し戻されたユーリが、面白くなさそうに眉を寄せた。

薬の効果がもう切れかけているのか、それなら短かすぎはしないか。こんな短時間で効果を失うならユーリもこれ程悠長に構えてはいないだろうし、何より全身の火照りも、重たい腰の疼きも消えていない。むしろこちらは今もじわじわと熱を上げ続けているような気さえする。

どういう事かと見上げたユーリの顔からは笑みが消えていた。
その表情に息を呑み、妖しく、しかしどこか切なげな瞳にフレンは射竦められたかのように動くことが出来なかった。


「……足りないんだ」


そう言ってユーリがフレンの首に腕を回す。ゆっくりと迫る身体を押し戻すこともせず、フレンは自分の胸に顔を埋めたユーリの温もりにただ感じ入っていた。

「は………ぁ」

漏れ聞こえたユーリの吐息も熱を帯びているのがわかる。
煩いほどに響く鼓動は一向に収まる気配もなく、苦しくて堪らなくなってフレンはユーリを思い切り強く抱き締めていた。
ユーリが小さく呻いたが、それにすら劣情をそそられて喉を鳴らしてしまう。しかしそんな自分を恥じる気持ちもどこかへ行ってしまっていた。
ぎりぎりと音がしそうなほど力を込めていけばさすがにユーリが腕の中でもがくように身を捩るが、顔だけを上向けて何かを訴えるような視線をフレンに投げ掛け、言った。


「おまえも、足りてないんだろ…?」


強く締め付けられ、眉を歪めながら見上げてくる瞳が挑発するように光り、とうとうフレンの中の理性は焼き切れてしまった。いい加減、我慢も限界に来ていたのだ。
ユーリの態度にも、熱を上げ続ける自分の身体にも。

ユーリを抱いたまま立ち上がり、半ば引きずるようにして寝室への扉を乱暴に開け、腕の中にユーリを閉じ込めたままベッドへと倒れ込み、両手を纏め上げてその身体を真っ白なシーツに縫い付ける。
今までにこんな振る舞いをした事はなかった筈だが、ユーリはフレンにされるがままで抵抗をしようともしなかった。
どうして、とかろうじて小さく呟くと、答える代わりにユーリは両脚をフレンの腰に絡ませて太股で挟み込み、ペろりと自らの唇を舐めて笑った。

『は や く』

朱い舌が覗く口元の動きを読み取りながらも、声はフレンには届かない。頭の中には自分の心音だけがやかましく谺して、気付けばまさに『剥ぎ取る』といった表現が相応しい勢いでユーリの衣服を取り去り、曝け出された素肌に無我夢中で吸い付いていた。





「―っあ、ンあぁあッ!!」

見開いた瞳に涙を溜めて、ユーリの肢体が大きく仰け反った。
両の指先はシーツに食い込んで不規則な皺を生み、乱れた黒髪が散って汗に濡れた肌に張り付いてうねる様がこの上なく淫靡な色を醸し出している。
絶頂を迎えてびくびくと痙攣する腰を抱え、フレンはユーリを穿つ自らの楔を抜く事もせずに、その白い身体を陶然と見下ろしていた。

薄暗がりに浮かび上がる裸身を、美しいと思う。

激しく上下する胸元には無数の紅い跡が散りばめられ、隠しきれないであろう徴を付けたのが自分であるという事実に、フレンは思わず笑みを浮かべた。
いつもなら場所を考慮する行為も、今は何の遠慮もなかった。…見られたら困る筈だとわかっていながらわざと目立つ場所にばかり跡を残し、いくつもの鬱血痕をフレンが一つ一つ指先でなぞる度、ユーリの乱れた呼吸に小さな喘ぎが不規則に加えられていった。


薬のせいで限界以上にまで性欲を煽られた身体は、まだ満足するには程遠い状態だ。抱えていた腰から手を離して再び組み敷いたユーリの首筋に顔を埋め、顎から鎖骨までの薄い筋に沿って執拗に口付けるフレンにさすがにユーリが抵抗する。
しかし、両手をしっかりと握られたまま動かすことも出来ず、まるで幼子が駄々をこねるかのように首を振る姿はフレンの征服欲を煽るだけで全くの逆効果だった。

そもそも、フレンに怪しげな薬を飲ませて行為に及ぶ事を望んだのはユーリなのだから仕方ないとしか言いようがない。
最初のうちは霞みがかっていたような思考や視界が今では嘘のようにすっきりとしていたが、身体の熱はそれに反比例するかのよう燻り続けて、疼きを訴える部分は今も限界まで張り詰めたまま、痛いほどだ。愛撫に反応してひくひくと収縮するユーリの内側の感触に、フレンは背筋を震わせた。
上気した肌へ散々に口付けて顔を上げると、先程までのユーリの恥態を思い返して無意識に薄く笑う。そんなフレンを、乱れた髪の間から薄紫の瞳が見上げていた。


はやく、と誘われるままろくに慣らしもせずに突き入れたそこは、始めのうちこそ侵入を拒むように固く締まってユーリの表情が苦悶に歪んだ。痛みと異物感に耐え兼ねて悲鳴を上げたユーリだったが、こうなることは予想の範囲内だったのだろう。聞き慣れた悪態を吐くこともなく、黙って見上げてくる潤んだ瞳を前にして、フレンは一切の遠慮も気遣いもなく腰を打ち付けた。自らを包み込む肉が次第に柔らかさとぬめり気を増すのと同時に、ユーリの声に甘い響きが混じるようになる。

律動に合わせて低く、高く。

途切れることなく繰り返される嬌声を聞きながら、そんなにも自分に抱かれる事を望んでいたのか、と思う。しかし、それを素直に喜ぶ気にはならなかった。
妙な薬を飲まされたということは勿論だったが、何より今までの『我慢』が馬鹿らしくなったのだ。

ユーリの身体の負担を考え、あまり無理をさせないようにしてきた。もっと激しく、一晩中でも求めていたい。そんな夜もあった。
お互い忙しい身となって、いつの頃からかフレンは自分の欲望を押さえ込み、出来るだけユーリを優しく抱くようになっていた。ユーリが不満そうな様子を見せれば心が揺れたが、自分はともかくユーリが辛そうな姿というのは見たくないし、どうしても申し訳なく思ってしまう。

だから、我慢していたのだ。
本当は、もっとユーリが欲しかった。

ユーリが薬を使った理由を改めて考える。
単に物足りなくなったか、それともまさか自分の気遣いを何か勘違いでもされたか。…例えば、愛情が薄れた、とか。
勝手な想像にやり場のない憤りさえ覚えた自分を情けなく思いつつ、そんなにもユーリが望むのなら、もう遠慮などするものかという気分だった。それが薬の作用であるかどうかなどということは、どうでもよくなっていた。

最も敏感な場所を責め立て、一際高い喘ぎ声と共に腹を自らの吐き出した白濁で汚すユーリを見下ろしながら、フレンも熱い蟠りをユーリの中に注ぎ込んだ。
それでも全く治まらない疼きを抱えたまま、今に至るという訳だ。


「…もう、終わりか…?」


漸く呼吸の落ち着いたユーリに名を呼ばれ、フレンは殊更ゆっくりと身体を起こした。

「そんなわけ、ないよな?」

明らかな挑発に、フレンは瞳を細めて笑い返した。
答える代わりにユーリの脚を抱え上げ、浮いた腰を掴んで指先に力を込めれば、薄明かりの中にも白い肌がその部分だけ更に色を失くして浮かび上がり、ユーリの唇から微かな呻きが漏れる。
力を抜いて細腰を掌で包み込むようにすると、強張っていた下半身がほんの少し弛緩するのをフレンは見逃さなかった。


「っ!?ッふあぁあァ…ッッ!!」


油断…という訳ではないが、気を緩めた瞬間に再開された容赦のない抽挿にユーリの肢体は弓なりに仰け反り、振り乱された黒髪が顔に掛かるのをフレンが手で払う。その手つきは優しく愛しげにユーリの頬を撫でながらも、じっと見つめる瞳に宿る情欲の色にユーリが息を呑む。

それはいつもの、もどかしくなるほど丁寧に、慈しむようにユーリを抱くフレンには見たことのない激しさを宿していた。

そうなるように仕向けたのはユーリ自身だ。
だというのに、本当に薬のせいだけなのかと思わず疑ってしまう。余裕のない息遣いや動きと裏腹に、熱いながらもどこか寒々しい視線。それがこの薬の効果だとわかっているのに、信じられなかった。

「……どうしたんだい、ユーリ」

頬の手は項へと回され、頭を持ち上げられてフレンとの距離が近くなる。混ざり合う吐息の熱さが息苦しくてつい顔を背ければ、すぐさま向きを変えられて唇を塞がれた。

「ンっ、んぅ!!っふ…う!!」

「………は……、っ………」

口づけの間も、唇が離れてからも、フレンの責めは片時も止む事はない。
肉のぶつかり合う音も汗のせいで湿り気を帯び、繋がるその場所は一層濡れて水音は濁りを増してゆく。淫らな気分を高めるそれは、薬など使わずとも正常な思考の邪魔をしてユーリの身体を狂わす、まさに媚薬のようなものだった。

「ユーリ、気持ちいい?」

フレンに問われ、その肩にしがみついてユーリが頷く。口から零れるのは意味を成さない喘ぎばかりで、まともに会話する余裕などない。

「どうして薬なんか使った?」

やや低くなった声に意識を引き戻されるも、答える前に身体を抱き起こされ、ぶれた視界に軽く目眩を感じる。が、閉じかけた瞳は続く痛みによって限界まで開かれて、寸刻、何もない空間を彷徨い、歪んで、声からは甘さが消えた。

「い……ッ、あ…!!」

ユーリの肩に顔を埋めたフレンは、鎖骨の窪みに歯を立てている。
獲物を捕らえた獰猛な獣のように首筋を啣えて離さないまま、張り詰めたユーリの身体を掻き抱いて突き上げを繰り返す。
内側を抉るように深く、奥まった部分を執拗に擦ると、下腹に触れるユーリの熱い部分がびくりと跳ねた。
先端からとろとろと溢れて流れる先走りが自身とフレンの腹を汚し、ぬるつく肌に挟まれる感触と肩に受ける痛み、そして何よりも直接内側を侵される強烈な刺激と快感。それらが一つになって襲い、ユーリは声を上げ続けることしかできない。

「ユーリ」

フレンが首筋から口を離し、薄らと血の滲む噛み痕を舐め上げて耳朶を甘噛みしながらユーリの名を呼ぶ。

「どうして、薬を」

大袈裟とも思えるほどに身体を震わせたユーリの全身が粟立ち、その背に掌を滑らせてもう一度問えば、途切れ途切れに吐き出される言葉にフレンも身体の芯が熱く震えるのを感じた。


足りないから

もっと欲しいから

余裕のない姿が、見たいから――――


ああやっぱり、と思いユーリの背中に爪を立てれば、高く短い悲鳴を上げて逸らされた白い喉が目の前に晒されて、フレンはその喉元に喰らいついていた。



断続的に聴こえるのは、力を無くしたか細い吐息。

俯せた身体は力なくシーツに投げ出され、されるがままに幾度も、幾度も。もう、自分が何度果てたのか、フレンに何度注ぎ込まれてどれだけ肌や髪を汚されたのか、ユーリにはわからない。

薬の効果はとうに切れている筈ではなかったか。
おかしいと思って尋ねれば、逆に『何故そんな事がわかるんだ』と聞き返されて口篭るユーリの身体をフレンは責め立てる。そうして聞き出した答えに笑みを形作る唇を白くぼやける視界に映しながら、ユーリは後悔と羞恥で奥歯を噛み締めていた。

効果を知っているのは何故か。答えは非常に簡単で、ユーリ自身がそれを飲んで試したからだ。
怪しげな薬をいきなりフレンに飲ませるつもりは毛頭ない。かと言ってまるっきりの偽薬でもつまらない。確かめるには自分で飲むしかなかった。
危険を感じなかったわけではないが、それよりも己の欲望と好奇心が勝ったのだ。
勿論、効果はあった。だが、疼きを鎮めてくれる相手はいない。だから、一人で『処理』をした。

そう答えて歯噛みするユーリを見るフレンが笑みを浮かべ、瞳には昏い光が揺らめいた。
今までに見た事のない表情に、ユーリは背筋に冷たい何かが這うのを感じて戸惑う。これがフレンの隠された一面であるなら、もしや自分は開けてはならない扉を開いてしまったのではないか―――

「ユーリ」

耳元で名を呼ばれ、びくりと肩が跳ねた。

「ユーリ…ごめん」

そう言って髪を撫でる手つきは優しく愛しげだが、耳に掛かる吐息は変わらずに熱い。言葉を返せずにいるユーリにフレンが続けた。

「随分、寂しい思いをさせたみたいだ」

ユーリは何も言えない。

「僕も我慢してたんだ…君に無理をさせてしまうから」

『無理』の意味は、今や嫌というほど理解できた。今日明日、恐らく自分は使いものにならないだろう。

「でも、まさかそれで妙な薬まで使われるなんて思いもしなかったよ」

喉の奥に何かが詰まったように、息苦しい。

「……もう、そんな必要はないから」

「ッ、ひ!?うぁ、あッ!!」

フレンが対面で抱えたユーリの腰を引き上げ、一気に落としてまた中を満たす。繋がる部分からは耳を塞ぎたくなるほど卑猥な響きが溢れて、不意打ちに声を上げたユーリに更なる羞恥を与え続けた。


「……足りないんだ」

忙しない息遣いと共に耳元で囁かれる。


「君も、そうなんだろう?」


聞いた覚えのある言い回しに、ユーリは半ば諦めの境地でフレンに身体を委ねるしかなかった。
そうさせたのは、自分なのだから。


終わりの見えない媾合に僅かな恐怖を感じながら、いつの間にかユーリの意識は闇の底へと沈んで行った。
▼追記

まさかの聖騎士様

ケータイ開いた途端に飛び込んできた情報にちょっと、いや激しく動揺しましたよねこんばんはZOOKです!

ワンフェスで聖騎士ユーリの販売が!!!

...えー、ワンフェスっていうのはフィギュアっていうかガレキの展示即売会で、幕張メッセで日曜にあるんですけどね。
メッセっていうのがもう懐かしいんですけどねえ私なんかは...。コミケもメッセだったんですけどねー昔は。
フィギュアそのものには全くと言っていいほど興味のない私ですが、ワンフェスの特集は雑誌で読んだりしたこともあります。

まあ美少女フィギュアがほとんどですが、出来の素晴らしいものというのはなんでも見てて楽しいものです。
買うかどうかは別ですが。

で、そのワンフェスに聖騎士ユーリが出品、販売されるんです!!
ただし、企業の製品というわけではなく個人で、ですが。

でもこのユーリ、ものすごくイイ感じなんですよ!アルターのユーリとフレンの原型師さんが制作してるということなので、それならまあ、納得です。
とにかく腰が細くてですね...。ヤバい。本気で腰が細い。
聖騎士のデザイン的なものもあるんですけど、これほんと女に間違えられても仕方ない。

...実際は180センチあるわけですが。

あとさすがにもっと筋肉ついてそうなイメージなんですけど、とにかくこの方のユーリってシルエットが女性的ですよね...たまらん。

ちなみに、これはフィギュアっていうかガレキです。ガレージキット。
要するに、パーツごとバラバラなので組み立て・塗装を基本的に自力でやらねばならないのです。
大きさはアルターユーリと同じ1/8スケールらしいので、まあそこまで小さくもないですが。

これ、そういうスキルがないと塗れませんからねえ...(泣)
昔、FSSのKOGを必死で組み立てて、エアブラシで塗装したのはいい思い出です。
...何のことかわからない?わからなくても何の問題も無いことです...www

しかしこれ、製品化してくれませんかねーーーーーアルターさん!!!
アルターユーリとフレンの原型師さん作、ってところで希望があると思うんですけどね!?
ワンフェスがまあ、企業が製品化するための様子見のような部分もあるので、今年中になんかやってくれないかなー、とわりと本気で思ってます。
ホントはその方のブログというか写真貼りたいんですけど、個人のブログな上にここはまあ、二次創作サイトなので自重。
ゲーム系の情報ブログなんかで写真が見れたりするので、ぜひ見ていただきたいです。

あとは塗装済みバージョンの写真を、ワンフェスのレポートかなんかで見れることを切に願います...。

まあそんなこんなで聖騎士さまにやられっぱなしの夜でした。
べっぺはコスチュームのデザインがよかったと思うんですよねーほんと。学園とか!
DLCの最強装備とかまあ、中には微妙なのもありますが...。


あ、なんかワンフェスにアルターユーリとリタとルークの展示もあるみたいですね。
...フレンは...??( ;∀;)



拍手下さっている皆さま、ありがとうございます!
励みになります!!

Yさん、早く続きあげられるようにがんばりますね...w

サテュリオンに酔う・前

フレユリ・ユーリがフレンを誘うお話。まだ裏ではありません。








悦びを知ってしまった身体を持て余すようになったのは、いつの頃からだろうか。
いつから、満足できなくなったのか…。

充たされてはいる。愛されているのもわかっているし、勿論自分も彼を愛している。それだけに、『彼』の態度に少々物足りなくなっていた。遠慮のいらない間柄である筈なのに、それを伝えれば『そういう問題じゃない』と返されてしまう。
まだ足りないと伝えても、『これ以上は駄目だ』と蒼い瞳に見据えられて優しく頬を撫でられると何も言うことが出来なかった。
困らせたいわけではなかったが、身体の疼きを抑えるのが辛くなっていた。


―――使わずに済めば、それでいい。


本心ではそう思っている。
しかしその可能性はこれまでのことを考えれば限りなく低いものであり、むしろ使ってみたらどうなるのかという期待と好奇心でますます胸の奥がざわつくばかりだった。

一度でいい。
一度だけでいいから、『彼』の理性の箍が外れたさまを見てみたい―――

窓の奥で微かに揺れる人影を確かめ、静かに木枠に手をやるとその人影が動きを止めた。鍵の掛かっていない窓を開き、纏わり付くカーテンを払いながら室内に降り立つと部屋の主である『彼』の、あの蒼い瞳がじっとこちらを見つめていた。
ほんの少し咎めるような眼差しもいつもの事だ。
わざとらしく肩を竦めて見せると、大袈裟な溜め息を返される。これもまた、いつもと同じ。部屋を訪れる度に交わされるやり取りは、それ自体が既に挨拶のようなものだった。

変わらぬ態度に安堵する。
が、今日は『いつも通り』で終わらせるつもりなどなかった。
さてどうするかと考えながらそのまま窓辺に寄り掛かると、机で書き物をしていた『彼』が手を止め、立ち上がって言った。

「窓を閉めてくれないか、ユーリ」

こちらへ近付く姿に視線を向けて軽く笑ってやると、不機嫌そうに眉を寄せた顔がユーリのすぐ目の前に迫ってぴたりと止まった。

「どうした?フレン」

「いや…」

「気になるのか、これ」

そう言って、ユーリは手にしていたものをフレンの顔のあたりで揺らして見せる。
剥き出しのまま握られているのは、ガラスのボトルだった。フレンは貼られているラベルを一瞥し、それが酒だとわかるとボトルの中で波打つ液体を横目で見て、物言いたげな様子でユーリから離れた。
窓を閉め、カーテンを整えて再びユーリに視線を戻すと、やはり『いつも通り』の台詞をユーリへと投げ掛ける。別に、いまさら咎めているわけではない。ただ挨拶のようになっているから言わないと何となくすっきりしない、その程度だった。

「いつになったら、窓から入って来るのをやめてくれるんだ?」

「鍵も掛けてない奴に言われる筋合いねえよ。いつまでたっても無用心だな、おまえは」

鍵が掛かっていたら壊してでも入って来るだろう、と言って机に戻るフレンを目で追いながら、ユーリがふん、と鼻を鳴らした。
軽口を受け流すいつもの仕種としか、フレンは思わなかったかもしれない。だが今日は、『いつも』とは違う感情が大いに含まれていた。フレンはそれに気付いただろうか。

どうして、あのまま唇を奪わない?
抱き潰さんばかりの強さで身体に腕を回して、余裕のない様子で衣服を剥ぎ取って、触れ合う肌が熱を上げていく感覚に互いが酔っていたのは一体いつの逢瀬までだったか。

嘆息するユーリに、フレンもまた小さく息を吐くとやや乱暴に椅子に腰を下ろした。窓からの風で乱れた書類を丁寧にまとめ直し、再びペンを走らせる。
壁にもたれたままでその様子を暫く眺めていたユーリだったが、やがてゆっくりとその場を離れてベッドへと足を向けた。スプリングの効いたベッドに腰かけ、フレンの背中を無言で見つめるがフレンもまた、ユーリの視線を感じながらも言葉を発する事はない。
一人で使うには広すぎる部屋の中には、フレンが握るペンが書類に文字を綴る音と、時折紙が机上を滑る音がただ静かに響いていた。



ユーリがやって来てから、数刻は経っただろうか。
書類仕事に集中していたフレンだったが、背後の気配が動いたのを感じて手を止めた。同時に深々と息を吐き出すと、振り返りもせずに口を開いて言った。

「……何がしたいんだ、君は」

肩に感じる重みに漸く後ろに目を向ければ、そこには悪戯っぽく笑うユーリの顔がある。フレンの肩に片肘を付きながら、ユーリはもう一方の腕をゆっくりとフレンの首に回した。
その手に握られているものを見て、フレンが眉を寄せる。目の前で揺れる瓶を鬱陶しそうに手で払うと、笑うユーリの口角がまた少しだけ上がった。
何がそんなに可笑しいのかわからず、怪訝そうに見上げるフレンの様子にやはりユーリは楽しげだ。

「なんだよ、そんな邪険にすんなよな」

「…この書類だけで終わるんだ。もう少し待てないのか」

「おまえ、何時間オレを放置すりゃ気が済むんだ?そろそろ待ちくたびれてきたんだけど」

「何時間?大袈裟だな。そんなに待たせてな…」

言いかけたところで不意にユーリが身体を離した。手にしているボトルのコルク栓を親指で飛ばし、そのまま直で中身を呷る姿にフレンは眼を瞬いた。
行儀の悪さなど今更だったが、ユーリがこのようにして酒を飲む姿というのはあまり見た事がなかったからだ。
自分と一緒に飲む為に待っていたんじゃないのか、という思いもあったが、さすがにそれを口に出すのはやめた。

「ユーリ、直接口を付けて飲むなよ。もう少し待ってくれたら、グラスを持って来るから」

「待ちくたびれたって言ったろ」

「全く……」

とにかく残りを片付けてしまおうと、姿勢を戻すとフレンはペンに手を伸ばした。
ユーリがその背にわざとらしく溜め息を投げ掛けてみるが、何の反応もない。ある意味、予想通りではあった。

(…おまえが悪いんだからな)

心のなかで悪態をつきつつ、ユーリは自らの懐に手を差し入れた。
そっと抜き出された指先に挟まれていたのは、小さな紙包みが一つ。

何かを包んで捩っただけに見えるそれを静かに解くと、中には更に小さな丸い粒が一つ。紙を開く音に気付いたのかどうか、フレンは動かない。
無視ならそれでいいと思いつつ、ユーリはその粒を自らの口に放り込んだ。そしてまたボトルの中身を口に含む。しかし、何故かユーリはそれを飲み下そうとせず、少し膨らんだ頬のままでフレンの肩を軽く小突いた。

「なん―――」

振り返った顔を両手でやや乱暴に抱え込むと、フレンが驚愕の表情で一瞬固まった。それを見てユーリは殊更意地の悪い笑顔を浮かべ、薄く開いたフレンの唇に自らの唇を素早く重ねて強く押し付けた。


「んんっ!?ぅ、ん――!!」

口移しで流し込まれる液体は甘く、舌にぴりりと微かな刺激を残してフレンの喉を通り過ぎてゆく。酒だと思っていたが、違うのだろうか。アルコールの風味を感じない。だが、そんな事ははっきり言ってどうでもよかった。

苦しさに目を閉じながらも顔を抑えるユーリの腕を押し戻そうとしたが、ユーリが更に伸し掛かって来たせいで机に押し倒されたような格好になり、思うように力が入らない。
苦しげに呻いて左右に揺れるフレンの髪に差し入れられたユーリの指先は地肌を優しく撫で、掌は耳を覆って雑音を遮断する。

今、フレンに聴こえている音は二つ。

血液が身体中を巡る轟音にも似た響きと、咥内をユーリの舌に掻き回されて時折跳ねるような水音。
それだけだった。


唇を塞がれたまま無理に飲み込もうとして溢れた液体が口端から滲み出し、フレンの顎から首筋にかけて薄紅の跡を残しながらインナーに吸い込まれて、じわじわと濃い部分を拡げていく。不快感に眉を寄せてユーリを見上げると視線がかちあい、ずっと見られていたのか、と思うと、少しばかりの悔しさを感じた。
それが何故かということまではわからなかったが。

二度、三度とフレンの喉が上下したのを満足げに見下ろしながら、ユーリはまだ唇を離そうとはしなかった。それどころかますます激しくなる舌の動きに、フレンが堪え切れず熱い吐息を漏らす。
それは徐々に大きくなり、いつしか互いに貪るようにして夢中で舌を絡ませ、吸い、部屋の中が湿り気を帯びた呼吸音で満たされていく。
塞がれた口と耳の奥で、粘着質な音がいつもよりやけにいやらしく響いていた。



(……なにか、おかしい……)


少しずつ熱くなる身体に、フレンはどこか違和感を覚え始めていた。
頭の中に響く水音に意識を掻き乱され、思考がまとまらない。口付けだけでここまで興奮を煽られるなんて、と正直なところ思っていた。


「……っ!!」

唐突にフレンの腰がびくりと跳ねた。
股座にユーリが膝を押し付けて擦り上げたのだ。
先程の衝撃で椅子が机にぶつかり、丁寧に重ねられていた書類が数枚、床に散った。しかし、フレンにはそれを気にする余裕は既にない。
『興奮』を悟られて一気に体温が上昇した気がして、堪らずにフレンはユーリを睨みつけた。だがその瞳は鋭さを欠き、情欲に潤んで視点もどこか定まっていない。

くらくらと揺れる視界は『酔い』を加速させ、身体の奥底から堪え難い衝動が沸き上がる。

それらを必死に抑え込みながらユーリの腕を掴む手に力を込めると、あっさりとユーリがその顔を離した。耳を塞いでいた両手をフレンに握られたまま、机に掌をついて覆い被さるような姿勢に変えたユーリは、濡れた口元に薄い笑みを浮かべていた。

長い髪がさらりと流れ落ちてフレンの頬を擽り、背筋が粟立つ感触に少しだけ意識が覚醒した。と同時に急激に息苦しさが込み上げ、激しくむせて咳込む。暫くしてやっと少し落ち着きを取り戻したフレンの胸に手を置き、悪びれもせずユーリが言った。

「苦しかったか?悪ぃな」

「……っ、の……!!」

フレンは奥歯を噛み締めながら、もう一度ユーリを見上げた。
しかし上下する胸をするりと撫でるユーリの手つきに、普段では考えられないほど刺激を受けて全身を震わせる。そんな自分の身体が信じられずに当惑の表情を浮かべるフレンを見下ろし、ユーリが嬉しそうに囁いた。

「…でも、なかなかいい感じだろ…?」

今なお目と鼻の先にあるユーリの整った顔立ちを見つめながら、フレンは懸命にその言葉の意味を理解しようと努めていた。
だが胸を打つ鼓動は速さを増し、落ち着いたかと思った呼吸はまたしても荒くなってゆく。鈍い思考と裏腹に身体の感覚は敏感で、相変わらずユーリの膝が触れている箇所は、刺激される度にに過剰な反応を示して全身を痺れさせた。

自分はなぜ、こんな状況になっているのか。
考えようとすればするほど混乱する頭を勢いよく振れば目眩がして、もしや本当に酔っているのだろうか、とフレンは思った。

(…ユーリに飲まされたあれのせい、か…)

いつの間にやら机の隅に置かれていたボトルが目に映り、今さらながらに変調の原因に思い至って思わず唇を噛み締める。ただ酒に酔っているものとは思えない。だとすれば、何か混ぜ物でもされていたのか。なぜ、そのようなことをされなければならないのか。理解出来ないことだらけだ。込み上げる悔しさと怒りで身体の熱が増し、押し倒されていた机から跳ね起きてフレンはユーリに掴み掛かっていた。

「何を、した」

「…ってぇな…ふうん、ちょっと元気になってきたか?思ったより早いな…」

「何をしたのか、って聞いてるん、だ…!」

独り言のように呟くユーリの肩に指先を食い込ませ、苦しげに眉を顰めて問い詰めるフレンの切羽詰まった様子にほんの僅か気圧されたユーリだったが、そんな表情もすぐに先程以上に皮肉っぽい笑みに変わった。

「何って、だいたい想像ついてるんだろ?」

「さっきの飲み物…酒、のせい、か?……いや、違う…?」

混濁する頭の中で、それでもフレンは何とか記憶を遡って気付く。
自分に飲ませる前に、ユーリはそれを飲んでいた。
ユーリの様子に変化は見られない。導き出される答えはそう多くもなかった。

「…なあフレン、オレも仕事で結構いろんな奴に会うんだけどさ」

「…………それ、で?」

「少し前、報酬のオマケにちょっと変わった代物を貰ったんだよな……まあ、俗に言う『媚薬』ってやつだ」


それは惚れ薬などと言う可愛らしい呼び方のできるものである筈もなく、単に性欲を催させるための強力な催淫剤の一種だ、とさらりと言われ、怒りと呆れでフレンは何も言い返す事が出来なかった。



ーーーーー
続く
▼追記

ツイブレCMきたあああああああ

うううう動いてる動いてるジャンフェスで見たのとも違う動画あああああああやっぱり下町は下町でしたこんばんはZOOKです!


イノセンスRは発売になったので、やるとは思ってたんですけど!!某お笑いコンビのバラエティー番組はバンナムゲームスが提供に入ってるので、やってくれると思ってはいましたが!!

ツイブレのテレビCM見ました!

これ本編OPの一部だと思うんですけどね。

出てましたよユーリとフレン!!背中合わせ!!
はああああもう幸せでした...やっぱり背中合わせはいいなあ。

なかなかかっこいいアニメだと思いましたけどね。アビスのアニメがトラウマという方も多いようではありますが。私はまあ、最終的には慣れました。内容も結構良かったと思ってますしね。

松竹さんじゃないならもうテイルズやらない、みたいな意見もちらほら見かけますが...気持はわかるんですがそれもどーなんだろうと思ったり。勿論、アニメに関しては松竹さんがいいと思ってるのは私もそうなんですけど。あとまあ内容ですよね。

私は初代ファンタジアからずっとやってますが、全作品同じように好きかっていうとそれは違います。誰でもそうだと思いますけどね。それに、カットインなんかは松竹さんの絵じゃないもののほうが多かったですし。正直、アビスで初めてカットインがステータス絵と同じ(ような感じ)になった!と喜んだぐらいです。

ていうか、べっぺも秘奥義のカットイン、松竹さんじゃないですけどね...?
第二秘奥義も微妙に違うように私には見えます。原画にはいるかもですが。それこそ、マイソロのカットインと比べたらよく分かるんでは。

まあ何度も言ってますが、許容範囲の問題でですね(笑)
私は大丈夫ですが、無理な人もいるんでしょうから仕方ない。でもゲームやる理由がそれだけではないというのもあるので(大きな理由の一つではありますが)、なんかそこだけでテイルズに興味を失われてしまうと寂しいな、というのが本音です。

あとはまあ、最近のこう...なんていうか販売戦略がですねwww

ゲーム本編はちゃんと作って欲しいなあ...。

ツイブレも楽しみですけどね!!
それなりに楽しみますよ(笑)それはそれ、これはこれ、なんです。

あああいかんいかん最近愚痴っぽくていかんですね!!!
ちょっといろいろ考える所があって悩み中です。そういうのが出てしまうんでしょういかん!!

あとなんかデューク参戦で、しかも操作できるとか!!
敵同士でもペアが組めるということなので、これもちょっと楽しみですwww


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今ちょっと忙しいんですが、毎日少しずつお話を書いてます。早く上げたいです...。
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