熊ブログ
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枯れ葉の匂いがする
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昨日の夕方、コーヒーを入れようと席を立ったら先客がおりました。
響子嬢と日和ちゃんの二人組でした。

二人はキャーキャー言いながらお茶を入れていて、何をそんなにはしゃいでいるのかと尋ねたら響子嬢に「熊さんも飲む?」と問い返されました。

いきなり飲むか、言われてもなぁ、、それが何だかわからないのでは返事のしようもないのでまずそれは何かと尋ねたら。
「シジュウム茶ですよ。花粉症に効くんです」
と日和ちゃん。

そういえば以前薬局に花粉症対策用のお茶を注文したと言っていたっけなぁ。
実は私も軽い花粉症の気があり、最近は鼻炎に悩む、、ほどではないが鼻水が収まるのであれば嬉しい、ということでありがたくご相伴に預かることにしました。

カップに口をつけると立ち上る香りが、、これは何の匂いだろうか、、知っている気もするんだが、、って枯れ葉か?

一度枯れ葉だ、と思ってしまえばもう枯れ葉以外の何者にも思えなくなってしまった。

俺は枯れ葉を煮出した物を飲もうとしているのか、、しかし茶葉というのが乾燥させた葉だとすると茶はどれもこれも枯れ葉だと言えるのかもしれん、、、
考えていてもしょうがないのでぐっと飲んでみると味は意外に普通というか、多少クセはあるものの茶の味でした。

そして、これを飲んだ後は一時的に鼻水が収まったような気がしたのも確かです。
案外プラシーボ効果なのかもしれませんが。

ところで、飲んでいる内にどうもこのお茶を飲んだ事があるような気がしてならなくなりました。
何だっけなぁ、、この匂いにこの味、どこかで、、そうだ、前に同居人に無理矢理飲まされた茶の味に似てるんだ。

そう思って帰宅してからあの茶は何だったのかと訊いてみたところ、「グァバ茶だよ」という返事が返ってきました。

あれ、シジュウム茶ではなかったのか、、と拍子抜けした気持ちで今日の出来事を告げると、彼女は「グァバ茶とシジュウム茶は同じものだけど」と言うではありませんか。

何故だ?
何故同じ茶なのに名前が違うんだ?
そう思って少々調べてみたところ、、シジュウム茶は「花粉症やアレルギーなどに効く」という謳い文句が多く、一方のグァバ茶は「糖質の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える」という謳い文句が多い。

しかし、同居人の言うとおり、「グァバ茶(シジュウム茶)」とか、「グァバ茶とシジュウム茶は同じものです」という表記もあちこちに見られる。
一般的にサプリメントではグァバと呼ばれ、成分や学名としてはシジュウムと呼ばれる、などという説明もありました。

そうか、同じ物なのか。
セールスポイントによって名称を使い分けているのだろうか?
しかし、、同居人が購入したのはグァバ茶。
そして私に無理矢理飲ませたというのは、、やはり暗に何かを訴えられていたんだろうか、、、
今日も昼のデザートを食べたら日和ちゃんにシジュウム茶を分けてもらうか、、、