熊ブログ
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忘れ物女王?
借金女王?
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そろそろ初雪に思いを馳せる季節となりました。
今年はいつ頃降るのか、、と思いながら運転しているとオープンで走るS2000を発見。
若いなぁ、、と思いつつ運転席を見ると自分と同年代の男性の姿、、、

そういえば昨夜見たバイクもやけに薄着で寒そうだったんだが、走りを見ていたら俺と同じぐらいに思えたからなぁ、、、
周囲に落ち着きのない人間が多いためか、世間的には自分もまだまだ若い、むしろ若造だ、という事実を失念しつつある気がします。

最近響子嬢がおとなしいんじゃないのか、というご意見がぽつぽつと。
何かやらかさないのか、と言われるのですが基本的にいつもやらかしてはいる、、が、大概いつも同じようなことをやらかしているのでそう何度もネタにすることもないというのが実情であります。
そんな中でも最近笑ったことといえば、、、

私、先週末響子嬢にお金を貸しました。
二人で外出した際に買いたい物があると響子嬢が言い出しまして、それに付き合ったのです。

レジで金を払う、となった時に財布の中を覗いた響子嬢が固まった、、後ろから覗き込むと財布の中には小銭しか入っていない。
しかも(クレジットカードの入っている)カードケースは忘れてきている、という念の入れよう。
幸い私に手持ちの現金が多少あったのでそれでその場は事なきを得ました。

そして今週の月曜日、颯爽と出社してきた響子嬢に「お金おろして、この間借りたの返すから、一緒にお昼行かない?」と声をかけられたのです。

異論のあるはずもなく一緒に出かけました。
途中で響子嬢が鞄の中身を道路にぶちまける(何故だろう、、原因はいまだにさっぱりわかりません。我々はただ歩いていただけなのですが)などというアクシデントを経ながら、地下街の一画にあるATMコーナーに何とか到着。

響子嬢が現金を引き出している間、暇なので何か見ていようか、、と一、二歩踏み出したところで背中に声をかけられました。

「熊さん、、、」

ん?響子嬢の声だよな?ずいぶん早かったなぁと思って振り返ってみるとそこには心底情けなさそうな表情をした響子嬢の姿、、、

「お財布、忘れてきた、、、」

あんたは何をしに来たんだ一体。
と心の中では叫んだものの、ショックに打ちひしがれる響子嬢の姿があまりにも哀れだったので何も言えず、その日の昼食代も私がたてかえることとなりました。

実は密かに心配していた点が一つ。
さっき鞄の中身をぶちまけた時に財布をなくしたんじゃないだろうな、、というものだったのですが、財布は無事に会社のデスクに置き去りにされていたようです。

そして、私の貸した金もつい昨日、無事返ってきました。
他の人に金を返している響子嬢(あんた他にも金借りてたのか)の姿を見て結局自分もまだ返してもらっていないことを思い出した私。

「響子嬢、俺も金返してもらってないぞ」

「やだ、返したでしょ?やめてよそうやって騙そうとして〜」

「、、、」

「あら?お財布の中にお金がこんなにある!」

私に返す分を財布に用意した段階で、すっかり返した気分になっていた模様です。

しかし、何故この人はいつもこんなに金をもっていないのだろうか、、というのは、ごく一部の人間の抱える疑問であります。