2017.5.23 Tue 22:45
BL漫画30選 10→1


話題:BL漫画

10.Punch↑全4巻/鹿乃しうこ

当たり前のようにゲイしか登場しない&ガテン系大好きなテンプレしうこ作品でございます。相変わらず、エロ。
テンプレなんだけど、珍しくシリアスな場面もあったりして。
サクサク読めすぎて、いつも読み始めると止まらなくなって最後まで読んでしまう。19歳でガテン系で猫好きで健気でパ○パンとか最高かよ!(最低)
こーたんが幸せなら私も幸せだから!!


9.是-ZE-全11巻/志水ゆき


ファンタジー主従物BL
長編シリーズだけど、泣けるBLと言ったらまずコレ!!!
相手の傷を粘膜の接触で治すという、まぁまぁ、よくもそんなBL的に美味しい展開考えましたなぁ〜!(拍手)
男色を色んな設定で肯定していく作家さんたちの想像力の豊かさほんとやばい。(語彙力皆無)
長年に渡った物語の最終回も、納得のできる終わり方だったのも満足で、何よりこんな大風呂敷をちゃんと畳んでくれる志水先生の技量。同時期スタートの「SEX PISTOLS」はなかなか終わりませんなァ…
たくさんのカップリングがある中、私的には玄間と氷見。色々と濃厚だから。


8.媚の椅子・媚の凶刃全2巻/池玲文

裏社会モノ
暴力も流血ももちろん付いてくるんだけど、それに反して甘々なところは砂吐くくらい甘いもんだから、そのギャップがとても幸せ。
愛と忠誠と、好きだけど立場が違うことで若干すれ違う2人の思い。そんなヤ○ザいねーよと思いつつ、たまらなく好きな作品。だって、BLだもの!甘ければそれでいいじゃない!!


7.刺青の男/阿仁谷ユイジ

基本的に作者は被らないよう選んだのに、阿仁谷さんだけはどうしても「男子迷路」も「刺青の男」のどっちも捨てられない。阿仁谷さんはアホエロもいいけど、暗い作品を描いても素晴らしい。
まず、構成には素直に驚いた。ある人物の行動が最悪の結果に繋がる、ほんと希望も何もない。
基本的にハッピーエンド以外は好きじゃないけど、それでも、罪を背負って生きていこうとする人たちの姿はバッドエンドでは片付けられない。
同じドロドロ系にヤク中が題材の蛇龍どくろさんの「エンドレスワールド」があるけど、あれはトゥルーエンドじゃないと感じる私には、この終わり方納得。


6.BROTHER全2巻/扇ゆずは


一番好きな弟×兄
面倒見のいい兄とか、面倒見てやらないと生きていけない兄とか、完璧な兄とか、可愛い兄とか、そんな兄受けはいらない!!!セクシーで、男の色気をちゃんと持った年相応のお兄ちゃん受けが好き!!!!!
弟の唯はパーフェクトで大人びてるけど、肝心なところだけは兄の飛鳥がカッコよく決めてくるところで、この作品が大好きなんだと思う。こんなイケメンでセクシーで男前なお兄ちゃんが欲しかった…
一つ言うことがあるとすれば、実の兄弟ならもっと萌えた。(アカン)


5.その唇に夜の露/深井結己

幸せなのが好きと言いつつこんな不穏な作品。
中学生時代に好きだった男をある誤解からレ○プ、大人になり再会した今、報復として今度は自分が犯される立場に。

リバ好きだけど、私はこんな悲しいのは求めてないんだ。
リバはもっといちゃいちゃしてなきゃダメだと思う。
好きなのに、心と体がバラバラですれ違う2人が切ない。そして、何気ないタクシーの運転手の一言にやられて号泣。切なさからの、人の暖かさに癒された作品。
ただ、全体的に不穏。


4.憂鬱な朝1〜7巻(未完)/日高ショーコ

これを見届けるまでは死ねない。
もうね、いつも続きが気になって、くそ!これだから未完結の作品は!!て思うのに読むのを止められない。我慢ができない。
明治末期〜大正時代のお家事情
今のBL界で1.2を争う程の世界観が展開されてる。愛してるからこそすれ違う2人にいつもモヤモヤさせられる。こういう大正時代の話って、2人がラブラブで終われる気がしないから、ほんと早く幸せになって私を安心させて!!
ちなみに4巻が1番好きです。4巻の情事で時が止まればよかったのに。

全然どうでもいいんだけど、大正浪漫のふんどしって色気あり過ぎるよね。


3.可愛いひと/紺野けい子

2000年出版…まじか16年前の作品なの、これ?
これぞ、まさに801な、普通の男子高校生同士がイチャイチャを永遠に繰り広げる話。ほんと、それ以外特に言うことがないんだけども。
しかし、イチャイチャと2人の可愛さだけで私の中でここまで上り詰めてる名作。どのシーンも篠田さんがいちいち可愛いくて、それだけでここまで満足できる作品が他にあるのか、まさにBL萌え。
萌えって感情は、時代とか関係なく、時を超えるのね。まじ、哲学。(どこが)


2.恋は思案のほか/館野とお子

まさに隠れた名作。
私の中では本当に大事な作品。
正直、全然こっちが1位でもいいんだけど、なんかな、華はないね。とお子さんはもっと脚光浴びても良かったのにね。
淡々としてるけど、後からじわじわ効いてくる作品で、何回読んでも本当に好き。初心者向けに見せかけて、レビューとか見ててもより玄人向けな印象がある。
確か、初めて読んだのは18歳のときかな、さらっとこんなもんかなというイメージだったけど、ちょっとBL離れたときに読み返してみると、BLってこんなに素晴らしかったっけ?とホロホロ。いつもこれを読むたびに、ああ、やっぱりBLが好きなんだなと思い出す。BLって私をこんなに幸せにしてくれてたんだなぁ。


1.聞こえない声・見えない星・枯れない花/京山あつき



私の心に深く傷をつけてくれた青春BL
爽やかな憧れの青春より、泥くさい青春の方がかえってダメージってでかい。
「聞こえない声」は、こいつスカした顔してとんでもない変態…!な印象から、その後野球も恋愛も、素晴らしい展開が待ち受けてて息が止まるかと思った。
男子高校生はあんな「セブンデイズ」みたいに爽やかじゃないよな、こたつで致したり、クラスの女子にドキドキしたり、偶像な青春より、2人がよっぽどキラキラして見える。そして、BLには珍しく、まだ大人になる途中の2人には永遠を感じさせないところも好き。もしかしたら、2人の道は別れるかもしれないけど、幸せな2人の一瞬が見れて心が温まった。

京山さんは本当に今まで感じたことのない、なんとも言えない絶妙なBLを見せてくれる。
引田は、男だけど、女の子が好きなはずで、だけど憧れの今井さんに可愛いと言われると何だか嬉しくて、自分は女の子になっちゃったのかな、なんて。この、アイデンティティーが揺さぶられる瞬間とか、どこまでいじらしいの…

やっぱり、テンプレなんだけど、BLには葛藤もなくちゃなぁ。







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