仕事の合間のカフェでのこと。
三人の親子連れが入ってきた。
高校生位の娘さんがお母さんを抱き抱えるようにしてる。
表情からもきっと重度の鬱なんだろう。
元気になってほしくて、みなとみらいに観光に来たのだろう。
ボサボサの頭でずっと一点を見つめているかと思ったら、突然お父さんに向かって大声で罵倒をしたりしていた。
お父さんも辛いだろう。黙ってその場を立ち去っていた。
でも「お父さんと結婚したせいだ!大嫌いだ!」と叫ぶ目があきらかに大好き、寂しいって目だった。
いつか心がまた通じ合えるといいなと思った。
テニス仲間のSちゃんがいきつけのお鮨屋さんに連れてってくれた。
カウンター8席程の洗練されたお店。
そこにはメニューはなく、板前さんお任せで色々気のきいた創作料理をちょこちょこと出してくれる。
宝石箱のようなケースに並んだお魚からお造り、イクラのサラだ、小柱のかき揚げに蒸した鯛のスープ、玉子焼き。最後に握りをいくつか。
どれも綺麗で手がこんでいて美味しい。
そしてなんとSちゃんがご馳走してくれた。
私の豊かさ(経済的な問題ではなくて心の豊かさ)の象徴でもあるSちゃん。
そのSちゃんが真っ赤なお財布を持っていて答えが出た。
実は昨日以前パパさんからもらった赤いお財布をみつけた。赤は赤字になるって聞いたことあるからなぁなんて躊躇してたとこだったのだ。
でも大丈夫。
で私は思った。
とりあえずの外食を繰り返すより、その分豊かなお店で一回食事をする方がどんなにか心を豊かにしてくれるだろう。
昨日のお店には富気が漂ってたし、客層も良かった。
豊かさを味わうって大事。
鯉のぼり
もうだいぶ色あせて口のあたりは破れてボロボロ。
もう10年目だもんなぁ。
でもあと何回上げることができるかな。
鯉のぼりなんてやめてくれよなんて言われるのも時間の問題かな。
風に泳ぐあの清々しさが大好き。
とっても暖かな今日
いつもならまっすぐ帰るけど今日は自由ヶ丘で途中下車。
来たのははじめて。
BOOK・OFFであれもこれもと物色したらお腹が空いたので、オヤジみたいに回転寿司で生ビール。
桜並木の下にはベンチがずらっと並んでて皆クレープ食べたりドリンク飲んだり読書したりとってもリラックスムード。
私も素敵な木の下にかけてみた。
若い子もおばさまもおしゃれな明るいお洋服でお花みたい。
先日帰省した時のこと。
父から
お店を引退しようと思う
と聞いた。
もう年を感じてしまったらしい。
アマンドハウス
私が高校の頃は全盛でいつも満員。
あの頃の活気はないけど、大人の雰囲気のとってもいいお店だと思う。
30年も続く店はなかなかないらしい。
帰り、ちょっとブルーになって車を走らせてきた。
毎晩店に行くという日課が無くなったら大丈夫だろうかとか色々考えるが父の決めることだ。
すると
さっき父からの電話。
大家さんを始め、何人ものお客さんから辞めないでと懇願されたそうで、店を修繕してまた続けるとのこと。
85才にもなる大家さんは泣いていたそう。
こんな風に思われたら幸せなんじゃないかな。