18/04/03 22:13 (:読み終わった本)
  3月に読んだ本メモ・その2

再読で手持ち本。
ブリューゲル展を見たら眺めたくなったので。お高い値段だが中身は充実、綺麗な花の絵画がみたい人におすすめ。
中世のタペストリーに描かれた細かく愛らしい花々、アルチンボルド、端正な花を描いたデューラー、ブリューゲル一族やその他の黒背景に花瓶いっぱいの花々、ルドゥーテ、ボタニカルアート、ミュシャ、果てはゴッホ、マリー・ローランサン、マティス、デュフィ、ウォーホルととにかく時代が広くて内容も濃い。ボッティチェリは何気にドレスの花がお洒落。
アルチンボルドは黒目をパンジーで表現してるのが上手いと感動した!


世界のカラフルでユニークな昆虫たちのゆかいな図鑑。
ナナフシ、カメムシ、バッタ、ハチ、アリ、セミ、カマキリ、ツノゼミ、大体この辺りの奇妙なビジュアルや華やかな色彩の虫達が載ってます。なんて魅力的なムッシーグラビア!
ただしガッツリ立派なゴキブリもいるので閲覧注意(P.48〜53とP.194〜196あたり)。
マンモスゴキブリかぁ…コロンビアにはこんなヤツがいるのか。名前だけでも卒倒もんだ…。チョウとカブト&クワガタ系は別の姉妹本に載ってるので本書には登場しません。


今週末に和製ドラマがやるので図書館にて。
パディントン発〜と題名がなってるから、てっきりミス・マープルが殺しを目撃した友達とタッグを組んで謎解き列車旅する話かと想像してたら、スーパー美人家政婦さんが五人の野郎どもから求婚される逆ハーレム話だったでごさる!(◎_◎;)
家政婦さんのデキる女感と美味しそうなイギリス飯に殺人のスパイスで、誰とくっつくのか別の意味でもハラハラした。
当主のジイさんのセクハラ描写が気持ち悪すぎて登場するたびにマーライオンになりそうに…。


図書館本。生き物を育てるのが苦手な自分でも多肉植物なら育てられるかと一匹いるので他の種類も知りたいと借りてみた。

ぷくぷくしたり、ポワポワの毛が生えてたり、きらきら光る白い粉がまぶしてあったり、果ては先端がフレンチネイルみたいに紅をさしたり、ゼリーみたいに透明だったりと見た目の可愛さと、福兎耳・白水晶・月美人・ジュリア・野バラの精・パールフォンニュルンベルクだの名前の乙女ぶりも眺めて楽しい。種類によっては寒くなると紅葉したり、ぷちぷち小さい花も咲くのもあるのね。どれを買ったら楽しいだろうかと思いをはせた。


図書館本。萩原朔太郎の猫町を読んだ後、猛烈に猫成分が欲しくなって表題作目当てで。表紙の館が山猫の顔っぽい。
雪わたりは久々に読むと、ラピスラズリと氷砂糖と星のかけらをまぶした絵本みたいに情景が頭に浮かんでくるお伽話。
ひかりの素足は昔は天国の情景とチョコレートにうっとりしたけど、今回は前半の雪の寒さと兄弟の心細さと地獄の描写にやたら恐怖。後味悪いし怖い話だ。
楢ノ木大学士の野宿は、鉱物のマニアックな内容をゴリゴリ会話に盛り込んでくるわ恐竜出るわで濃い。表題作は食事の支度してる猫を想像したら可愛くて萌えた。


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