17/09/17 23:19 (:映画)
  それは彼の悪夢か現実なのか?映画『ジェイコブス・ラダー』ミニ感想※ほんのりネタバレ

ベトナム戦争から帰還するも、時々起こる背中の痛みと家族へのトラウマを抱えるジェイコブさんの、醒めることない何が現実で何が夢なのか過去なのか分からない悪夢の物語。
現れるクリーチャーや物語の核がサイレントヒルの元ネタにもなったと他のレビューサイトに描かれてました。
言われてみれば、確かにそれっぽいかも。



TSUTAYAにて。
ホラーコーナーに置いてありました。
(実際観たらあまりホラーっぽくなくて、調べたらサイコスリラーというジャンルみたいですが)
前からヤコブの梯子を意味する印象的な名前とジャケットが気になってたのです。

メインはジェイコブさんの日常に襲いかかる得体の知れない悪夢とその真相。
夢と現実の切り替わりが突然行われるものだから、いつ悪夢化するのか何がジェイコブさんの現実なのか分からなくなって、見てるこっちも車酔いみたいな気分に襲われました。

何気ない日々、悪夢の兆候と思われる頭を高速で振りながら現れるマネキンのような怪物がおぞましくて凄く嫌。
ちょっとサイレントヒルの変な液体を吐くクリーチャーに似てるの。
一番びびったのは、怪我をしたジェイコブさんが病院で写真をとるぞと手術室に運ばれる最中に見た、あからさまに病院じゃない光景。
精神病院の人々と臓物飛び散る廊下が怖すぎた。

とりま中盤でジェイコブさんのかかりつけの整形の先生が言う言葉がこの映画のキモだと思います。

ホラー味の刺激が物凄くあるわけじゃないけど、見終わると物悲しいようで胸が悪くなるような余韻に浸りました。
多分反戦映画だろうなあ。

何にせよこんな目にあいたくない。
死ぬ前にこの(下手したら)醒めることのない恐ろしい走馬燈を見たくないです、心底に。
ただ最後は救いがあったのでよかったです。

終始得体の知れない気分になるものの、ジェイコブさんの吹替が山ちゃんだったおかげで最後まで何とか観れました。
それとこの映画の鍵であるジェイコブさんの亡くなった息子さんが、見覚えあると思ったらマコーレカルキン君。
ちょっとびっくりしました。

話題:映画感想


セットで観るとしたらこの映画かなあ。
尚更しばらく立ち直れないかもしれないけど。


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