17/08/21 09:41 (:映画)
  映画『富江』ミニ感想


主人公の月子は数年前事故にあって記憶がないのが悩み。催眠療法で治療してたら記憶でトミエという謎の女の名前が出てきた。
そのほぼ同時期、彼女の住むアパートの下の階に怪しい青年が引っ越してくる。彼がそこで人知れず飼っていたモノが…的な話。
富江という美女に会った男は必ず狂っていき、やがて彼女を殺してしまうというのが話の軸になってます。

初代の菅野美穂版はなかなか見つからなかったんですが、やっと某品揃えのいいTUTAYAで借りられたので浮き足立って見てみました。

けっこうおもしろかった。
冒頭の不気味な音の寄せ集めや眼帯した青年が箱の中で生首を飼育するとこなど雰囲気がかなりよかったです。
アパートで流れてるラジカセの不気味なメロディーがまだ耳の中に染み付いてるくらい。
気味の悪さやサイコホラーが好きな人は好きだと思います。
あと何気に富江の被害者に温水〜がいてびっくり。吉田羊もいらしたみたいです。

なんたって菅野美穂の富江すごい。
思ってたより髪の毛枝毛がありそうなバサバサぶりでしたが、ただ立ってるだけでも後ろ姿からでも狂気がドス黒く滲み出てました。
声が特に怖い。
甲高い猫なで声からの本性表すドスのきいた声に急変するのが怖すぎる。
女の裏表の印象が強くて、不老不死というモンスター設定がなくても、出会った男を狂わせて行くこういう女は本当に現実に存在しそうだし、それを暗喩してるみたいにも思えて恐ろしかったです。

続編は誰かの腹の中から富江の首が出てくるってのが気になってちょっと見てみたいけど、今回の初代富江と同じでうちの近所のレンタル屋じゃ見つからなそうですね。
残念だ。




短編集のは読んだけど、こっちは未読。
読みたいな。

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