『友人の結婚式からの帰り、クリスティンはジェームズからのプロポーズを断ってしまい、気まずい雰囲気のまま二人はジェームズの別荘に戻った。そこへ深夜にもかかわらず少女が訪問し、まるで心当たりのない人物の名前を尋ねられる…。実話に基づき究極の恐怖を描いた、リヴ・タイラー主演によるサスペンス・スリラー!』
アマゾン作品紹介より


何だかんだ有名ホラーを見るたびに見返したくなる『キャビン』で、この襲ってくるマスク三人組のパチモンが出てきたので以前から気になってました。（最初キャビンでコイツらを見た時はてっきりジャパニーズホラーが元ネタかと思ったら違ってたっけ。幽霊でもなく人間だったのも意外だったなぁ）
女性はひとりで見ないで下さいというフレーズに戦々恐々しつつ弟と共に鑑賞。

確かに一人きりでヒロインが家にいた時、いきなり奴らがやって来た場面は大変恐ろしかったです。
もしも家に一人きりで無音の中あんな異常なノックが絶え間なく聞こえてきたら…、激しく何かを壊してる物音が別の部屋からしたら。そう自分に置き換えてしまい、思わず玄関の鍵を見に行ったほど。

ただ登場人物がヒロインと彼氏だけだったので、サメ映画観てる癖で、85分の尺が2人だけで持つのかと気になってばかりでした。
10〜20人くらいいないと何か最近そんな意味で不安になるのよね。

そしたら中盤から段々恐怖感が薄れてきました。
マスク被った三人、ロン毛・ノッポ・ペコ（←勝手に弟とつけた名前）が、最初チラ見せで出てくるのは『志村後ろーー！』状態で怖かったんだけど、一体いつになったら襲いかかるんだとダラダラしてじれったくなってくるんです。
最後のシーンも実際にあった未解決猟奇殺人事件という説明で想像してたより地味だったのもちょっと。SAWレベルまでは行かなくていいけれども何だか残念でした。
斧をもってる意味なかったじゃないか。

このヒロインの怯えぶりと混乱する様子にイライラしながらも、ああそうだよな普通こんな事起きたらこうなっちゃうかもなとも。
窓の下に釘を打ち付けた板をしかけたりしないよなぁと。
ノッポもロン毛もペコも『サプライズ』の例の動物お面の三人組より優秀だと思う。
観てて始終、このヒロインがエリンだったらケビンだったら、いや彼氏がタラハシーだったら…とにかくタラハシー助けて！と、とりあえず『サプライズ』が恋しい。
あと『キャビン』も観たくなった。


なんだかんだキャビンが好きなんだなぁ私。


このお面の方々ももうちょっと頑張ってくれれば…！