図書館で発見。
エドガー・アラン・ポーの挿絵や小説の雰囲気に併せて描いた絵ばかりの画集。
いやあ、世紀末美術はやっぱいいわ。
この不安感と美しさが上手いこと混ざった感じが。
ハリー・クラークとビアズリーは、やっぱポーの世界にぴったりだわ。
白黒なのにあんな美しい線が描けるなんて、まじリスペクト…!
ポー、あんま沢山読んでないけど『黒猫』は最後の恐怖の絶頂感がいい。
あれは映像化しないで脳内で想像するからこそ怖いんだろうなぁ。
あとは『赤死病の仮面』『メールシュトレエム(大渦)に呑まれて』『跳ね蛙』が忘れられないです。
詩もホラー混じりあったり、悲しくて綺麗なのがあったりいいです。
ベタだけど『大鴉』いいわ。
『アナベル・リー』と『ユーラリー』も。
『跳ね蛙』…こんなタイトルですが、想像したらビジュアルがぐろすぎて、うぇええエゲツねぇ…ぁあああってなります。
江戸川乱歩の『踊る一寸法師』って、コレ多分意識してんだろうなぁ。
(乱歩は推理より短編のが好きっす)
とりまこんな画集眺めてたら悪夢をみそうだ。
あとハリークラークとビアズリーの画集が欲しくなってしまうから、困ったもんだ。
話題:図書館で借りました