話題:きっかけ


今日のコンビニの当たりくじについて語る回

俺は適当に、会った人にあげちゃうことが多い

金出して買った物じゃないから勿体無いとは思わないし惜しくもないしね

なんていう話を七星氏にしたのですよ

そしたら七星氏、「菓子じゃないけどまあいいか」と呟いたと思ったら、「どっちかくれ」と言って、そのまま1枚持って行ってしまった


夕方、調べ物があって資料室に向かった時のこと

途中の通路で七星氏が若い女に当たり券を見せて、何やら話しているところに出くわした

その若い女は、職場で最も人気がある人で、どうして芸能人にならなかったのか不思議がられるほどの美貌の持ち主

夜勤で一緒になったことが数回あるが、仕事熱心で感じのいい人

だから、職場の独身&彼女無しの男共は皆さん狙ってるような…

妻子持ちも狙ってるかも知れない

その若い女と仲良くなりたいと七星氏も思っている、ということに気づいてしまった

その2人と目が合った時に会釈したのだが、あとから小走りでその若い女が資料室に入ってきた時には驚いた

「今度いつ夜勤?」と聞くから「今夜です」と答えると、その若い女、「大変だね、頑張ってね」と言って俺に近づき、俺の胸のポケットに名刺みたいな紙をスポッと入れた

入れる時ももしやと思ったが、ポケットに手を突っ込んで、その紙に指が触れた瞬間、それが何であるかわかってしまった

戻ってきた当たり券

「今そこで貰ったんだけど、要らないからあげる」と言われた

あっ、そうなんですか、ありがとうございます、と答えると、その若い女はニコッと笑い、俺の腕をポンと叩いて去って行った


貰い物でも大した物じゃないから俺にくれたのかな

それとも七星氏のことは眼中にないからか…

何だかよくわからんが、面白かった神田でした