話題:別れ


彼女(茶髪)と別れていた神田です

久しぶりにバシッとシャッター閉めちゃった

高校までの俺は、付き合っていた女に何か不都合な変化があると、それに対してある程度は我慢するんだけど、そのうち耐えられなくなっちゃって関係をスパッと切るタイプだったのですよ

でもそれだと相手によっては遺恨を残す場合もあれば、精神的に辛くなってしまう人もいて、この別れ方だとかえって面倒なことになるかと考えて、その後はこっちから切るようなことは言わないように努めた

だがどっちにしても疲れてしまうのだよね

だったら回復が早い方を選択しようかなと、昔の方針に戻した

茶髪はピアノを買えやら車をよこせやら言いたい放題だったのだが、それは別れの要因の一部分であって主因ではないのだ

一番気になったのは茶髪の親

初訪問の時の挽き肉しか入ってないカレーから始まって、その後も茶髪がうちに来る時に何も持たせなかったんだよね

仮に妹が彼氏の家に行くとなったら、俺だったら手土産を持たせる

妹は友達の家に行く時でもお菓子か何か持参してる筈

御曹司妹がうちに来る時は、手ぶらでおいでと言っても絶対何か持ってくる

そういう行為が当たり前だと思っていたからね、茶髪の手ぶらにはびっくりした

本人はそういう礼儀を大事にしない、あるいは、知らないのかも知れないが、親はわかる筈だ

でも親もわからないのであれば、今後良好な関係を構築するのは難しいと判断した

音大に行ったならわかるだろと言いたかった

音大ってとこは金持ちの子息が多いから、その金持ちと付き合うならそれ相応の礼儀は必要だと、普通はわかると思うんだよね

だからね、きっと俺はナメられてたんだな

車はあっても中古だし、兄妹2人で生活してる様をママゴトのように思われてたんじゃないかな

そういう風に考え出してから、全てが嫌になった

挽き肉カレーの意味だけ解明できてないのだが、皿に盛られたカレーライスの量も少なくて、「おかわりしてね」と言ってくれりゃ許せたよ

という訳で、やっぱり感覚ってのは大事だよね

合わなかった、ということ