話題:認知症


爺が入院してからも、この爺のことで結構忙しい神田です

病院からしょっちゅう電話が掛かってくる

あれを持ってこい、これを持って帰ってくれ、新たな書類に記入してくれ、とかね

今日は担当医から話があるってんで昼前に行ってきた

「一応、肺炎と考えて、その様に処置しました」だってよ

入院直後と1週間たってからの爺の肺の写真を見せてもらったが、あまり変化がないようだった

本当に肺炎だったかはわからない

だけど爺には、あんたは肺が弱いから用心しなきゃ駄目だよ、とは言っておいた

ついでに、これから冬の冷たい空気を吸うのはよくないから、春になるまで面倒みてくれる所に入ってなよ、と言うと「そうだな、そうする」と答えた

ま、これで、退院後は老人保健施設(略して老健)に移せる

老健って所は、建て前は老人ホームに入る前の中間施設という風になってて、在宅を目標にリハビリやら何やらをやりながら入所者の自立を促すことを目標とする施設なのだが、実際は終(つい)の住処に近いんだよな

有料老人ホームは高額過ぎて入れない人が多いんだよ

月に大体20〜25万はかかるんだよね

この額を払える人は、年金の他に収入源があるか、家族に理解があるかのどっちかだよ

その点老健は有料老人ホームの半額くらいだから

爺の奥さんもこの老健って所に居るんだけど、普通は2人分を捻出するのはキツいやね

爺は土地を少し持ってるから、これらを処分しながらってことになるだろうな



それと、入院中に頭の検査をしてくれと頼んであったんだよ

その結果も教えてくれた

爺も奥さんと同様『認知症』の診断が出た

あまり健康でない時の検査だし、バカ医者によるものだからイマイチなのだが、データでは認知症と判断してもいいかなって感じだ

ちなみにバカ医者ってのは世の中に凄く多いからね

私立の偏差値の低い大学を出たような医者はバカが多いから気をつけよう(笑)


爺が認知症だとすると、もう俺の手には負えない

これまででも徘徊の兆候は出てたから、同居の家族がいない限り、俺のような通いでは難しい

だがこの認知症だと言う事実を本人に告知していいものか迷う

誰もが皆、年取るとなっちゃうんだけど、敢えて言う必要はないかなと思ったり

本人も記憶力が低下してることはわかってるしね

難しいことが多いね、人生ってやつは