話題:お疲れ、自分

夜中に記事をあげた直後、爺の奥さんが入っている老人ホームから電話が掛かってきた

夜勤の職員が、奥さんがぐったりしてるって言うんだよ

だから何だよと思ったよね

そういう時はどうすべきかというのがある筈で、俺に連絡する前にやることあるでしょ!と言いたくなった

ホームのドクターと連絡が取れなくて困っていたらしく、そこからは俺の指示で動いてもらった

とにかく救急車を呼び、搬送先がわかったらすぐに連絡してくれ、と

その連絡が来るまで結構時間が掛かったな

大晦日だからね、コロナ患者以外受け入れてくれる病院は無いと言ってもいいくらいなのよ

でも逆にコロナ患者を受け入れる病院に搬送される可能性が高いので、大体の目星をつけて職場を出た

「お前居なくなっちゃうのかよ」と嘆く先輩をちゃんとなだめてから(笑)


〜中略〜


予想通り奥さんはコロナ病院に搬送された

患者の家族が来たと伝えてもらいたかったのだが、受付には誰もいなかった

まあね、大晦日だし夜中だしでしょうがないけどよ

救急車に同乗したホームの職員が「私、どうやって帰ればいいですか?」なんて言うから、この時間はタクシーは無いから誰かに迎えに来てもらって下さいと答えたが、夜中はギリギリの人数で回してるため、それは難しいとその職員は嘆いた

だから最後は俺が送って行ったけどね



〜中略〜



奥さんは命を取り留めたが、危ない状態は続いていた

コロナは陰性で、そのため普通の病院に移すことになったのだが、ここで疲れと眠気で俺はもうダウン寸前

職員を送った直後、ホームの駐車場で寝た

浅い眠りだったが1時間くらいは眠れたので、そこから職場に戻ったのが午前8時

先輩が寝てる横で俺も寝た


つづく