話題:旬な食材

里芋の煮物、結局自分で作った神田です

釣りガールからは今夜は里芋は使わないと連絡があったので、眠かったけど煮てみた

運悪く先輩が現れたんだよね

「お前の部屋、電気がついてたから」と

今、里芋を煮始めたところなんですよって言ったら、当然のように出来上がるまで立ち去らなかった

喋らなきゃならないから疲れちゃったけど、まあしょうがない

でも先輩は俺の里芋の話を聞いてくれるので、嬉しい部分もあるんだよね

里芋は、まあ里芋に限らずだけど、産地を気にするのね俺は

その話を嫌がらずに聞いてくれるのだな

普通は、食べるだけの人は産地など全く気にしないのよ

勿論、作る人だってほとんどの人は産地なんて気にしないんじゃないかと

この話ができるのは、八百屋さんか小料理屋の女将かウチの妹くらいなのよ

そこに先輩も加わってきた、という感じになってきてる

この人は芋料理が大好きだから


で今回の里芋は、埼玉県の西部でとれたものなのね

西武ライオンズで有名な所沢、航空祭が行われる狭山、それに埼玉西部では一番の都の川越

この3市を結ぶ道があるのだが、その道沿いに里芋畑が広がってるんだな

そこを俺は勝手に『里芋ベルト』と呼んでるんだけどさ、そこら辺でとれた里芋が一番美味いんじゃないかと思ってるのよ

ちなみに川越は昔からサツマイモの産地として有名でね、東京から川越に行く道にはサツマイモの直売所が数多くあるんだよね

だからイモは埼玉県西部に狙いをつけてみたのよ

埼玉県の東部は人口が多いので畑が少ないんだよ

だから埼玉県産の里芋はほとんどが西部産じゃないかと思ったり


今回の里芋の煮物、10段階評価では7くらいかな


味つけはよかったと思うのだが、里芋の質がいまいちだった

今年の里芋は駄目だと前に書いたけど、その時の里芋よりは美味しくなってた

ただ0.5ポイントほど上がったくらい

今年のは里芋の味がしないに近いくらいの味なのよ

それと里芋の特長であるねっとり具合が納得できるレベルには達していない

先輩は「そうかな、俺にはそこまではわからん」と言いながらも美味そうに食ってくれたからよかったけども

来月はまた質が良いのが出てくるかも知れないので、その頃また作ってみようと思う神田でした