話題:事故


ある日の夕方、ももクロ好きの友達C-HRから緊急コールが入った神田です

「あのさ、事故っちゃった。どうしたらいい?」と、ぶるぶる声の

ホントに事故ってすぐ連絡をくれたみたいだったので、取りあえず、急いでその場を離れ、近くの店でコーヒー飲んでなさい、すぐ行くから、と言うと、「うん、わかった」と素直に従うC-HR

大きな音がしたとすれば、付近の人がポリスを呼んじゃうかも知れないし、そうなったらなったで面倒なことになるからね

でまあ、やつと合流して事情を聞いたが、狭い道で左折する時に、ガードレールの端っこに車の左側を擦った、というようなことだった

車を見ると、エアロが剥がれそうになってたし、左後ろのドアも交換しなきゃならない感じの案外大きな傷だった

もう辺りは暗くなっていたが、そこから歩いて現場に戻り、車の部品が道に落ちてないかを確認した

飛ぶ鳥跡を濁さず(笑)

車に戻り、そこからトヨタに直行

お偉いさんに電話してあったので、すんなり事が運んだ

修理工場の人が車を見てくれている間、店の中でコーヒー飲んでる時にお偉いさんが来てくれて、「おひとりで不安だったでしょう?」とか「お身体大丈夫ですか?」とか、C-HRに優しい言葉を掛けてくれて、さらにこちらの話も親身になって聞いてくれた

やっぱり人の上に立つ人ってのは人間が出来てると思ったよ

他にも仕事があったと思うけど、俺の要請にすぐに応えてくれたしね

俺もこういう人になりたいと思ったし、と同時に、困った時に不安を払拭してくれる店の必要性を認識した

もうトヨタとの付き合いはやめたかったのだが、この人との関係をなくすのは勿体ない感じがした

それでC-HRはどうなったかと言うと、俺は保険で直して車検まで乗れば?と言ったのだが、やつは「もう乗りたくない」と言いやがった

自分のせいなのに、傷がついた車には乗りたくないという、ある意味キレイ好き、ある意味わがままじゃないかと思ったけども、そこは本人が決めることなので、それ以上は何も言わなかった




その事故った日からほぼ毎日C-HRと会ってる

ラーメンを食べながら次の車の選考に入っているのだが、今度はプリウスにしたいようなことを言う

新車にするか中古にするかで迷ってる段階

一番楽しい時だからね、あーでもないこーでもないが多くても我慢して聞いてやってる

それにしても、誰かを傷つけなくてよかった

人身事故だった場合は、こんな楽しく過ごせなさそうだから

本人は、車を傷つけたショックはこの後も暫くは残ると思うが、車は取り替えがきくけど人はそうはいかないからね

自分も気をつけて運転しなければ!と思う神田でした