話題:セフレ

白アクアに乗る後輩が「先輩、そろそろ彼女的な存在が欲しいです」って言うんだよ

それは俺に許可を求めてんの毛?と聞くと、「いや、そうじゃなくて、誰か紹介していただけると有難いのですが・・・」と低姿勢にヤツは言った

今年は新型コロナの影響で飲み会が無いんだよね

だから新人歓迎会もやってやれなくて、今年入った奴らは可哀相なんだよ

その飲み会があれば、参加する女が大体決まってきて、その中から気の合うコと今度は遊びに行くなり何なりして、関係を深めて行くことができるんだけど

昼飯は大抵俺とか先輩と一緒だし、コイツは仕事中も女と絡む機会がそう多くないから、ここに来て、ちょいと寂しくなってきたのだろう

一肌脱いでやることにした


白アクアはどういう奴かと言うと、簡単に言うと、目立たないマスコットキャラクターみたいな感じなんだよね

よく見ると可愛い奴なんだけど、他に強烈な個性を持ったヤツが現れると、全員がそっちに行ってしまい、最後は1人取り残されているってタイプ

存在感がある時が少ないので、コイツのいない所では密かにクラゲと呼んでいる

無色透明なクラゲをだね、いかにして発光クラゲに持って行くかが俺の腕の見せどころなんだよな

さて、どうしたらいいかなと色々考えた

こういう時に頼れるのはやっぱりお局様なのよね

なので、ちょいと相談してみたですよ

こないだみたいなランチを計画してみてくんないって

ランチを共にした女の子ちゃんとすぐに関係を深めるじゃなくて、クラゲに女の子ちゃんと一緒の時間を過ごさせてやりたかったから

そしたら二つ返事でOKで、早速実行に移してくれた

場所は職場内食堂

今週は毎日企画してくれたよお局様が

俺は昼飯の時間が合わなくて一度しか参加できなかったが、仕事終わりのちょっとした時間にもクラゲを誘ってくれて、一緒にコーヒーでも飲んだのだろう

で昨日、どんなだったか聞いてみたんだよクラゲ君に

そしたら何と、「お局様って優しくていい人ですね〜」と返答が

「できれば一緒にドライブに行きたいです」とも言いやがった

何言ってんだコイツ・・・と思ったけども、女がわかってない奴は、よく話す女を意識するようになるんだよ

小中高の学生時代に、隣の席のコが好きになるのと一緒

どうしようかなと思ったけども、クラゲの思いをお局様にぶつけてみた

そしたら笑ってたけど、ドライブくらいいくらでも付き合ってあげるわよってな言葉も聞けた

これでお局様の磯山さやかボディーはクラゲのものになるかも知れない

恋愛に年の差なんて関係ないから頑張れとクラゲには言っておいた

取りあえず一件落着


(*^^*)