話題:今の気持ち。


全く楽しい話じゃないのだけど書こうと思う


衰弱した爺の姿が頭から離れない

結構体格のいい人だったのだが、今はかなり細く弱々しくなった

ベッドに横たわったまま、もう自力では動けない

毎日毎日、床擦れの痛みと闘ってる



以前は、在宅の頃は、早くお迎えが来てほしいと思ってたけど、今はそんな気持ちではなくなった

もうそんなに長くはこの世には居られないとなると、やっぱり少し悲しい


俺の祖父(オカンのパパ)があの世に行った時は、突然だったし、俺まだガキだったしで、寂しい気持ちなんてこれっぽっちもなく、祖父と一緒にやっていた漢字の特訓から逃げられる嬉しさがあった

オカンは凄く泣いてたけど、俺の目からは液体は出なかった

勝てない敵が1人減ったかなってくらい


糞爺は、施設に入れてからは本当にいい奴になった

ずっと奥さんが居ない家で1人で暮らしていたから、施設では職員が優しく話し掛けてくれて寂しさを忘れられたのだろう

しかも、ダンディーな雰囲気を醸し出す不思議な野郎で、入所者だけでなく、職員からも好かれてた

それは今の施設でもそうで、手の掛かる面倒な存在にもかかわらず、爺を悪く言う人はいない

外面がいいのだろうね

息子があんなに嫌ってるところを見ると、家族にはあまりいい親父ではなかったのだろう

その息子をどうにかして日本に来させたいんだよね

親子の確執の記憶は、もう息子の方にしかない

爺は都合の悪いこととか昔のことは忘れてる

だから、ちょいと大人になってくれよと息子に言いたいんだけど、何て言っていいかわからないんだよね




爺は床擦れの手術をGWの頃に受ける

それまではもつと思うけど、その後はもうわからない

奥さんには何も言わないつもり

爺にもしものことがあっても、奥さんには言わない

「最近、(亭主の)姿が見えないね」なんて言われても、入院してるとか何とか誤魔化そうと思ってる

奥さんはまだ悪い所がないから、この先何年も生きると思うけど、ずっと誤魔化し続ける

ただ、これも辛い



自分の祖父がいなくなった時は、俺には役割がなかったんだよね

だからヘラヘラしてられたんだ

でも今は色んな役目があって、何一つ逃げられない

でもまあ、これも修行だと思うことにしてる




朝っぱらから気持ちのいい話ができなくてごめんよ

日曜から月曜にかけての夜勤はホントに暇なんすよ

だから妙に考えてしまうのだ

でも書いたら少し楽になった

がんばろう