話題:昨日のコト。
相手の中身を手っ取り早く知るにはどうすべきか
頻繁に会って話す以外の方法は無いと思う
頻繁に会うには付き合うのが一番いい
でもまだ早いと思った俺は、次の休日に一緒に遊びに行く提案をしてみた
するとM美は、俺の部屋に生活道具を入れたいから家具屋さんに行こうと言った
そしてバッグからハガキ大の白い紙を取り出し、彼女はボールペンで俺の部屋の間取りを描き始めた
運転しながらチラチラ見ると、部屋の真ん中に丸いテーブル、壁には戸棚か本棚のような物を描いていた
なかなか上手な絵を描く
しかも楽しそうに
丸いテーブルの傍に座布団が2枚加わった
そこで、何故座布団2枚?と聞くと、ウフフと小さく笑って「イメージだから気にしないで」と答えるM美
前方の信号が青になっても前の車はちっとも動かなかった
お絵描きタイムにはもってこいの時間
M美はまた紙を取り出して、今度はキッチンの絵を描き始めた
前の車が動いたので少し走って、次に見た時には鍋類が壁に掛かっていた
俺が見たのを感じたのか、「さっきフライパン振ってる時、凄くカッコよかった」と鍋の柄の部分をボールペンで差しながらM美は言った
その時頭の中で『カッコいい=付き合いたい(と思ってる)』という方程式が成り立ってしまった
先に意思表示させてしまったのかと思い、慌てて、部屋のコーディネートを任せたら、もう彼女になってくれないと困るよ、と言ってみた
するとM美は「そうだね」と言ってクスッと笑った
付き合うことになったような気がする
でもあれからメールは来ない
こちらも送ってない
なんだかよくわからない
今日職場で見掛けた時、彼女は集団でいたので声は掛けずに通り過ぎた
でも、洗濯機を貸してくれた女が仕事中ニヤニヤと俺を見るので、多分話は伝わっているのだろう
おっと、メールが来た
ではまた
話題:今日の出来事
久しぶりに日曜が普通に休日だった神田です
昨日までは着替えを取りに家に帰るつもりでいたのだが、朝っぱらから暑くてやめた
寮の上の階に同じ班の女が住んでいて、天気の悪い日に洗濯機を借りたことがあったので、また貸してくれと頼みに行ったのがよかった
なんと、その部屋にM美がいたのだ
たまたま遊びに来ていただけなのに、勝手に運命的な出会いだと思ってしまった
無事に洗濯機を借りて洗い上がるのを待ちつつ3人で話している時に宅急便が届いた
荷物の中身は野菜だった
部屋の主の女は親が送ってくれた野菜を見て「こんないっぱい冷蔵庫に入らないよ…」と、ぼやく
なので俺が、その野菜を使っておかずを作ることにした
茄子の煮浸し、ピーマンの肉詰め、キャベツの野菜炒め、など、簡単にできるものだけ作ったんだけどね、その程度の料理でも女共は大喜び
「野菜不足だったから嬉しい〜」とか言いながらパクパク食っておった
洗濯物を干すため部屋に戻る時に、俺の部屋を見たいと言ってM美がついてきた
布団と小さな冷蔵庫と物干しスタンドしか無い俺の部屋を見て彼女は笑った
そしてすぐ上の階に戻り、バッグを持ってまたやって来た
洗濯物干しを手伝ってくれた
その後、帰ると言うので駅まで送って行くことにした
その時は駅までのつもりだったんだよ
ところが、お互いにまだ話していたいような感じだったので、彼女の家の近くまで行くことにした
渋滞気味だったから沢山話せた
久しぶりに女を助手席に乗せた喜びと弾む会話で楽しかった
彼氏の有無を聞いた時に頭の中の信号が青に変わった
だけどその場は我慢した
もう少し中身を知ってからでもいいかと思ったから
ところが…
つづく
話題:飲み会・呑み会
「なあ神田、女の子ちゃん集めてよ」と、七星先輩に飲み会の相手を探すよう頼まれた神田です
「店も予約してあるからさ」と
これ、言われたの木曜で、翌日の夕方までに人員を手配しなくてはならなかった
だが、無理です、という返答は許されない
本当はそう言っても問題ないのだが、恩を売っておいた方が後々有利だと思って、学生時代から逆らわずに今に至る
それで七星氏は例の美貌の若い女(以下M美)を欲しているのはわかっていたので、一番最初に声を掛けてみた
M美が駄目だったら、あとは適当な女でいいしね
そしたらだね、意外にも即決でござった
これは出だしから調子良いと思い、あと2人友達誘ってくれと頼むと、それも快諾してくれた
〜中略〜
集まったメンバーは、男が七星氏と同僚の人(妻子持ち)、女はM美と彼女の学生時代の友達の女2人
七星氏は上機嫌
ここまでで俺のミッションは終了
集合時間の5分後毎にケータイアラームをセットしておき、ポケットの中でブルブル鳴らした
いかにも緊急召集が何度もかかったように周りの人に思わせるためにね
ハナから俺は参加するつもりはなかったし、そのことは先輩には伝えてあった
酒飲むと途端に調子が悪くなるし、その姿を誰にも見せたくないしね
てなわけで、俺は寮に帰った
〜中略〜
寮に着く寸前、今度は本当に緊急召集連絡が来た
すぐに職場へ
結局夜勤になっちゃった
朝方解放されてケータイを見たら、M美から電話とショートメールが来ていた
飲み会の途中、化粧室に行った時にでも掛けてきたのかな
メールには「お疲れ様です。次は一緒に遊びに行きましょう」と書いてあった
この女と仲良くなりそうな予感が…
七星氏にこの女を諦めさせ、直後に他の女をあてがう必要が出てくるかも
考えることがどんどん増えて行く後輩神田でした
話題:うちの妹
「暑いね。これからスイカ持ってく」と妹から連絡を受けた神田です
そのうち帰るからわざわざ持って来なくていい、と返事したのだが、今週送られてきたスイカは熟れていて、早く食べないと傷む!と、とにかく持ってくると言って聞かなかった
こういう時は魂胆ありなのよね
本当はスイカはどうでもよくて、小遣いが欲しいのだな
けど、前回家に帰った時に今月分の小遣いは渡してあるのだよ
それもう使っちゃったのかな…と思いながらスイカの到着を待った
妹が持ってきたスイカは甘そうだった
ただ、もう2日3日おくと傷み始めるかも知れないギリギリの状態には違いなかった
部屋に入るなり妹、「こんな所に居るんだね」と言いつつ、部屋の中を見回していた
そして「お父さんがね、お兄ちゃんのこと心配してるよ」と
そりゃ親だから子供のことを気に掛けるのは仕方ないことではあるが、それが心労に繋がると困る、と思った
どうにもならないことをくよくよ考えるようになっては、せっかく回復方向に向かわせた俺の苦労が水の泡となる
寮に泊まるようになってからはオヤジボディーのマッサージを怠っているしな
きっとそれなんだよね
息子のことを心配する気持ちに偽りはないだろうが、それよりも自分の体調管理に不安が生じてきてるのだろう
なので、仕方なく、温泉旅館に行くことを許可した
熱い風呂から上がってマッサージ師に揉んでもらう贅沢な時間
いいでちゅね(T_T)
夏に北海道に行く計画があるから、それまでレジャーは自粛するように言ったのがいけなかったみたい
北海道は北海道、毎月の旅行は旅行で別物という考えになっちゃってるような…
まあそう思わせてしまったのは俺であるから、責任を果たすしかない
妹の小遣い程度の話ではなかった
温泉+マッサージ師の代金を渡さざるを得なかった神田でした
病人がいると本当に金かかる
でも早く治すにはしょうがないのよね…(>_<)
話題:フルーツ
毎日何かしらのフルーツを消費している神田家の面々
オヤジはスイカが好きで、配達された小玉スイカをほぼ1人で消費したと妹からタレコミがあった
箱には5〜7個ほど入ってる
それを10日で食べちゃったってんだから驚いた
そんなに安い物じゃないんだから考えて食えよ、と言いたい気持ちはある
だけど、そのスイカのおかげなのかな、酒を飲まなくなったようなので、文句は引っ込めた
お次は妹
スイカを切る係の時は、台所の流しで1切れか2切れ食べたそうな
でも真ん中の甘いところは食べてないと言っていた
最近の小玉スイカは端まで甘いぞ、と言ってやったら何故か喜んでいた
その妹にはさくらんぼと枇杷を買ってやった(写真にはないがプラムも)
ぶどうが出回るのを待ってるんだけど、あってもまだ高いから買ってやれなくて、それまでの繋ぎという意味で
オヤジに食われないように自室で食べるように言ったが、妹もそんなにセコくはないため、オヤジと半分ずつ食べたとのこと
オヤジは枇杷を生まれて初めて食べたようで、えらく感激してたそうな
最近は色鉛筆画に凝っていて、スイカはもとより、このさくらんぼと枇杷を描くことに挑戦したらしいが、そのせいでなかなか食べられなかったと妹はぼやいていた
最後は俺
あまり家に居ないために買ってもありつけない
大量に送られてくるグレープフルーツを4つ5つ持って出て、寮で新聞紙広げて手で剥いて食う
隣家の紫陽花のおばちゃんの姿が見えれば一緒に食べたりね
その際は剥いてもらえて楽ちん
誰かと食べる時はお菓子もいいけど、やっぱりフルーツは最高ですな
季節を感じられるから
それに沢山食べても害がないしね
今のところ良いことずくめだよ