話題:腕時計


納戸からまたしてもお宝を見つけてきた神田です

1973年製のSEIKOの自動巻き

42年前の腕時計

誰の物なのかわからなかったのでオカンに聞いてみたところ、オカンが中学生の時の彼氏の物だと判明

当時、恋人間で持ち物の交換が流行ったそうで、オカンと彼氏は腕時計を交換したのだそうな

だがその彼氏は数年後バイク事故でこの世を去り、オカンはその人の親に返しに持って行ったところ、「あなたが持っていてね」と形見分けされちゃったのだそうな

でもその時は既に別れてたから大事にしても仕方ないっちゅうことで、納戸にしまっちゃった…んだとよ

彼氏の元に行ってしまったオカンの腕時計の所在はわからないようなんだけど、オカンの腕に男物の時計がついているのに気づいたおじいちゃんが別のを素早く買ってくれたっちゅう話

娘に男がいるなんてふざけるな!てな気分だったのだろう(^^;)


時計の方に話を戻すと、見つけた時は当然のことながら針は動いていなかった

そしてポケットに入れて居間に移動し、明るい所でよく見ようと取り出したら秒針が動いてたよ

その時に自動巻きだとわかった

自動巻きってのは腕の振りで中のネジが巻かれる仕組みで、装着してる限りはずっと動いてる

大昔の機械が動いたもんだから大興奮して時計屋に持ち込んでみた

そこで製造年や当時の腕時計事情なんかも教えて貰えて嬉しくなった俺は、これを普段使いの時計にすることに決めた

ベルトの留め具がバカになっていたので新しいのに交換してもらったんだけど、「自動巻きのベルトは緩めにする人が多いよ」という話も聞いて、手首のまわりをぐるんぐるん回る程緩くしてる

そのせいかずっと動いてる

寝る時は外したが、起きた時もまだ動いていた

大感激!




このSEIKO 5ACTUS(ファイブアクタス)はガラス面にカッティングが施されてるんだよな

ダイヤモンドの輝きまではいかないけど、結構キラキラする

そこがまた珍しいから気に入ってるところで

あとは文字盤の色もいいね

きれいな緑で、端に行くにつれて色が濃くなってる

1970年代はこういうオシャレな腕時計が多かったのかな

まさに高度成長期、その時代に生まれたかったぜ(>_<)