要介護認定A


話題:介護


ケアマネと契約したら、『デイサービス』という介護サービスを利用したいんだな

このデイサービスってのは、糞爺のような介護認定を受けた高齢者を朝から夕方まで預かってくれる日帰りの施設なのだよ

車で送迎してくれるし昼飯も出してくれるし風呂にも入れてくれるので、俺の負担が大幅に減る

そして希望すればお泊まりもさせてくれるサービスもあるので、糞爺に会わないで済む日も作れるかも知れないわけよ

前に支援センターの人に、糞爺と2人だけでは会うなとか言われたけどさ、糞爺が少しずつ劣化してるので、結局俺が面倒を見に行かなくちゃならなくなってんのよ

支援センターの人は言うだけ言って、あとは知らねー的な奴らが多いんだよな実は

あまり出来るタイプの人間が揃ってるわけじゃないのだな

だからガンガン希望を言っていかないとダメなんだよ

攻撃は最大の防御なり、と同じで、やってほしいことがあればどんどん言ってかないと後回しにされる傾向がある

このデイサービスとお泊まりを1年くらい続けたら、その頃糞爺は誰かに手伝ってもらわないと自分ひとりじゃ何も出来なくなってると思うんだな

人間、誰かに甘えることを覚えたら、なかなか1人には戻れないからね

そこで、最終的には完全看護(介護)の老人ホームに入れたいわけだ

そこで俺の役目はほぼ財産管理だけになる

なるべく早くやらないと俺も学生じゃなくなっちゃうからね

すると毎日面倒見るってのは不可能だから

今でも不可能に近いんだけど、俺には不可能という文字はないからやれてるだけ


あとは糞爺の奥さんをどうするかなんだけど、別々の施設に入れるよりは一緒がいいのか別々でもいいのかよくわからないので、追々考えていこうかと

奥さんが入ってる施設の責任者♀とも仲良くなってるから、ある程度こちらの希望は通ると思う




ようやく第2ステージに到達できたような気がする

最初は介護の世界のことを何も知らなくてね

人に聞いたり調べたりして今ではだいぶ詳しくなった

何でも知らないよりは知っておいた方がいいかも知れない

数十年後にはオカンも年取るから、面倒を見る時に役立つといいし、友達や知り合いの人で親の介護が必要になったら助けてやろうと思ってる

ただストレスの発散の仕方がまだよくわからないんだよね

鈴木布団店のおばちゃんは介護の辛さを韓流ドラマを見て紛らわしたって言ってた

韓流ドラマのビデオ貸してあげようかと言われたが、俺は韓流にのめり込む自信がないから断ったけどね

宗教の勧誘のおばちゃんは介護がどういうものかわからないながらも理解してくれようとはしてくれるけど、宗教には興味ないからあまり長く話すと悪いよね

それでも今日は縁側に座って2人でアイス食べながら色々話しちゃったけどね

人に話すと少し楽になるね

これは若い女じゃダメだから、次も結局は年上になっちゃうな

おっと、女の話はまた今度

とにかく大きな一歩を踏み出せた神田でした



要介護認定


話題:介護


ようやくここまでこぎ着けた

夏の暑い盛りに老人介護の支援センターや役所に足繁く通って、辛く苦しい今の現状を訴えまくったよ

とてもじゃないけどもう面倒見きれない、とね

ホントはそこまで酷いレベルではないけど、少し大袈裟に言った方がいいかなと思って

そしたら役所から調査員てのがやってきて糞爺の面接をしてくれたよ

椅子からすっと立ち上がれるか、だとか、トイレに関してはどうだとかね

糞爺本人は時間はかかるが人の手助けなど必要ないようなことを言っていたが、事前に俺が「本人はそういう風に言うと思うんですけど、立ち上がる時は手を引っ張らなきゃならないし、トイレも失敗する時がたまにあるんですよね」とここでも大袈裟に言ってあった

調査員はプロだから嘘を見抜く力はあるから、騙せるかどうかこの時点では読めなかった

そこですぐに糞爺のかかりつけの町医者の所に行き、調査員が来たからあとはよろしくと言って、老舗和菓子屋の饅頭を置いてきた

要介護認定を取るにはお医者の意見書が必要だし、この意見書の内容がかなり重要視されるのね

この町医者にも足繁くってほどではないが、体が調子悪いとぶっこいて週1ペースで通い、そこの一番の古株ナースと仲良くなっておいた

「うん、わかった。先生(お医者)にうまく言っとくね!」と言ってくれたので、あとは結果を待つだけになった

ひと月半くらいたったかな、支援センターの人から連絡があって、糞爺は『要介護2』という結果になったと教えてくれた

ガッツポーズ神田

支援センターの人は『要介護』ではなく『要支援』と判定されると思っていたらしい

要介護と要支援の違いは簡単に言うと介護保険の受給額が違うのよ

要支援の方が『自立』に近いために受給額が低いのだ

受給額が低いというのは介護サービスを受けられる範囲が狭くなるんだな


逆に要介護はその受給額が多いから、あらゆるサービスが受けられるのだよ

例えば、家の中に手すりを付ける費用が、支給額が多いから自己負担分が軽くなったり、ヘルパーを頼むでも要支援の人より長い時間お願いできるのだよ

実は俺も要支援になるんじゃないかと思ってたんだけど、多分、お医者の意見書が効いたんだろうな

古株ナースのおかげだ

後日お礼に行かないとね



今後はどうなるかというと、介護サービスを受けるにあたり、ケアマネージャー(通称ケアマネ)と契約しなくちゃならないんだな

そのケアマネを早く決めてくれと支援センターの人には頼んであるのだが、世の中の介護保険受給者がどんどん増えているため、ケアマネの数が追いつかないんのかな、まだ決まらないのよ



長くなったので続く


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