べつに奥さんああだめ子供が帰ってきちゃうとかそういうのんではない!
でもまあ不倫話?愛人物語というか。


スクアーロとザンザスは中学高校大学と長い付き合いの親友でザンザスはずっとスクアーロに恋してて、でも一生仲良くいたいから気持ちを伝えずそのまま。
社会人なスクアーロの方は段々と忙しくなり、長く連絡を取らなかった。
(ザンザスは独り身の専業主婦)
である日突然久しぶりにスクアーロが家に来てザンザスときめく。
でもスクアーロから伝えられたのは結婚の知らせでザンザス撃沈。
「お前に一番に知らせたかったんだ」
みたいな。

そっから幾月か経って新婚ほやほやから少しした頃に、色々ノロケを聞かされて気持ちを抑えきれなくなったザンザスがずっと好きだったと告白。
でもスクアーロは結婚して妻いるからと拒否。それでもいい、二番目でもいいと迫るも断固拒否。
それでもめげずにスクアーロに酒盛って?意識朦朧としたスクアーロと過ちアッー!
でそれから愛人関係に。

目が覚めて朝、いそいそと着替えを済ますスクアーロにベッドの中から
「また明日も、来てくれる?」
「………」
「お前がいないと、寂しいんだ、俺…
いつも独りで、だから」
「…さあなぁ」
「…あっなぁ一回、一回だけキスっ」
「悪いが急ぐから」
「ま、待てスクアーロ!待ってっ」
バタンと閉まるドアの音が頭に響く。
自分が二番目でもいいのだと言ったから仕方ないんだとわかっていても溢れる涙、毎回泣いてしまう自分に溜め息を吐く。

こんな関係をこのままズルズルと続けていくのはよくない、そんなことわかってるでも好きだから止められないもどかしさ!それは実のところスクアーロもで。

ザンザスは寝室に脱ぎ捨てられたYシャツを見てスクアーロのだと気づく。
丁度お昼時を狙ってスクアーロの携帯に電話をかければぴったり昼休み。
「シャツ、忘れてる」
「そうだなぁまた、取り行かなきゃなぁ」
「…洗濯、しとく」
「…悪いなぁ」
こうやって無意識の内にお互い会う理由を作るようになっていて、
友人関係だったその頃のように理由なしに会うことのできない関係になってく。
スクアーロがわざとシャツを置いていくこともザンザスがそれに対し電話をかけてくることも、お互い分かってる。
どちらかがそれを止めればいいのにそれをしようとしないでズルズルズルズル、
引きずり引きずりーズルズルと!


そんな感じな団地妻物語。
うん、語るの長かった。
ポツポツ話出来たらシリーズに入れよう!(←