胸を張って趣味といえるものもなく、何か新しい事を始めようとしても三日坊主になる私でもそこそこ続いていることがある。
それがひとりカラオケだ。月に一度は必ず行く。
だが、ヒトカラ好きだと誰かに言うと必ずえっカラオケ1人で行くとか意味分かんないとか言われる。挙句の果てに友達いないの?ときたもんだ。ガッデム。
専門店もできたし、ヒトカラという言葉はだいぶ世間に広まってきたと思うが、カラオケはみんなで盛り上がって楽しむところ、という認識が一般的なんだろう。
だが待ってほしい。
ひとりだからこその楽しみ方もあるんだ。
決してヒトカラに來てる奴ら全員根暗のボッチというわけじゃないんだ。
−−というわけで、今さらながらヒトカラの魅力について語りたい。
ヒトカラの魅力
1.好きなペースで歌える
多人数で行くとなかなか順番が回ってこない。
1曲だいたい5分あるとして、5〜6人で行ったら30分に1回しか歌えない。3時間パックで入室したら歌えるのは6曲だ。
個人的な話だが私は最初の1〜2曲はまだ声があんまり出ない。ようやくエンジンがかかってきて、よし歌うぞという時に退室時間になってしまう。
ヒトカラならそんなもの関係ない。
好きなペースで好きな曲を歌い、合間にドリンクバーに向かい、疲れたらちょっと休んで本人映像でも見ていればいいのだ。
2.好きな曲を歌える
「これ、気持ちよく歌えるけど周りの人引いちゃうかなぁ‥‥」という思いは誰しも少なからずあるはず。
ヒトカラなら周りに気を遣う必要はない。歌ったら引かれそうな曲や思いっきり趣味にはしった曲、練習として同じ曲を何回も入れる事も可能だ。バンバン入れてしまえ。
ちなみに私は河村隆一になりきったり、蝋人形の館やよっしゃあ男唄を歌う。もちろんセリフ込みだ。絶対引かれるからヒトカラでしか歌わないのだ。
3.採点ゲームの楽しさ
TV番組でとっくにお馴染みだろうから詳しくは書かないが、歌唱力を点数にして競い合うゲームで遊べる。これがなかなか楽しい。ただ音程を合わせるだけでは良い点数にはならない。抑揚やビブラートといった技術も必要になる。
会員登録すればデータを残しておけるし、録音してネットにアップして他のユーザーに聴いてもらったりもできるようだ。
4.とにかく自由
この一言に尽きる。
どのタイミングでトイレに行こうが、途中で飽きて演奏停止ボタンを押そうが、電波ソングを歌おうが誰も咎める者はいない。
退室時間まで自分ひとりのフリーダムな時間を過ごせる、それがヒトカラだ。
以上が(個人的な)ヒトカラのオススメ理由だ。
「ヒトカラなんて恥ずかしくて行けない」と思うやつはその下らない概念を捨てろ。今すぐだ。
店員さんはヒトカラの客なんて腐るほど見てるしから気にしないし、たまたま知り合いに会ったとしても「今友達と来てるんだ〜、それじゃまたあとで!」で押し通せ。
何事も一度経験してしまえば思ってたよりもハードルが低かったりする。
マナーを守って楽しくヒトカラライフをエンジョイして頂きたい。