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古きを追い出す世知辛い世の中である

私んとこはとんでもなく田舎なんやけども

小さいころはスーパーもコンビニもなく、買い物はおばちゃんがひとりでやってる商店やった


私が小学生のときはよく小遣い握りしめておやつ買いに行くと、おばちゃんは茶の間みたいなとこでテレビ見ながら店番してた


時代の流れかおばちゃんも年なのか、いつの間にか店を閉め、いつの間にかおばちゃんも亡くなった


もう店を閉めてから20年以上になるか


ずっと店舗はそのまんまにしてたんやけど


人に借りてずっと家賃払てたからおばちゃんの子供ももう払いきれなくなったのか、店舗を取り壊すことになった


毎日おばちゃんの店の前を通って通学してたし今も通勤してた私


おばちゃんのお店があるのが当たり前の風景として感じてた


先日からだんだんと壊しだしておばちゃんの店の前を通るたびに胸が苦しくなった


今は
壁がなくなり柱だけになって中が丸見えになっとる


おばちゃんがずっと座ってた茶の間もそのままにしてあった


昭和から月日が止まってたのは錯覚やったのか


壊したことで時間が流れて

おばちゃんのお店はみんなの記憶からなくなるのか


これを書いてる今も泣きそうになる



そない思たら
今朝の朝礼で、この不景気やから60過ぎてから嘱託で来てる人を解雇したことを知らされた


私がここに来だしてからずっとかわいがってもろてたおっちゃんもや


仕事してたからこうやって当たり前に話してたのに、もう会うことすらないやろう


ありがとうも言えなんだ


おっちゃんのあたたかい笑顔が慣れへん環境で安心できたのに


別れっていつも突然や
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