テスト上がりのバイトはかなり来るな。
歳だろうかまだ早いか。
しかし明日のコンテストに向けて練習せねばならぬ。
のに、だ
担当のマネージャーがコンテスト開始時間を知らないとか、今日の分のストックが足りないかもしれんとか、アリの駆除とか、問題起こしすぎだ。前日ぐらい大人しくさせてくれ。
マネージャー「sinさん、ジューシーあと3袋しか無いんだけど間に合う!?」
俺「あー…今日が出ない日だったらぎりぎり間に合いますね…」
マネージャー「やっぱり?もー発注信じらんない!!」
俺「出たらアウトですよ。出ないことを祈るしかないです。」
誰だ発注した奴。フライヤー殺す気か。
あれ無くなったら売り上げ伸びやしないぞ。
しかも、確認したら担当は知ってたみたいだし。探し回った俺の時間を返せ。10分はロスしたわ。だいたい、フライヤー管理してる俺に報告しろや。仕事しろ。
その後も、問題浮上の度に俺に聞いてきたり、報告するマネージャー達。
何だこの状況と思ったら、お局様からまさかのお言葉が。
お局様「いい?アンタオペレーションマネージャーになりかけてるんだから」
寝耳に塩酸。そんなこと聞いてないぞと反論したら
お局様「前にオペレーションマネージャーもどきしたでしょ?あれだよ、あれ」
ただの学生が、ここまでやってんのか。ここまでできるようになったのか。
感動なのか、絶望なのか。
取り敢えず脂汗はかいた。お局様、俺にオペレーションマネージャーは気の早い話です。
そしてあれだ。皆から「いつ辞めちゃうの?」とか切ない目で聞かれるのはかなり来る。頼む、俺を攻めるな。俺には就職というでかい壁が立ちはだかっているのだ。
別れを惜しんでくれるのは嬉しいが、毎日のように聞かないでくれ。夕食のメニュー聞かれている気分になる。
マネージャー「就職駄目だったら戻ってきていいんだよ!社員でもいいし!」
社員はあかん。死んでしまう。
死なないためにも就職頑張らねば。
マネージャー「待ってるから!」
待っていなくてよろしい。