通帳を盗まれ、ハンコを偽造されて預金を全額下ろされてしまいました。私とは似ても似つかない、窓口に来たドロボウに何の疑問も持たず預金を渡した銀行の過失を問いたいのですが!
2010-3-4 10:43
通帳を盗まれ預金ゼロ!銀行の過失問いたい
弁護士: 通帳を盗まれたことに気づくのが遅かったのですね?
相談人: そうでしょう。もっと本人確認をしっかりやってもらわないと、預金を安心して任せられませんよ。
相談人: はい。ふだんはキャッシュカードを使って入出金をしていますので、通帳は見ません。
弁護士: それで、どうして盗まれたことが分かったのですか?
相談人: いつものようにATMで現金を引き出そうとしたら、残高がゼロでした。おかしいと思って自宅で通帳を探したら、見つからないんです。
弁護士: 警察などには届けを出しましたか?
相談人: ええ、警察にはすぐに届けを出しましたし、銀行にも届けを出しました。でも、私が気付く2日前に銀行の窓口に若い男が来て、全額下ろしていたんです。
弁護士: 若い男と分かるのは、写真があったからですね。
相談人: ええ、私とは似ても似つかない男でした。私の住民票をもってきたというのですが、生年月日を良く見れば、銀行員はおかしいと分かったはずなんです。私は50代ですが、目の前の男はせいぜい30歳くらいなのですから…
弁護士: その点は当然に疑問を糺すべきですね。それをしなかったら、銀行員の過失は免れないでしょう。
相談人: そうですよね。ハンコのほうの偽造はかなり成功ですので、これは区別がつかないと私も思います。
弁護士:ほかには?
相談人: 住民票についても、除票の写しを示していたようです。間違った住所を書いているのです。私の前の住所をそのまま書いています。
弁護士: とすると、除票かどうかを見過ごした点にも銀行員の過失が認められそうですね。相談人: そうでしょう。もっと本人確認をしっかりやってもらわないと、預金を安心して任せられませんよ。
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