「あなたは覚えてらっしゃいますか?」
久々に再会した知り合いの名前が思い出せない前置き。



えー、今回は日々雲隠れ(hibi.kumogakure.com)さんところのフリーゲーム「りんかね」(hibi.kumogakure.com)の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
前世モノの大正ロマン&現代乙女ゲーム。途中のエピソードに鬱展開あり、でも基本的には明るく前向きな一作です。



・キャラクター

攻略対象が二人とも、止むにやまれぬ事情と言うか、悲劇的なエピソードを持っています。彼らの感情が爆発するシーンが何度かあるんですが、どれも印象的で良かったですねぇ。
作中で「脆い」と表現されるように、二人とも少々精神的にまいっているところもあって、すごく心が揺さぶられます。
かと思えば、恋敵を応援してくれる粋な男っぷりを見せてくれることも。乙女ゲーに欠かせないかっこよさもしっかり兼ね備えている感じでした。
詳しくはエンド感想と共に追記で伏せておきますね。



・ストーリー

何度かほのめかしているように、鬱展開はあります。クリア後に見られる前日譚も暗めのものが多いです。春海さんのエピソードはもう、こう、ぐっとくるものがありました……。
ただ、それでもやっぱり全体的に明るい作品だと感じました。その理由は、ヒロインのシリアスブレイカーっぷりと時々紛れ込ませてあるギャグまっしぐらな選択肢にあります。落ち込みまくったところで、絶妙なお笑い要素がちょこっと気分を引き上げてくれるんですよねぇ。ふいに現れたお汁粉にはやられました。鬱展開好きな人はもちろん、そうじゃない人でも明るい要素を拾い上げて楽しめる一作だなあと思います。
前世パートも細かいところに下調べがされていると言うか、作者さんの深い大正知識が感じられました。



・グラフィック

イラスト面は詳しくないからあれなんですが、立ち絵というよりは少女マンガっぽいというか、線が細い感じのグラフィックです。なので儚い印象があって、特にシリアスシーンでの親和性が高いです。スチルに至ってはもう、繊細で美しい!たまらんです。
前世パートでも立ち絵があるんですが、雰囲気ががらっと変わって、セピアな感じを受けました。どちらかといえば前世パートの立ち絵の方が好きかなあ。でもどっちも素敵です!
前日譚の選択画面など、システム部分のデザインもおしゃれで好みでした。





とまあ、こんな感じで。
前世モノが好きな方、大正ロマンに惹かれる方、トラウマ設定に萌える方などにオススメの一作でした。



追記にネタバレ込みの感想。