「祭りの後は少し切ない」
でも確かに楽しかった前置き。



えー、今回は、Area106(yuyak106.wix.com)さんところのフリーゲーム「Margikarman ItoA」(yuyak106.wix.com)の感想をつらつら書きますね。

実はDL時に文字化けしちゃってプレイを断念しかけたんですが……製作者様にメールでお問い合わせしたところ、快くファイル送信して下さいました。この場を借りて改めて感謝感謝。もし私と同じことになってる方いらっしゃいましたら、ためらわず連絡を取るのをオススメします!もったいないので、ね。

さてさて、ジャンルはRPG、クリアまでだいたい8時間とありますが、おまけ要素等を含めたら10時間は余裕で遊べるがっつり長編ものです。
幽霊となった主人公が、様々な人と共に未練を解いていく――。幽霊とはありますが、ホラー要素はまったくなく、むしろ楽しく切ないお話です。夏休みの終わりや、下校時刻の夕暮れがぴったり合う作品になっています。



というわけで、特徴を挙げていきますと。




・テンポよく爽快なバトルシステム

ターン経過で溜まるポイントを使うと、ドカンと一発強力なスキルをぶちかませます。この爽快なこと!
基本は普通のRPGと同じバトルシステムなんですが、固有のスキルとは別に装備でスキル調整ができたり、行動回数が増やせたりすることで、戦略性がかなり広がっています。要は、ザコ戦も楽しい!レベル上げ楽しい!そんなゲームでした。
詳しいキャラのスキル編成等はまた追記にて……。
バトルだと声入りっていうのも燃える展開です。



・過ぎた猶予はなかなか取り戻せない

HPが猶予という単語になっているのも注目ポイントです。キャラによって最大猶予が違うのも暗喩的で面白いですねぇ。
回復アイテムはたくさん手に入るものの、絶対的な回復量が少ないのもまた。こう書くと鬼畜ゲーになりそうなもんですが、難易度選択や最大値の多さのおかげでそう難しくは感じませんでした。
レベルもカルマと言い変えてあったり。ちょっとしたパラメータも言葉を一つ変えるだけでこんなにストーリーに絡められるんだなあ、なんて。感慨深いです。



・豊富なサブイベント

サブイベント多めなのに加えて、時間制限がほとんどないんです! 商業RPGによくある「○○月までに××する」系のイベント、実は私すっごく苦手でして……。見ようと思えばいつでも回収して見られる、っていうところがもう、有難いのなんのです。
イベントもキャラクターによって色々思わされるものでねー……。電車での遠出はそれこそ夏休みみたいで、すっごく楽しかったです。ちなみにキャンプのペアは迷いなくぞうさんを選びました!
NPCの台詞も連載みたいに面白いのが多くって、探索が冒険みたいに感じました。楽しい楽しいすりぬけライフ!!



・現代風な英語、盆を思わせる旧暦

各話の始まりである「卯月」等の旧暦や猶予といった言い回しは、日本古来の幽霊な雰囲気を出しつつ。バトルの演出や音楽、マップ選択は、英語で今風に。だけど世界観は一貫していて、とても入り込み易い。この調整が上手いなあと感じました。
なんだかすごく、“今”の日本らしいなあ。
マップ選択の時のシャッター音が好きです♪



・レッツゴーストトーク!

キャラクター同士のちょっとした掛け合いが見られる、ゴーストトーク。まさかの40個以上にはびっくりしましたが、コンプリートしてみるとまだまだ欲しかったなあなんて、切なさのあまり欲深なことを考えちゃいます。
本棚でふっと手が滑ってエンター押したら発見できて、むっちゃびっくりしました。「ここにまで!?」っていう。これも探索が楽しい理由の一つかもです。
しっかし葵生ちゃんは天使やでぇ……。



・ラスト
涙止まらぬ感動。ああいう熱い展開好きです。



・クリア後のお楽しみ
クリア後も楽しめる、後日談まで遊びつくせる作品です。
愛海の表情やキャンプ地で泣きそうになったのは私だけではないはず。



とまあ、こんな感じで。
ストーリー、システム、グラフィック、演出。どれをとってもハイクオリティな作品でした!!
明るく切ない作品をやりたい方、夏休みが終わりそうな方、懐かしのあの日に戻ってみたい方にオススメです。

ぞうさんは好きです、でも緑髪の青年も一推しです!




追記では裏ボス撃破時の構成とか。