ちょっと聞いて下さいますかそちらのお方。唐突な自分語りですけれども。
そもそも、私がヤンデレ好きになった原因は浜崎あゆみさんの「BLUE BIRD」だったんですよ。

多感なお年頃だった当時の私は、今みたいに決まったアーティストさんの曲ばかり聴くのではなくて、色んなジャンルの色んな曲を聞こうとしていた。根暗にしては珍しくMステとかも見ていた。今は見ていないがDECO*27さんだけは見た。余談である。
で、まあとりあえずMステで出会った一曲なわけだが。


この、浜崎さんの曲の歌詞にですね。
「『もしも傷を負ったその時は 僕の翼を君にあげる』そういって君は少し泣いた」っていう部分がありまして。なんかそのフレーズが凄くびびびっと来まして。翼を渡された側の“君”はこの後どうなっちゃうんだろーとか、ずいぶんと“僕”は身勝手だなーとか、ありがちな考えを働かせていたわけですよ。
そして、何がどう発展したのかいまいち自分でもわかりませんが、これってかなり歪んでいるなあと思ってしまいました。はい。

いやだってね、他人に自分の一欠片を差し出せるほどの愛って怖くないですか。一瞬、いらないよ君の分なんだから大事にしてよ、って言いたくなりそうなくらい。私は怖かった。とてつもなく怖くて一回泣いた。

健気なんだよね。うん。純粋さは痛いほどに伝わってくるんだよ。そこら辺は理解できるんだ。でも、そこから自分を切りだして捧げるに至るまでの過程を考えたら凄い怖いと思う。いや、何がどう怖いのかと言われると説明に困るのだけど。考えるな感じろ。みたいな。


ただ単に足りない部分を補ってあげるみたいな歌詞だと捉えれば良いんだろうけど、なんでか当時はそういう風な考えが思い浮かばなくて、勝手に妄想して勝手にぞぞっとした。んで、ハマってCD買った。
浜崎あゆみさんはあんまり詳しくないけど、それだけは今でもお気に入りの曲です。


つまり何が言いたいかと言うと、健気系のヤンデレが好きです。トラウマ?ではないと思うんだけど……。いまいちよくわからないにせよ、その経験が関係して好きになっているんだろうなあってのは確信している。うーん、自分のことだというのに要領を得ない。

怖い≠嫌なんだよね。かといって怖いから好きというわけでもなし。複雑だなあ。
色々ぐちゃぐちゃ考えながら寝ます。