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フリーゲーム「レグルスの箱庭」感想

「一度火がつけば皆、巻き込まれるしかないって」
もう誰も止められない前置き。



えー、今回はSUGAR STAR(sgst.x.fc2.com)さんところのフリーゲーム「レグルスの箱庭」(sgst.x.fc2.com)の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
鬼畜王ラ○ス風、恋愛要素ありの国取りシミュレーション。攻略対象は女の子5人と男の子1人。初回はけっこう難易度高めですが、二週目からはチートなくらい楽になります。

全エンドを見るために結局10周しました。いやあ長かった!

SGSTさんの作品は、鬼畜なランダム要素で有名ですが、この作品はまだ易しい感じでしたねー。兵力と金集めが完全ランダムですが、それらが出てくる確率も高めみたいですし。
さて、そんなわけで、とりあえず魅力を語っていきましょう。




・可愛いイラスト

萌え系の可愛いイラストや立ち絵が多くて、好みに合う人はそれこそキャラ萌えだけでも楽しめるんじゃないかなーと思います。途中挿入のCGや、起動画面、特殊敵グラフィックも凝っていて、ビジュアル面では大満足でした!
戦闘中のミニキャラも可愛いです。あいりん可愛いよあいりん。


・鬱展開多めのストーリー

だいたい3国くらいと戦うことになるんですが、どの国もメインイベントがけっこう精神的に抉ってくるストーリーです。サブイベントも鬱展開が多いです。愛憎劇も楽しめます。素晴らしいね!!
戦争ゲームでありますから、暗くなるのはまあ当たり前だよなーと思いますが。
男の娘混じりの三角関係だとか、姉妹愛と嫉妬とかの、人間関係的などろどろも楽しめます。ほんわかしたグラフィックとのギャップがまた心を抉ってきます。好きです。初プレイ時はあっさり衝撃的な展開がやってくるもんでぎょっとして何度も手が止まりました。
ドロシー可愛いよドロシー……


・領地拡大、選べる仲間

とにかく仲間が多く、敵だろうが味方だろうが異邦人だろうがじゃかじゃか仲間に出来ます。その数なんと35人。しかもみんな個性的でキャラ被りも無いときた。万歳。
仲間にする条件も色々で、初回で全員を仲間にするのは到底無理なほどなんですが、それでも周回プレイの楽しみがあって良いです。広げた領地で知らない子と会った時は嬉しくって嬉しくって。あの子も可愛いこの子も素敵、みたいな。よりどりみどりです。
前作「箱の中のネコ」をプレイ済みならキャラ達のその後が見られてさらに良い感じです。
さらに、戦闘での隊長を特定の組み合わせにすると、まれに必殺技が見られます。仲が良かったり共通点があったりする二人を隊長副隊長に設定すると、特殊なコンボ技や会話も見られてお得。ソルジャーとウィリアムには何度も助けられました。


・多数のキャラ別エンド

特別なエンドが見られるのは、既に述べた通り6人分。それぞれ、ミニイベントが豊富です。スチルもあり、いやあ周回プレイがはかどりますね!
好感度の都合上、セーブデータをとっておいて後から回収、というのは難しいため、それなりに時間はかかりますが……。それでも、2周目以降は戦闘が格段に楽になるので、キャラ萌えさえあればやっていけるボリュームです。



・豊富なおまけ

設定やおまけ漫画、あとがき、スチル閲覧、OP鑑賞、などなど。
中でも注目したいのはSSと幸・不幸モードです。
SSは5つほどあって、どれもキャラクターの個性を掘り下げてくれる魅力的なお話。このおかげでアザセルが大好きになりましたねー。悪堕ちひゃっはー。
幸・不幸モードはその名の通り、各キャラクターごとに条件を満たすと、幸せな時と不幸な時の一言メモが追加されます。「世界を救えた」「世界を救えなかった」みたいな感じですね。キャラによっては予想外な一言がさらっと書かれていて衝撃的。これをコンプするのもまた楽しみの一つです。
私は、流名と凪の幸モードがめちゃくちゃ苦労しました……。流名は加入が遅いうえ条件技がランダムでなかなか出てくれないし、凪は魔人戦が始まっちゃうとイベントが起こらないし。凪はこの魔人戦始まるとアウトってのがわからなかったもんで、何回もやり直しました……。でも良いんだ、かわいいから!





というわけで、魅力的だなーと思ったのはこのくらいですね。
あと、一応、難点も挙げますと。



・当作者様恒例ランダム要素

はい、もう慣れたランダム要素が相変わらずこちらを苦しめてきます。
といってもこの作品でのランダム要素は、
初回プレイでの財力や兵力の増強
K&にーにーの出現フラグ
隊長副隊長の必殺技
くらいなので、まだまだ楽な方かなーと思います。



・既読スキップなし、戦闘スキップなし

システム面での不備はこれまた作者様恒例ですが、一応。
うっかりミニイベントをスキップして見直すためにリセットすることがしばしば。周回プレイ中も気が抜けません。既読スキップのみにするか、ログ表示があってくれれば楽だったんですけれども。
あと、周回プレイをするともう戦闘がワンキルになってボタン押すだけの作業になってしまうので、戦闘スキップも欲しかったですねー。



・個別エンドの条件厳しめ

個別エンドやミニイベントの条件が厳しめなので、攻略を見ないと絶対に辿りつけないと思われます。ですので、自力でフルコンプを目指したいドMゲーマーさん以外は大人しく攻略とにらめっこするのをお勧めします。
攻略ページはサイトの紹介ページにリンクしてあるので助かりますねぇ。
あと、一歩間違えるとイベント見逃し、というパターンが多いので好感度はしっかり管理しましょう。
ノーマルエンド条件の忘却の森は、フォーサイドを制圧しないと買収できませんのでご注意を。これを忘れていたもんだから、初めのうちは無駄にターン消費してゲームオーバーになってましたw






こんな感じで、システム面での欠点はわりと目立ちますが、ストーリーやキャラ面では最高と言っても良いくらいお気に入りです。
キャラ萌えやコンプ燃えを楽しめる方、よくわからんけど可愛いグラに惹かれた方、鬱展開やヤンデレがお好きな方にオススメします!


追記ではネタバレありの感想を書きますね。
興味ある方は右下moreよりどうぞ。



同作者様の他フリーゲーム感想記事↓
「箱の中のネコ」(mblg.tv
「ERR.」(mblg.tv
「悪魔の花嫁」(mblg.tv
「フルムーン・プリンセス」(mblg.tv
「歌恋」(mblg.tv
「MELTY HEAVEN」(mblg.tv
「ハーレムマスター」 (mblg.tv
「学園KING鈴木」(mblg.tv
「学園女神」(mblg.tv
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フリーゲーム「フルムーン・プリンセス」感想

「彼女の幸せを彼は盲目に守り続けたのでした」
かといって幸福ではない前置き。



えー、今回はSUGAR STAR(sgst.x.fc2.com)さんところのフリーゲーム「フルムーン・プリンセス」(sgst.x.fc2.com)の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
お花を育てつつお城の人達と仲良くなろう、みたいなほのぼのシミュレーションです。アイテムを集めて、デフォルメキャラの着せ替えも楽しめます。

過去作のキャラクターが何人か出てきますので、ファンには二度美味しい仕様。「悪魔の花嫁」が直結して関連するゲームですかねぇ。オディールが可愛くて可愛すぎるので是非こちらをプレイしてからチャレンジするのをオススメ致します。感想記事は下にまとめておきますね。



・綺麗な薔薇は誰のもの?

薔薇を育てて全部咲かせるのがこのゲームの目的です。
咲かせた薔薇は、好きなキャラにあげることができます。薔薇をあげては通ってキャラのイベントを進めていくと、アイテムがもらえたり、キャラエンドを迎えたりすることができます。

お気に入りキャラは射狗くんです!
ああいう、掴みどころのない感じと言うか、ダルデレっぽいところ可愛くて良いと思います。はい。
吹雪も照れ顔にやられました。メルローズは病んでるっぽいのが大変宜しい。
オディールは「悪魔の花嫁」時代とうって変わって、いっぱい笑うようになっていて嬉しいです。ツインテが無くなったのは残念でなりませんが、まあお母さんになったんですもんね。



・あなた好みのアゲハちゃんに育てよう

アイテムを組み合わせることで、部屋やアゲハの外見を好きに変えることができます。この辺りは同作者様のゲーム、『プラスチック・プリンセス』のシステムと似てますね。
ナース服や制服などの定番ものから、ポニーテール紫なんていう別人っぽいアイテムまで、自由度は高いです。
私としてはロング+シスター服+シスター帽がお気に入り。清純派万歳!
あっ、でも黄色好きとしては黄色に統一した感じも楽しかったですねぇ。騎士セットが黄色っぽくて驚いたと同時に嬉しかったです♪

アイテムは引き継げるので、何周もして楽しめます。
コンプリートまではしていませんが……凝り症の方は目指してみると良いかも。



・キャラごとに異なるBGM

このBGMがなかなかツボでした。曲自体も良いし、選曲も素敵。
素材元サイトを探しにいって、色々漁って聴いています。
というわけで、そちらの方のリンクもぺたり。
→white music hall(white.holy.jp)さん
特に「神秘的」カテゴリの曲がどれも素敵でした!






とまあ、こんな感じで。
グラフィックが可愛らしく、ほのぼのとした楽しいゲームでした!





同作者様の他のフリーゲーム感想記事↓
「箱の中のネコ」(mblg.tv
「ERR.」(mblg.tv
「悪魔の花嫁」(mblg.tv

フリーゲームネヴァジスタシリーズ感想

「結局君の本性はどれ?」
自由にお選び下さいな前置きの前置き。



えー、今回は、TARHS(www.tarhs.com)さんところのフリーゲーム「四月の魚〜Poisson d'avril〜」「THE FOOL」「Nの食卓」の感想をつらつら書きますね。一部レビューっぽいかも。
まず、この作品には大元の本編、「図書室のネヴァジスタ」という一作があります。こちらはシェアゲーム。で、今回取り上げるフリーゲームはこの本編のパロディゲーム(エコノベル)、と捉えればオッケーかなと思います。

とはいえ、このフリーゲームはどれも単品で楽しめます。
ただ、登場人物がそこそこいるので事前に体験版をプレイしておくといいかも?
ちなみに私は色んな方からオススメ頂きまして、以下に紹介している通りの順番でプレイしました。これでも十分楽しめますので、早くプレイしたいって方はしょっぱなから「四月の魚」をプレイしちゃうのもありだと思います!


前置き長くなった。
では以下、各作品の感想です。
核心的なネタバレありのところは伏せ字にしています。ドラッグ注意です。
地の部分は一応ぼかして書いているつもりですが、察しの良い方はお気を付け下さい。




作品名でジャンプ↓
『四月の魚〜Poisson d'avril〜』『THE FOOL』『Nの食卓』







『四月の魚〜Poisson d'avril〜』(http://www.tarhs.com/fish.html)

[ストーリー]
惚れた女のため200万持って駆け落ちに来た男が7人集まった。
もうこのあらすじだけでとんでもなくわくわくしませんか。果たして何がどう転ぶのか、最後まで読めない展開を思う存分楽しめる一作でした。超展開と見せかけて、キャラクターの背景事情や事件の真相に関してはきちんと伏線込みの構成が組み上がっているのも魅力の一つかと思います。
コメディノベルと紹介にはありますが、中盤にはサスペンスやシリアスの要素が色濃く出ていたように感じます。桃子の境遇がけっこう生々しいので、しみじみと思わされるところもあり。桃子の彼への届けものの話はなんというか、もう、居たたまれませんね。自分の駄目さ加減を自覚しつつもやめられない感じが何ともリアル。
ただ、暗く落ち込みかけたところをすぱーーーんと明るく変えて、そしてラストまで邁進していくあの爆発力はとてつもなく爽快でした!!ご都合なところもありはしますが、そもそもコメディですし。むしろ期待する方向に話がどんどん転んでいってくれてすごく気持ち良かったです。久保谷の小悪党口調も忘れられそうにありませんw

[グラフィック・システム・演出]
演出面は、特にBGMが印象的だったかな。ラストからオープニングに繋がるテーマソングには思わず震えが来ました。システム周りは快適で、戸惑うことも無く。エコノベルとのことなのでスチルはありませんが、立ち絵の表情差分は豊かですしどのキャラの表情も個性的なので満足でした。

[エンディング]
分岐は無く一本道なので、勿論エンディングも一つなのですが。
終盤の流れがたまらん楽しかったので改めて項目立てちゃいました。
なんというか、もう、やられたー!って叫びたくなるエンドでした!良い意味で!パズルのピースが怒涛の勢いで埋まっていくのがたまらなく気持ち良かったです。
皆の言い回しも、それこそ名言集か何か作りたくなるくらいウィットに富んでてかっこいいんですよね。ふはははは、には色んな意味で涙が出ます。
あとは春人君が表に出ると申し出た時の、例の台詞に思わず堕ちました。あんなかっこいいこと言えちゃうんだもの、そりゃ数多の女性が惚れるに決まってるよ!
締めの演出もぐっときましたねぇ。語り過ぎず、あれでさくっと終わらせるのが凄い!いやー、読後感がかなり良い一作でした。







『THE FOOL』(http://www.tarhs.com/fool.html)

[ストーリー]
群像劇に近いサスペンス。ドラッグを賭けてハンドルネーム当てをする、というこれまた先の気になる展開から話が始まります。
この記事の初めでも少し語りましたが、登場人物8人とHN8人分を把握しないといけないので、このネヴァジスタシリーズに慣れていない人が初めて触れるにはちょっと厳しい作品かも。逆に、キャラクターをしっかり把握しておくと、HNを予想する楽しみや裏切られるドキドキ感が存分に味わえるかと思います。とりあえず初めの質問は全部チャレンジしてみるのが吉!
要素としては、シリアス・鬱展開が強め。自分で色々考えながら読み進めるのが好きな方にオススメしたい一作です。

[システム]
視点を入れ替わり立ち替わりして、断章を少しずつ読んでいくようなシステムになっています。正直、初めは取っ掛かりが分からず少し手を止めてしまいましたが……親切なACT番号による誘導のおかげでそう混乱せずに進むことができました。さりげないアプローチ、いいよね。
ほんの少しだけ難点として。私自身がキャラを把握する前に読み進めていたせいもあるんですが、キャラクターの台詞が出た後に立ち絵が表示される展開が序盤に多く、騙りもあってどれが誰か把握するのが大変だった覚えがあります。でも、繰り返しになりますが他の作品をプレイした後ならすんなり受け入れられると思いますのでご安心を。
しかも、現在はボイスつきのシェアウェア版も出ています。なのでこの問題は解消済み。きっちり腰を据えてやりたい方は是非手をつけてみてくださいませ!
あと、ポイントとしてはクリア後の登場人物紹介ですね。ああやってプレイヤーにアクションを要求するの、大好きです。


[ネタバレ]
以下伏せ字でHN当てのネタバレです。
とりあえずACT3まで読んだ次点での予想と答えが合っていたのはKただ一人でした……。評価を頂けるなら、もうすこしがんばりましょうになるかしら。エイプリルもなー、初めの予想を変えなければ合ってたんだけどなー。ぐぬぬ。
実は情報が増えても推理を立てなおすことをせずにのんびり読んでしまったので、終盤は大混乱しちゃいまして。これはもったいないということでもう一周したところ、色々と伏線も楽しめました。結果オーライ?なんて。
一周目が終わった時は、エイプリル視点と消去法を除いて正攻法でエイプリルを見分けるにはどうすればいいんだろうとちょっと悩んだのですが。チャットログの「ケット・シー:あやしいね」「エイプリル:wwww」を思い出して、なんとかHN当てもクリア。いやー、ここ、騙されました。私もエイプリルと同じ側の人間だったようですw
で、2周目になると「テストに出るよ」とか「疑いを晴らす言葉は?」とか、かなりのヒントがばらまかれていることに気づいて感嘆しました。もっと神経を研ぎ澄ませて読めば良かった!
はー、しっかし、トンでる時の白峰は色っぽくて素敵……。
クリア後に出てくる簡略説明だけ読むとミルクがすごく裏目に出てて切ないですね……。

伏せ字終わり。






『Nの食卓』(http://www.tarhs.com/N.html)

[ストーリー]
中世ヨーロッパふうの世界観と、吸血鬼に近い存在ネヴァジスタ達が繰り広げるダウナーな悲劇作です。「彼らは終焉を手にすることが出来るのか?」と公式サイトのあらすじにあるように、全てが終わりに向かって走っていくお話になります。鬱展開好きの方、朗報です。
それぞれの視点で話が進んでいき、最後に丁寧に畳まれるあの構成力は素晴らしかったです。視点が変わってもメインはペアなので読みやすくて助かりました。
キャラの名前は漢字のままなので、少し場違いな感じがあるなーというのが一点だけ。しかしながら、それを補って余りあるほどの退廃的な雰囲気や、葛藤と諦念に揺れ動くキャラクターの様を楽しむことができました。

[BL的な萌え]
この作品自体はBLではありません。が、原作『図書室のネヴァジスタ』が女性向けということもあり、遠慮なく腐萌えをしたので、そのポイントも書き散らしておきます。見たい方はドラッグ反転で以下どうぞ。
茅と咲の二人が、とても、とても切なかったですね……。人外×人間もので、人間が不死をお断りするパターン自体はよくあると思うのですが、その理由が優しさの話に繋がるというのが新しくて、心に染みました。毒気のない茅はなんというかすごく可愛らしいので咲と合わせて可愛いMAXだなって思いましたお花畑。
白峰×辻村は今度すれ違い美味しい感じでたまりませんでしたね。茅の騒動の後、白峰が咲を言い訳にせず辻村の怒りを黙って受け入れていたのがすごく印象的でした。この辺りも彼の持っている諦めというか身につけるべくしてついてしまったネヴァジスタ特有の無関心さが見え隠れしていて大変切なかったです好き。
槙原と津久居も、なまじ信じるに足るだけの悪役っぽさがあっただけにあのラストは衝撃的でした。ある意味因果応報と言えなくもありませんが。槙原は誰かを信じたり誰かに手を差し伸べたりしない限り一生ああなのだろうなと思わせられました。ネヴァジスタに一生というのも変かもしれないけれど。他のネヴァジスタが「寄り添いたいけれど壊してしまう孤独」みたいなものを感じているのに対して槙原の孤独の種類は違う感じがします。
石野さんはなんというかずるい人ですね。いい。あのずるさがいい。好きです。
最後の最後に序盤に帰り、結局何も変わらず続く……あの締め方も、ネヴァジスタの永遠がひしひし伝わってきてたまらなくなりました。

以上伏せ字終わり。

[グラフィック・システム・演出]
この作品は特にタイトル画面や起動画面のデザインがお洒落で、見ているだけでどきどきしました。クリア後に起動画面が変わるのもさりげなくかっこいい、
シーン切り替えで出てくる薔薇もシンプルながら素敵です。
やはり一番の見どころはおかっぱステータスですかね。

[一言]
退廃的な世界観や、人外×人間、カニバリズムネタ(グロ描写はありません)などにピンとくる方にオススメです!

フリーゲーム「悪魔の花嫁」感想

「我と書いてオレと読むのか?」
単純にワレだった前置き。



えー、今回はSUGAR STARさん(sgst.x.fc2.com)ところのフリーゲーム「悪魔の花嫁」(sgst.x.fc2.com)の感想をつらつらと書いていきます。一部レビューっぽいかも。
ジャンルは育成ゲーム、プレイ時間は“運が悪ければ”6時間くらいかな。さらっと1時間くらいで終わった人もいるはず。


そう、運。
このゲーム、キーアイテムを手に入れるとノーマルエンドと恋愛エンドが見られる仕様です。このキーアイテムが曲者でして……。取得条件が確実に運任せなので、根気強く頑張るくらいしか突破口がありません。リセットを何十回繰り返したことでしょうか。
さすがにストーリーに関係ないおまけアイテムまで集める気力は残っていませんでした…。

救いは、同作者さんのゲーム「人工女神」と違ってリセット繰り返しが短時間で済むところでしょうかねぇ。人工女神は600日過ぎても石版イベントが起こらなくって投げてしまっています……。申し訳ない……。



でもこの作品、頑張っただけの見返りはあります!!!
少なくとも私にはありました、もう大満足でした!!
なぜか?
鬼畜エンドと言う名の、狂気・鬱展開ストーリーが楽しめるからです!

オディールのエンドがこう退廃的でスチル綺麗でなんかもう悶えました。全エンドの中で一番のお気に入り。従順な子って嗜虐心を煽りますね。お世話中のオディールの台詞もまたいじらしくって可愛くってもうたまりませんでした。かわいい。
オデットはエンドのスチルも強烈でしたが、途中のエピソードの方にどきっとしました。そしてオデットに不屈の気丈さが残っているのも素晴らしかったです。
可愛い絵柄でエグイ展開になるのは相変わらずで嬉しいです!



とまあこのように、私は特別ストライクな要素があったから楽しめたわけですけれども。
システム面の鬼畜っぷりを考えると、絵柄やキャラが好き、といった部分が無い限りはオススメできないかもしれません…。
せっかくなので、時間がある方には是非頑張ってみてほしいなーと思います。
案外あっさりアイテムゲットできるかもしれませんしね!




同作者様の他フリーゲーム感想記事↓
「箱の中のネコ」(mblg.tv
「ERR.」(mblg.tv
「悪魔の花嫁」(mblg.tv
「フルムーン・プリンセス」(mblg.tv
「レグルスの箱庭」(mblg.tv
「歌恋」(mblg.tv
「MELTY HEAVEN」(mblg.tv
「ハーレムマスター」 (mblg.tv
「学園KING鈴木」(mblg.tv
「学園女神」(mblg.tv) 

さて、追記では攻略メモっぽいことを書いておきます。
作者様のサイトにもしっかりした攻略があるので、あくまで補足めいたことだけ。興味ある方はどうぞー。
続きを読む

フリーゲームサイト「えむす」作品感想

「お盆休みだ全員集合!」
見えぬ賑やかさを楽しむ前置き。



えー、今回はえむす(sanmika.web.fc2.com)さんところのフリーゲームの感想を一気にまとめてつらつら書いて行きますね。前回の記事で取り上げたタンタルカを合わせて、これで全作プレイした、はず!
全体的な感想を先に書いておくと、攻略対象のデレ度が基本的に高めだったりほにゃほにゃした雰囲気だったりして、和まされたのが多かったです。一方で、お話自体はうす暗かったりほんのりと闇を感じる設定が見え隠れしたりして、とてもどきどきしました。
もちろん、作品によって色は異なるのですが、あくまで傾向ということで。

さてでは、以下、それぞれの作品の感想です。
一応ぼかして書くように気をつけたつもりではありますが、念のためプレイ済みの方推奨です。




作品名でジャンプ↓
『夜充』『愛と誠』『逆転シンデレラ』『靴』『けもの道』『冷たい熱』『カスタード・マスタード』『さようならの朝』『猫ノ目』『夜のまもの』『ケンちゃんを探せ!』『クラシックプレイ』『ツガイドール』





『夜充』

[概要]
登場人物は軍属で、主人公は顔グラなしでけっこう個性あり。かっこいいタイプの女性です。充実した夜を提供するゲーとの紹介から、てっきりのんびりお昼寝したりするほのぼのストーリーを想像していたのですが……なるほど年齢制限。選択肢によってはけっこうきわどいプレイもある調教ゲーでした。

[イベント・エンド]
ソフトSMな感じ、しかもきちんとサービスSとマスターMしていて実に良かったです。とことん鬱陶しがっているように見せかけて、話を進めていくと主人公のひそかな恋愛的矢印が見え隠れするのも萌えました! やはり調教には愛と信頼関係がなければ。
直接的なシーンはなく、きわどいところで留めてあるんですが、逆にそれが妄想を駆り立てられるというか何と言うか。中でも夜の街に出かけるエンドはやばかったですね。会話文と心情描写だけでああいう色気と妖しい雰囲気が表現できるのは尊敬します。
リヒダのキャラを受け入れられるかどうかでかなり好みが変わりそうかも。私はああいう狂信者っぽい子大好きなので、大いに楽しめました!

[システム・グラフィック]
起動画面にどきどきしました。しかも時々瞬きするという。ああいう乙女ゲーらしい画面は良いですね。リヒダの苛められっこかつ恍惚的な表情がたまりません。斜め上見てにやにやしてる立ち絵がツボです。スチルの方だとびっくりして飛び起きるあれがお気に入り。

[一言]
調教、軍人、ドMキャラ、病み気味なくらい一途などの要素に萌える方は是非どうぞ!







『愛と誠』

[概要]
軟禁状態から始まるほのぼの恋愛もの。主人公は顔グラなしの個性あり、攻略対象は従者キャラです。名家のお嬢様と仕え人の身分違いの恋、となるとシリアスだったり悲恋だったりが思いつくところですが、この作品はどちらかというとゆったりした監禁生活とゆるやかな恋の目覚めを楽しむ感じでした。

[イベント・エンド]
意識してない異性から添い遂げても良いくらいの恋愛対象に至るまでの気持ちの移り変わりがとても丁寧でした。天地を揺るがすような衝撃こそないものの、日常の中でふと気付くような、優しい恋の目覚めが味わえます。
あそこの心情描写すごく好きでしみじみ読み入ってしまいました。
終盤の展開は、大それたことをしている分今後が心配になるところもありはしましたが、相子さんの楽天的な性格を鑑みると収まるように収まったなあという印象です。

[システム・グラフィック]
一本道なのでエンドは一つですが、好感度が高いとおまけが解放されます。サイドストーリーで、無愛想な彼の想いの深さがわかってにやにやしました。主従は良いものだ。
スチルこそ少なめですが、頬染め立ち絵はとても可愛らしかったです。システム面もあえて言うならメニューの表示に右クリックの手間がいるのはほんの少しだけ手間ってくらいで、必要なところは全部揃っていました。

[一言]
主従、ほのぼの、秘めた恋、軟禁などにピンとくる方にオススメです。







『逆転シンデレラ』

[概要]
シンデレラモチーフのゆるゆる明るめな一作。主人公は顔グラなしで、個性控えめ。攻略対象は2人で、一途ヤンデレと捻くれ者です。シンデレラポジションはむしろ男たちで、どちらがシンデレラになれるかはプレイヤー次第といった形。

[シナリオ・エンド]
初めはエルタ視点で始まり、途中の選択肢は姫視点、時々三人称視点だけどひそかな心情描写は垣間見えるという、ちょいと混乱する構成です。また、モブキャラを思い切りメタ名呼びするので突っ込みたくなりましたw
本編自体はギャグを織り交ぜつつ全体的に明るい感じ。シリアスやバッドエンドもありますが、ほどよいところで切り挙げられるので、苦手な方もご安心です。やっぱり私はエルタ推しなので彼エンドが好きですねぇ。最後に見たのが特殊エンドだったので、読後感はかなり明るかったです。

[システム・グラフィック]
システム面で不便なところは多々あります。スキップが未読も飛ばす、オートモード無し、シナリオ回想不可などなど。とりあえず(当たり前ですが)必読は一読すべきです。
と、言ってもこの作品、ほぼ5年前のものですから多少の不便は致し方ないところもあるんですよね……。フリゲ界の日々の進歩が思われます。過去作を公開停止されて泣くのは数多のフリゲプレイヤーが経験しているかと思うので、こうして公開されているだけでもありがたい話ですね。
グラフィックはどのキャラも可愛い感じ。魔法使いさんがまさかの男性でぎょっとしました。

[一言]
ギャグ調のヤンデレや明るい作風がお好きな方向けの一作でした。






『靴』

[概要]
靴屋の彼と幼馴染と私のヤンデレ話。主人公は顔グラ無し個性控えめ。靴屋、という設定が斬新で面白かったです。靴、足、閉鎖へと連想して執着していく流れも自然でグッドでした。あとユイユの名前の響きがお気に入り。

[イベント・エンド]
ヤンデレ注意とあるだけあって、危ないエンドが多め。嫉妬から爆発の流れはヤンデレの王道ながらいいものです。ヤマトが軽率に当て馬化せず、きちんと面倒見のいいポジションを保ち続けていたのも好印象でした。善意からの崩壊いいよいいよー。
中でもエンド2が好きです。展開もさることながらスチルにやられました。

[システム・グラフィック]
前述『逆転シンデレラ』と同じ仕様なので、不便さはありますがまあまあ。
夢小説的な視点でドキドキするスチルが多かった印象です。エンド3の可愛らしい雰囲気のスチルにぞくぞくきました。エグさと見た目の裏腹な展開は恐ろしさに心躍りますね! ヤンデレ好きとしてはたまりません!
さりげなく消える目のハイライトにもご注目。

[一言]
ヤンデレ、嫉妬などなどにピンとくる方向けです。






『けもの道』

[概要]
暗殺する側とされる側の恋物語、ほんのり和風。どちらがヒロインか〜というコメント通り、お相手は大和撫子系でした。深窓のお嬢が三歩下がって男を立て……いや性別逆なんですけどもね。

[イベント・エンド]
猫の鳴き声が心に来ました。書きすぎず、あそこで留めるのは凄く上手いです。
説明口調もあるものの、短編らしく余計な設定は省いて会話文中心に進んでいくため読みやすいです。初めは頼り無さげだったヒロインが最終的にイケメンになる様は流石でしたw
猫をどうするかでぽろっと零れ出た一言も好きです。責任感大事ね。

[システム・グラフィック]
基本システム完備で特に不自由なく。エンド2つを見た後、タイトル画面に戻ってほっこりしました。ああいうのはシンプルながらもきゅんとくる演出ですよね。

[一言]
おっとりタイプの攻略対象や切ない雰囲気が好きな方向けです。






『冷たい熱』

[概要]
依存愛と横恋慕、どことなく和風。作中で明言はされていなかったけど、初めのモノローグ風な描写を考えるとやっぱりあの人は吸血鬼的な生き物なのでしょうかね。和風な雰囲気で吸血鬼ネタを持ってくるのは新鮮でした。

[キャラ・エンド]
エンディング3つのうち、幸せと思えそうなのは1つだけ。しかもそのエンドだって先に破滅が待ち受けていそうなのは覚悟済みという……。鬱展開というよりは、もの悲しさの方が強いかも。個人的には肇とのエンドがお気に入りです。どっちも報われないエンド。
エンドといえば、血が散るあれも好きです。まさかヤンデレがこっちの方だったとは。あの一言の後、また何事も無かったかのように過ごしていくのかなとか考えているとほの暗い萌えが漂ってきます。
キャラとしてはどちらも好きなんですが、深く考えたいのは肇さんの方です。紀沙への想いは恋じゃなく後悔なんじゃないかとか、考え出すとお先真っ暗な感じがして、うん。

[システム・グラフィック]
衝撃度という意味ではやっぱり血のあれが印象的。
今回も基本システムばっちりで助かりました。

[一言]
ヤンデレや献身、暗いエンドがお好きな方向け。







『カスタード・マスタード』

[概要]
冗談で言ったら本当に付き合うことになっちゃった、年上おっとり彼氏との恋愛ゲー。デレ度はかなり高めのほのぼのな一作。近所の優しいお兄さんって雰囲気に癒されました。

[イベント・エンド]
ハッピーエンドが甘々だった一方で、バッドエンドはけっこうばっさりきます。しかも先にハッピーエンドを回収してしまいまして……ほんの少しの勇気の大切さを思い知らされました。
このエンドの違いがタイトルに関係するのかな?とも思ったのですがどうなんでしょう。
付き合うのが先で自覚は後、というのは現実でもままあることかなーと思ったりもして。お付き合いって実は恋にきっかけみたいなものかもなー、なんて。

[システム・グラフィック]
上下にピンクの枠がついていて可愛らしい画面構成。スチルになるとぐっと距離が縮まってドキッとしました。
音量調整ができないのは気になったけど、初期音量は適度なので問題なしということで。

[一言]
年上好きさんや、草食系彼氏に癒されたい方向けでした。







『さようならの朝』

[概要]
一本道の短編恋愛ノベルゲー。攻略対象はややクーデレ。独特のファンタジー設定もあります。

[イベント・エンド]
説明口調はほとんどなく、時折挟まれる不穏な展開や、プレイヤーにわからないけど主人公には伝わっている会話で色々察しつつ読み進める形でした。同作者様の「タンタルカの騎士」をプレイした時も感じたのですが、こういうポンとその世界に飛び込むような感じの進み方好きです。
序盤はちょっと性急に感じたかも。けど、新たな登場人物が現れる辺りからキーリの葛藤が見え隠れして、良い具合に深まりをみせてくれました。
世界設定がかなり魅力的だったので、欲を言うなら色々と深めてほしいところです。あの村の人達は自活できるのかなーとか。なんにせよ、二人の未来は少なくとも気持ちの部分は明るくなりそうで安心しました。

[システム・グラフィック]
少なめながらもスチルはドアップでかっこいい・かわいいです。システム面も問題なし、何より短編なのでさくっと読み進められました。

[一言]
ファンタジーや、裏のある世界観が好きな方向け。






『猫ノ目』

[概要]
ちょっとおまぬけな記者のヒロインが、マイペースなおぼっちゃまに取材をしかけようとして、ツンツンの褐色従者に監禁されるお話。ノベルパートと、選択式のアドベンチャーパートが楽しめます。同じ傾向の選択肢ばかり選ぶとたまに上手くいかないことがあるので、難易度はまあまあ。でも最悪総当たりでも十分クリアできますのでご安心を。

[ストーリー]
導入で、けっこうリアル思考の物語展開なのかと思いきや、監禁後のお話は正直粗っぽいです。警察の対応や肝心の事件などには突っ込みたいところも多々ありました。恋愛重視というほど糖度が高いわけでもなく、かといってサスペンスメインにはできなさそう。
と、辛口で書いてしまいましたが、これはたぶん導入の関係だと思うんですね。ヒロインが仕事のノルマとか首とか負のリアルな話題を初めに出すので、そこから先も世知辛いリアルな世界観があるんだと思わされるわけで。序盤でもう少しお気楽な動きをしていれば、後々の展開が多少ご都合主義でもそういうものとして受け入れられていたような気がします。
あ、萌えポイントとしては如月さんの「お前」呼びが変化するところ。あれにヒロインが気付いていないってのが良いんですよね〜。その時の如月さんの反応もまた。ぐっときました! 独特の会話のテンポもマイペースさがよく出てて面白かったです。目指せクラゲにはふふっときました。如月さんは深窓のおぼっちゃまと思いきや、けっこう口調が粗っぽいのもまた、きゅんときましたねぇ。大人しそうな外見に反するお前呼びがこう、ギャップ萌えでした…!
水沢さんの方はストーリー展開がドラマチックでしたねぇ。王道少女漫画系が好きな方はがっつりストライクなのではないでしょうか!ラストでは、ツンケンしてた彼がここまで気を許してくれるとは、としみじみしてしまいました。
一番驚いたのはヒロインの年齢かも。

[システム・グラフィック]
エンド数は3つとありますが、これに途中退場のゲームオーバーは含まれません。エンドに辿りついたらきちんとendという表示が出るので気付きやすくはありますが、もしこれからプレイするならエンドをうっかり勘違いしないようご注意を。
攻略メモとしては、序盤は壁→壁で如月ルート。部屋→人呼びで水沢ルート。中盤は部屋4連続で如月ルート。ここ→ここ→部屋→ここで水沢ルート。それ以外で中庸ルートです。
立ち絵だと実は、変装中の水沢が一番好み。もちろん黒髪な彼も良いですが、金髪も想像以上に似合っててかっこよかったです。 あとグラフィックとしては、憂い顔のスチルが多くて眼福でした。

[一言]
脱出ゲー、マイペース、ツンデレなどにピンとくる方向けです。




『夜のまもの』

[概要]
夜の魔物にビビりつつショタと仲良くするゲー。攻略対象のデレ度はけっこう高めで、反応もわかりやすいので難易度は易しいかと。
ヒロインはうっかりさんで寂しがり。一番欲しいものに限ってなかなか言えないっていうのにはかなり共感しました。憧れって割り切ってるのに周りの人からやんややんやされる辺りにも苦笑しつつ、愛され系だなーとしみじみ羨ましく思うなど。

[イベント・エンド]
バッドエンドがかなり好みでした!! ヒロインとしては幸せなんだけど、ツバメ君からして見れば切ないし、何よりどうにもやるせないあの感じがたまりません……!
第三者視点で色々見えるプレイヤーの私としては、マルコは十分周囲の人に恵まれてるのにずるい、と少し思ってしまいます。けど、だからこそお見舞いに来るカシュー達の切なさも際立つんだろうし、こう、上手いこといくはずだったものが上手いこと行かなかった絶望感が味わえて大変良かったです。
ハッピーエンドの方は期待通りに収まってくれて安心できましたねぇ。おめでとうツバメ君!きみの明日はどっちだ!w
キャラクターの髪色等にさりげなく伏線が入っていたり、ツバメとマルコのすれ違いが自然な形で起きていたりするのも良ポイントでした。
私もレディって呼ばれたい!

[システム・グラフィック]
まものが現れた時は思わず息を呑みました。スチル自体もさることながら、表示するタイミングも素敵。
この作品辺りからメッセージウィンドウにセーブロードオートの基本システムコマンドが表示されるようになって、さらに読みやすい仕様になってくれてます。
あと、omakeにひっそりとエピソードが入ってて嬉しかったです。えへへ。

[一言]
ほんのりダークファンタジーな雰囲気が好きな方やショタ萌えの方にオススメです。






『ケンちゃんを探せ!』

[概要]
幼馴染がうっかり夢の世界から戻れなくなっちゃったので探しにいく恋愛探索ゲー。
『靴』からこの『ケンちゃんを探せ!』までを公開順にプレイしていったところ、この作品がターニングポイントというか、それまでと比べてクオリティが急上昇したように感じました。いやその、こういう言い方は上から目線で恐縮なんですが、成長したなあというか。とにかくかなりびびっときました。

[シナリオ・エンド]
この作品は夢の怖いところと面白いところ、はちゃめちゃで笑えるところと起きられない怖さや現実のあやふやさ、良い具合に両方を出してくれていました。元々夢をテーマにしたものが好きっていうのもあるんですが、両極端なものを持ってきているのに世界観は一貫できているのが魅力だったかなーと思います。
一気コールに変化していくキス煽りには爆笑しましたw やられたわー。
好きなのは例に漏れずバッドエンドです。堕ちる感じがとてつもなく萌えます。
好きな扉はやっぱりピンクの扉かなあ。魔王様の四苦八苦してる感じに萌えました。

[システム・グラフィック]
ハッピーエンドに行くためにはたぶんパーフェクトで扉を開けていかないといけないので、やや難易度高め。夢の内容がリンクしてる扉さえわかれば少しは楽になるかも? この辺りのヒントの出し方というか、「あっルート入ったな」ってわかるような文章の組みいれ方はお見事でした。
何より感動したのがおまけの回想でそれぞれの扉の夢をチェックできること! 嬉しい、これは実に嬉しい。再プレイする時はたいてい「あのエピソードが見たい」って気持ちでやることが多いので、エピソード回想はありがたいです。
ケンちゃん診断もふふっときました。私は恋人ケンちゃん!


[一言]
幼馴染、両片想い、パラレルワールド等にピンとくる方におすすめです。






『クラシックプレイ』

[概要]
使用人のヒロインが叶わぬ片思いにもやもやする切ない系ノベルゲー。攻略対象には既に思い人がいて、しかも病んでしまっているという、なかなかに障害の多い相手ではありますが、だからこそラストは感動ものです。

[シナリオ・エンド]
他のゲームで、病みエンドの結果統一朗様のようになるパターンは何度か見たことがあるのですが、むしろそこからが始まりという今作のパターンは初めてでどう収束をつけるのか気になったところもあり。一本道ということもあって、一気にプレイしてしまいました。
結果としては大満足。初めは真実を告げる名々子の言葉も届かなかったのに、まさか二回目の爆発でああなるとは。この一回遠回りするやり方が話に味を加えてくれているように感じました。
統一朗様がゴンさんに呟くように質問するシーンがとてもお気に入りです。なきそう。
届きたいのに届かない、なまじ自分とかすっているからもどかしい、もう!そんな名々子の傷つけたい衝動にはものすごく感情移入できたので、やはりあの転に当たる部分の展開はとても印象に残っています。すき!
あとは、気絶した時の「もしや自分もあんなふうに……?」な展開が不気味でぞくぞくしました。大丈夫だろうと思いつつも心配が拭えないこの感じがまた、良い味出してます。
ラストできっぱり言い切らないところも、想像の余地があって面白かったです。穿った見方をしたいならそうもできるという。この作品ばかりは鬱展開好きの私も素直に見たいところですけど、ね。

[システム・グラフィック]
統一朗様の瞳が全編通して印象的でした。あのぼうっとした感じの大きな瞳が、見ているのに見られない、な本筋を表しているかのようで素敵だなーと。
終盤でやってきた統一朗様が凛々しく見える一方、泣き顔は想像以上に可愛らしくてギャップ萌えでした。あの顔面ぐっしゃぐしゃな感じが、うん。
システム面は少々難あり。音量調整機能がついてくれているのは有難いんですが、特定の場面でデフォルト(最大音量)に初期化されちゃうんですよね。なのでイヤホンプレイはオススメできません。
それ以外は特に問題も無く、スムーズに読み進められました。

[一言]
主従、片思い、嫉妬、などにピンとくる方にオススメです。





『ツガイドール』

[概要]
ウディタ製の探索要素ありADV。監禁されている女装少年を救うべく動物たちとやんややんやしながら毒草を摘むお話です。性別倒錯系、性転換、TSFなどにピンとくる方はやって損無しだと思います。といってもアナベルの内面はしっかり男らしいので、男女ものがお目当てでも楽しめる一作かと。

[イベント・エンド]
とにかくアナベルのデレ具合が最高に好きです!!!!
元々他者ツン自分デレな感じの極端な態度差が見えるキャラに萌えるというのもあるのですが。初めの無愛想な感じから徐々にデレてくれるのを楽しめるのがもうなんというかもう萌えますね……! 「君には優しくしてる」「ルペンソンがきみの名前を呼ばない」の二つの話題が特に萌えました、たまらん!
お花飾ってくれるのもさりげなくきゅんときました。
エンドに関して、全クリまでは正直かなり難しかったのですが、ED1でのあの立ち絵は今までの手間が吹き飛ぶくらいに素敵でした。まさにこのために頑張ったと言っても過言ではない……! 欲を言うならED3にも後日談的なものがあれば見たかったところですが、スチルが見れるだけでも涎ものですものね。
動物たちの会話もこまめに変わるのが楽しかったです。山本大五郎はずるい。

[グラフィック]
グラフィック面に関してはアナベルの生き生きした表情が見れたので大満足です。表情差分だけでなく、立ち絵のポーズまできっちり変わるのが素晴らしい。ウジ虫を見るような表情のあれと、憂い顔の斜め下向きポーズのがお気に入りです。
キャラのドットも自作で、珍しい等身の可愛いキャラ達を楽しめました。

[システム・攻略]
一方システムは、その、けっこう難があります。
攻略的な難易度が高いのは同人ゲーあるあるなので良いとして、毒草イベントがほぼ強制で起こる一方で取り返しのつかない要素が多いのが難点です。
結論としてはやっぱりツガイ草関係が自動使用なのがややこしくなってるんじゃないかなあと思います。自分に対してツガイ草使う時いっぺん見逃したら二度と飲めなくなるあの仕様も、アイテム欄から使うコマンドが出るようになったら何とかなるのではと。あとはアナベルと話す時にメニューコマンド的なもので「毒草を渡す」「ツガイ草を調合してもらう」「お話する」みたいなのさえ出せば、やりたい行動ができないもやもや感はなくなるのではないかな……。
アナベルの部屋でうっかりダッシュボタン押すと以降ダッシュ不可になる仕様も厳しい。
広場で音楽変更は嬉しいですが、わざわざそっちへ足を伸ばす暇があったらその間に草むしる方が早いわけで、どうせならあの屋敷→庭の間にある無音のスペースにあの子たちがいてくれれば通り道なのになあとも思ったり。……いや、屋敷のすぐ傍でマンドラゴラが歌ってるのは恐ろしいか。
まあ、これらの仕様にどの程度手間がかかるのかわからないのと内部システム事情がどうなってるのか知らないから言える偉そうな要望なんですけどね。悪口のように見えてたらごめんなさい、違うんだ、アナベルくんめっちゃかっこいくてめっちゃ可愛いからシステムもうちょっと改善されればよりよき一作になるのではと勝手ながら願望を抱いてしまう面倒なファンなんだごめんなさい……!
セーブポイント3姉妹の発想は素敵だと思います!!あれすごく好き!かわいい!主要システムを動物達が担ってる発想は大好きでした!


[一言]
色々書きましたが多少高難易度でもくじけずできるタイプの方で性転換やツンデレ女装少年等にピンとくるなら是非にやってほしい一作です……!攻略情報については公式サイトのmemoメルフォレスを覗くのもオススメ。





とまあ、こんな感じで。
どの作品も楽しくプレイしましたが、個人的には、「クラシックプレイ」「夜充」「ケンちゃんを探せ!」をオススメしたく思います!






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「タンタルカの騎士」(mblg.tv
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