フリーゲーム「迷宮踏破K」感想

「行くべきか行かざるべきか」
むしろそれ以外に道などない前置き。



えー、今回はふらむにっき(flamme.blog56.fc2.com)さんところのフリーゲーム「迷宮踏破K」(flamme.blog56.fc2.com)の感想をつらつら書こうと思います。例のごとくレビューっぽいかも。

ウディタ製のキャラメイクありなローグライクゲームです。
ストーリーは全くと言っていいほど無いですが、自分設定でのパーティメイキングやダンジョンのさくさく具合を考えると、むしろ良い感じに余計な要素を削ぎ落してあるように思います。


というわけで、さっそく魅力を挙げてみると。



・プレイヤー好みにとことんキャラメイク

ローグライクに欠かせないのがキャラメイクですよね!
まず顔グラから。この作品では豊富な数の顔グラが初めから用意されています。しかも、絵師さんは他のウディタ作品でよく見かける方ばかり。ウディタゲー好きって方には嬉しい仕様です。
自分でお絵かきしたり、フリーアイコンをお借りしたりして、オリジナルな顔グラでキャラメイクすることもできます。グラフィックの入れ替え方も配布フォルダに入っているので、わかりやすくて助かりました〜。

それと、驚いたのが台詞部分。自分で好きな台詞を、1キャラにつき4種類設定できます。勝利時とか逃走時とか。この手のキャラメイクゲーはどうしても定型文ばかりなイメージですが、この作品に限っては自分で考えた台詞を言わせることができて大満足です。
やろうと思えばとんでもない台詞も設定できるっていう……えへへ。このおかげで、マイパーティの妄想がはかどりました!




・外見だけでなく内面も

スキルも自分で取得するものを選ぶことができます。世界樹のスキルツリーをイメージするとわかりやすいかな?
ガンナーのブラッディレインとアークメイジのメテオが使いやすかった印象です。こういう、どれを取ろうか悩めるのって楽しいですよねぇ。
ステータスも自分で配分していくシステムです。力・魔力に極振りはロマン。こっちは振り直しができるのも有難かったです。




・前進or後退

マップがありません。選択肢は進むか戻るかのみ!シンプルイズベスト。
私、ローグライクのゲームって大抵迷って力尽きちゃうんですよ!! マップがあってもほら、一人称視点だとどっちを向いてるのかわかりづらくて苦手で……。
でもこのゲームは横道や脇道がないので迷う心配なし。すっごくプレイしやすくて助かりました。ランダムで宝箱や敵が出てくるので、単調にならずに済むのも魅力です。
宝箱発見時などの対応をオートに調整できるのもさくさくプレイの後押しをしてくれます。



・他プレイヤーからの助言

プレイ中、オンラインで、他プレイヤーの書き残したメッセージをランダムで見られます。時にはボス攻略のヒントが書かれていることも。前述の宝箱オート化はこのメッセージで気づいたクチですw
もちろん、自分がメッセージを残すことも可能です。キャラになりきるもよし、自分の想いを綴るもよし。案の定私もひそやかに名前を書き残しています。ふふふ。



・どこまでも続くクリア後

スタッフロールの後、おまけダンジョンが解放されます。これがまたすさまじいボリューム……。ダンジョンへ真摯に淡々とどこまでも潜っていけるゲームです。私はエンディングにあったヤツと再会した辺りで一度冒険を中断しましたが、本当、どこまで続いてるんでしょうねぇ。
BGMや雰囲気も良くて長くプレイするのに最適です。





とまあ、こんな感じで。
難易度もほどよく手に汗握る感じで、ちょくちょく思考錯誤しつつも楽しく突き進むことができました。
キャラメイク好き、ダンジョンもの好き、うちの子創作大好きって方に強くオススメする作品です!

フリーゲーム「白い殺意」感想

「アレをこう、あの、どうこうして、たぶんお前がやったんだ!」
雑な前置き。


えー、今回はふぁるこむさん製作のフリーゲーム「白い殺意」(www.silversecond.com)の感想をつらつら書きますね。例のごとくレビューっぽいかも。

第5回ウディコン参加作品で、エントリー番号は35です。ジャンルは推理ノベルゲーム、プレイ時間は1時間ほど。しっっっかり考えて真相をあきらかにするのが目的ではありますが、詰まった人用のネタバレ回答も同梱されている親切設計です。




・本格推理ノベル

ウディタでノベルゲームって作れるんですね!!そこにまずびっくりしました。
それこそミステリ好きには嬉しいゲームなのではないでしょうか。いかんせん私は有名作すら読んだことない素人ですが、それでも問題なく進められます。
肝心の推理パートは、選択肢ではなくまさかの自力で答えを入力するシステム。これに関する作者さんの意図や挑戦状も書いてあったので、ふむふむ面白い試みだなあと思いました。色々考えつつやったんですが、うーん、残念ながら自力クリアはできず。が、新鮮で楽しかったのは確かです。
「おーなるほどー!」といったあのすっきり感は、やはりミステリならではってやつなんでしょうかねぇ。



・見栄えの良い立ち絵

横から立ち絵がぬるっと出てくるのでこれまたびっくりしましたw
登場人物には全員に立ち絵があります。これって意外と珍しい。おじさんやDQNなど、キャラの描き分けもばっちりされていてクオリティは高めです。萌ちゃん可愛いよ萌ちゃん。
あえて言うなら、ショッキングな場面でもキャラの立ち絵がそのままで笑顔だったりするのが違和感ありでしょうか。まあでもあの人数分を増やすのは大変でしょうし、事件の時のシルエット演出などはどきっとしたので、十分です!



・システム面もなかなか

スキップやクイックセーブロード、ウィンドウの透過具合など、調整がしっかりできる嬉しい仕様です。ただ、オートモードがないこと、画面上で放置するとポインタが消える仕様は不便でした。両方合わせてプラスマイナスゼロかな?



・疑心暗鬼な濃いキャラクター

DL時点で犯人当てが必要だと言うのはわかっていたので、腰を据えてプレイし始めたのですが。
もう、あっからさまに怪しいキャラがいっぱいいるんですよ!w
何が事件に続くのかとどきどきしながら、「なんか怪しい」と「証拠が無いから推理せねば」を繰り返しつつ進む、あの思考錯誤とハラハラ感がたまりません。
動機は少し意外でした。キャラ同士の関係性もさらっと流されます。でも、目的はあくまで犯人当てなので、まあそんなもんかなーと。変に余計な情報があっても混乱しちゃいますしね。





とまあ、こんな感じで。
タイトルの「白い」というのはどういう意味を含んでたんでしょうねぇ……。現場にあったアレだとするとちょいとお恥ずかしい? やっぱりこれもミステリ系の元ネタがあるんだろーなあ。

コンパクトにまとまっているのでプレイしやすく、推理もブレなく楽しめる、良作だったと思います。ミステリ好きさんはちょっとした腕試しに、そうでもないけど興味がわいた方はネタバレも楽しむつもりで、やってみてはいかがでしょうか。

フリーゲーム「人間ぐるみ」感想

「一番恐ろしいのは普通に狂った人間だ」
下手な幽霊より恐怖の前置き。



えー、今回は、終止音(finalis.hotcom-land.com)さんところのフリーゲーム「人間ぐるみ」(finalis.hotcom-land.com)の感想をつらつら書きますね。

この作品、大変好みであると同時に、どう形容したら良いのかわからず困りました。
シュールレアリスム。不気味にポップ。少し不思議系。洒落怖。星新一・阿刀田高などなどに代表されるSSS風。みたいな感じの、短編集ノベルゲームです。直接的なグロはないけれど、不気味な落ちや、気づくと怖い落ちが多いです。頭のおかしいキャラクターたちが織りなすブラックユーモアとでも言いましょうか。それでも、こう、明るいんです。すごく明るいんです。終わり方も愉快なんです。何なんでしょうこれは。

とりあえず、ノベルゲーム、プレイ時間は1時間半くらい。掌編がつまっているので、空いた時間にプレイするにはぴったりです。



魅力的な点としては、



・比企のキャラ
よしかずと比企、男子高生二人で、困っている人を助けに行こうというのが大体の主旨です。この比企くんのキャラが大変良くてですね。理路整然とすれ違ったような会話をする、独特な子です。リズミカルにおかしい会話にすっかりほれ込みました。


・豊富な小話
きちんと数えてはいないんですが、10を軽く超える量の短編が収録されています。これがどれも印象に残る凄い話ばっかりなんだな。
よしかずを呼ぶ男の話が最高に怖かったです。話としては些細なんですが、時々思い出してぞっとする日常感があります。


・個性的な非個性的キャラ
キャラの立ち絵もでますが、ほとんどはシルエットです。だというのに、キャラが強烈です。シルエットを見ただけで、あの話の人か、と察せられるくらいには個性的です。ゆえに、個性的な非個性的キャラ。犬の立ち絵が忘れられません。



とまあ、こんな感じで。
ブラックなネタに耐性があって、ちょっと不思議な人が多すぎる街を楽しんでみたい方、是非是非プレイしてみて下さい!

狂気、病んでる、ポップな電波、などに惹かれる人にもオススメです。
本当、これはドストライクに好みな作品でした……。



ちなみに、コンプしたら起動画面のピクトグラムに2か所ほど変化がありましたので、お見逃しなく。
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