「私にそんな資格はない」ってぐるぐる考えて、繋ぎたい右手を無理やりコートのポケットに押し込んで、「今なにを考えてるの?」って言葉を飲み込んで、言いたいことを押し殺して笑って、いったい何になるんだ。
だって私たちは共犯だもの、現状はどっちも半分ずつ悪い。この想いをなかった事にできないなら何をしたって同じだよ。大切な人を裏切っている事実は変わらないのに、「手は繋がない」「好きは言わない」「電話はしない」なんて“せめて”は、パートナーへの遠慮じゃなく、少しでも罪悪感を減らしたい利己心でしょう。
 
もう逃げるのは止めにしよう:

 


whisper for you.
-エムブロ-