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気功とは何か、何をすることなのか・4

【手足が温か〜い!】

  二つ目の訓練は自律訓練法と言われるものだった。
  自律訓練法には幾つかのステージが用意されていたが、僕は最初の二つの訓練を実習しただけだった。
  それは、まず、「手足が重た〜い」と自分に言い聞かせ、実際に手足が重たくなって行く感覚を体感する訓練で、次が「手足が温か〜い」と言い聞かせて体感する訓練だった。
 それも、右手、左手、右足、左足と個別に練習しながら体感を深めていくというもので、これは、先ほどの脳波の訓練と同じ原理なのだが、違うところは、気功で言うところの「意念」を使う点にあった。
  言ってみれば、自分の意思で手足の脱力感や温かさを出していく訳だが、これも、脳波をα波にし、自律神経を副交感神経優位にしなければそういう生理的な現象を起こすことは出来ず、意念を向けて、向けた先(手足)の生理的な変化を体感するという「意守法」の練習をしていたことになるのであった。
  この自律訓練法は、この後、副交感神経優位によってもたらされる生理的な現象として、呼吸や心拍数が穏やかになるということの体感に進んでいったので、僕はこの訓練をやめた訳だが、この訓練法の最後の方のステージに「おなかが温かくなる」というのがあったので、そこまで訓練を続けていれば、「意守丹田」も、もう少し早く体感できていたかも知れないと思うのである。。
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