ラストに「エイズは撲滅していない、治療が多くの命を救う」とテロップ。
この映画は、エイズというより治療の方に重きがある。

ウッドルーフの行動は見方次第で、善にでも悪にでもなる。
法的の下に臨床実験を通して流通する薬品のみを使用する医療現場。
成分表を疑心せず鵜呑みにしてしまうのもやむをえない。
なぜなら、法の支えがあるから。
しかし、法的に規定されていながら、結局はパッケージされている薬品。医療と利益の関わりは認めるべきか?
ウッドルーフの起こす商売もやはり商売である。
なかなか、当事者でないと不透明な部分が多く本質がつかめない。

ウッドルーフ扮するマシュー・マコノヒー良かった。
ロデオ好き、女好き、酒好きのカウボーイ野郎が病弱していく様は居たたまれなくなる。

映画「ダラス・バイヤーズクラブ」公式サイト - Fine FILMS, INC.

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