ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリによるシュールレアリスム映画。
シュールレアリスム映画の文脈については勉強していないのでわからない。
だが、これをただのサンボリスムとして捕らえるのは違うと思う。
その神聖化は副次的なもので存在はするかもしれないが、根本のところには無意識の表明があるように思う。

つまり、この映像によるシュールレアリスムは、やはり超現実的オブジェであり、それは用途不明で、作者のみを満足させるもので、予見できないものだということ。
では、観る側はどう受け取るか。

ひとつには、理性を手放して唯物的に観る。つまり、無意識世界の普遍性を知ること。
もうひとつに、解体や同調ではなく、外側で観る。つまり、作者を分析することだと思う。



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