※ストーリーには言及してませんが、人によってはネタバレになるかもしれません。注意してください。


観終わった後、誰かに作品の解釈を話したくなる映画がある。
例えば、モチーフが隠れた作品がそう。
メタファーやメトニミーによって映像にモチーフを隠す。
モチーフが映像にハッキリと現れないことで、様々な解釈が可能となる。
技巧なものだと、作者自身の意図に観客を導くこともできる。

ゼロ・グラビティのモチーフは「誕生(出産)」だと思う。
というより、そうだろう。
なぜなら、様々なところでこのメタファーが現れる。
そして、その映像には必然性がある。

個人的にこの「宇宙×生命」の構図は好きで、映像美と相まって閃きを与えてくれる感じがする。

ゼロ・グラビティの映像美も息を呑むものだった。
音楽もよかった。

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