2010-05
首A (0)
泥『旦那の首がぁぁ!怖いィィ!』ドタバタ


ぎゃあぎゃあ



鮫『ははは…デイダラは変わってませんねェ』お茶ズズッ


(^::^)『サソリの首か…。デイダラがここに来た初日もこんな事あったな…』お茶ズズッ



-----回想-----


泥『うわぁぁああん!帰るー!おうち帰るー!うわぁぁん』大泣き



蠍『……おい、お前』デイダラの前にしゃがみ



泥『…ふぇっ、、』



蠍『名前は?』



泥『…………………デイちゃん』



蠍『…デイ、、?』



泥『……デイダラ』



蠍『ほー。デイダラか。俺はサソリだ』



泥『ぐすっ。…うわぁぁああん。』人見知り



蠍『…;いい加減泣きやめ。な?』



泥『やァァァ!オイラおうち帰るー!』



蠍『…ハァ』困ったな



泥『ぐすっ…ぐすっ。ふぇぇーん』



蠍『ほらデイダラ、見ろ! いないいない… ばぁ!!』首360度クルクル回転



泥『!!!!』



蠍『…』どや顔



泥『…………ふぎゃぁぁああああああああん!』さらに大泣き


蠍『!』




--------
鮫『あ〜、ありましたありましたそんなこと』


(^::^)『あの頃サソリ、面倒見良かったんだけどな』


鮫『そうですネェ…。長い髪の毛が邪魔そうだからって最初に丁髷結ってあげたのもサソリさんでしたネェ。』


(^::^)『あぁ〜、そうだったか。…あ、デイダラが粘土食べて大騒ぎしたこともあったっけな』


------回想-----


泥『…(モグモグ)』



蠍『デイダラ、何食ってんだ?』


泥『! めーっ!オイラの!うん』



蠍『ククッ。誰も取ったりしねーよ。美味いか?』



泥『…。うん!』にぱぁ



蠍『良かったな』



鮫『ああああああ!良くない良くない良くないですよー!デイダラっ、まさかそれは粘土じゃ…』



泥『ほぇ?(モグモグ)』きょとん



蠍『粘土……って袋に書いてある…けど』



鮫『サソリさんっ!早く吐き出させてください!』慌



蠍『は!?』



鮫『爆発します!』慌



蠍『はっ?!爆発?!何が!』


鮫『デイダラが、です!』



蠍『ハァァア?!』大慌



鮫『早くデイダラを逆さに!』大慌



蠍『!ソォラァァァア!!』デイダラ逆さ吊りでブンブン振る


泥『ふぎゃぁぁああん!!』



--------

(^::^)『…』


鮫『…大変でしたねぇ』



ゴロゴロゴロッッ



(^::^)『ん?何か転がってきたぞ。』



飛『ゲハハ〜園長〜!取ってくれよー』



(^::^)『また飛段か!教室でボール遊びはやめなさ……ギャアアァァアアア!!』


鮫『?!何です!?』


ペインの足元に転がってきたのはボールじゃなくて飛段の首




(0)
蠍『ぅあー…首痛ぇ。寝違えたか…』



泥『大丈夫かい?だんn…ヒギャッッ!!』



蠍『あぁ?何だようるせーな。イテテ』



泥『旦那旦那旦那!!首がっ…首!首!』



蠍『ハァ?』



旦那、寝違えて首が180度回転。





ケンカの後 (0)
蠍『デイ〜!デイダラ〜!』うろうろ



泥『…』



蠍『あの野郎…どこ行きやがった』うろうろ



サソリの旦那がオイラを探してる。うん。
オイラはいま植木の後ろに隠れてる。
何でかというと、ケンカしたから。
オイラ、怒ってるもん。
また旦那がオイラの芸術をバカにしたからだぞ!うん



蠍『おい飛段、デイダラ見なかったか?』



飛『デイダラちゃん?…あ!ん?あ〜見てないぜ〜?ゲハハ』



飛段、ありがと。いま目合ったけど。うん

旦那が謝ってくれるまで、オイラここから動かないからな。
うん



蠍『…ハァ』ため息



泥『…』



蠍『デイダラ…』ぽつり



旦那、オイラがいなくて寂しいかな?うん



蠍『…あー腹減った』



泥『!!』



うわぁぁん!もう旦那なんて知らないからな!うん。
ほんとにほんとだからな!



鮫『サソリさん、何をウロウロしてるんです?』



蠍『デイダラが行方不明』



鮫『ええっ、私も探しましょうか』



蠍『いや、そのうち出てくんだろ』



むぅーっ!全然オイラのこと心配してくれてない!



鮫『デイダラ〜、もうすぐお昼ご飯ですよ〜』



泥『…ぎゅるる』おなかの音




先生が呼んでる… お昼って聞いたら急にお腹すいてきたぞ、うん。
旦那ぁあ!
早くオイラを見つけに来ておくれよ



イ『サソリさん、デイダラならさっき園庭に出て行ったの見ましたが…』



泥『!』



蠍『おー。そうか?』



イ『今日はまた何でケンカしてたんです?』



蠍『決まってんだろ、デイダラがくだらねぇ芸術自慢してくるからだ』



泥『!!』



やっぱりムカつく!うん!
お腹すいたけど我慢するもん。今日という今日は許さないぞ、旦那



-----


30分後



泥『…』



しーん




泥『…旦那』ぽつり



しーん




オイラ、忘れられた?!
旦那のバカバカバカーー!!




泥『…おなかすいた。うん』



おなかはグゥグゥ鳴ってるし、眠いし、寂しいし…オイラもう限界、うん…



泥『……かーつ』



ポスッ



ポスッ




ちっちゃい粘土の塊を幾つもこねて、爆発させて、暇つぶし。
誰も気づかないくらいのちっちゃい爆発。



泥『…あーぁ』




さらに10分



オイラ、泣きそう。うん



蠍『おい、デイダラ見なかったか?』



ん?旦那の声がさっきより近くで聞こえるぞ、うん



ゼツ『見てないよ』
『門ノ外ニハ出テナイハズダガ』



蠍『…ったく。いつまで拗ねてんだアイツは』




サソリの旦那!オイラはここだぞ!うん



植木の陰からヒョコっと顔出すと



蠍『…よォ』ニヤ



旦那が目の前にいた



泥『!!!旦那…』いつの間に



蠍『そこの金髪のお前、俺のデイダラどこ行ったか知らねーか?』



泥『…!(俺の…デイダラ。俺の…)←エコー』



蠍『…』めっっったに見せない微笑み



泥『うわぁぁん!!旦那ぁああ!来るの遅いぞ!うん!』サソリに抱きつき



蠍『なんだ、待ってたのかよ』デイダラ抱きしめ



泥『ずぅぅーっと待ってたぞ!うん』



蠍『ククッ。怒ってたんじゃねぇのかよ』



泥『う…。もういいもん。忘れたもん。うん』



蠍『…俺もずぅーっと探してたよ』甘い声



泥『!!!え…旦那…』



蠍『…』いいムード



泥『…』いいムード




蠍『…』いいムー…



泥『………………旦那、ほっぺにカレー付いてるぞ…うん』



蠍『あ…』



泥『…旦那』



蠍『オラッッ、さっさと教室戻るぞ!今日の昼飯はカレーだからな!』スタスタ



泥『旦那ぁぁあああ!!オイラを探してたって嘘だろ!呑気にカレー食べてたんだろ!うん?!』



蠍『…ぅるせー、“腹が減ってはナントカ”だろ』デイダラ引きずり



泥『あああああ!旦那のバカー!』引きずられ






だって怖いんだもん (0)
蠍『…おい』デイダラの前に仁王立ち


泥『うん?なんだい?』


蠍『トイレ』


泥『…?トイレがどうかしたかい?うん?』


蠍『漏れそうなんだけど』


泥『え!!』


蠍『…』


泥『え!だ、だんな!早く行っておいでよ!うん』


蠍『……ひとりで?』


泥『うん?オイラはさっき行ったから平気だぞ?』


蠍『……もういい』プィ



スタスタスタ

ドア ガラガr…



蠍『…』ピタッ



泥『…?』視線を感じる



蠍『…』ジーッ



泥『!……だんな、ドアの陰から何見てんだい?うん』



蠍『…廊下、電気消えてる』



泥『うん』



蠍『真っ暗』



泥『…うん』



蠍『デイダr…』



泥『あああああわかったよ、うん!一緒に行ってほしいならそう言っておくれよ、うん』



蠍『フンッ。……あ、』



泥『だんなぁぁああ?!漏らすなよ!?うん!』



蠍『じゃあ早くしろデイダラ!』逆ギレ



泥『はいはいはい。さっ、行くぞ。うん。 うわっ、本当廊下真っ暗だな…電気つかないし;走ろう!うん』走る


蠍『デイダラ、何かおもしろい話しろよ』走る



泥『え!いま?!あともうちょっとでトイレ着くぞ?うん』走る



蠍『じゃあ…。ん!!』手差し出す



泥『へ?』



蠍『ん!!』手ぇ!



泥『??…手ぇ繋ぎたいのかい?うん』



蠍『…』


泥『…ああああ!!さては旦那、さっき怖い話聞いたから怖いんだろ!うん』



蠍『!!…違うし』ビクビク



泥『さっきから何か変だと思ったぞ!うん。』



蠍『こ、こわくないし!』ビクビク



泥『…はいはい。じゃあ手ぇ繋いでおくれよ、うん』サソリの手握る



蠍『ちっ……しょうがねぇな』手つなぐ



泥『素直じゃないなぁうん。』サソリの手ぎゅっ



ベロベローン



蠍『アヒャァァアアアアア!!』思いっきり手離す



泥『ふぎゃっ!!』ビクッ



蠍『バカ!デイダラのバカ!!バカ!(涙目)』手、フゥフゥ



泥『ななななにがあったんだい?!旦那!』



蠍『……ぅぐッ(涙目)』




暗闇で、デイダラと手繋いでホッとした瞬間に、不意打ちで掌の口から出たベロに舐められたら…ビビる


旦那がヘタレてるとデイダラがしっかりする



(0)
蠍『おい、デイダr…』



泥『ぐぅーzz ぐぅーzz 』



蠍『…いつの間に寝やがった』


泥『ぐぅーzz ぐぅーzz 』



蠍『…デイダラ(小声)』



泥『ぐぅーzz ぐぅーzz 』



蠍『…暇。』デイダラのほっぺつねる



泥『ぐぅーzz… んー!!ぐぅーzz 』



蠍『…チッ。』デイダラの隣にゴロ寝



泥『ぐぅーzz ぐぅーzz 』



蠍『…』寝顔ガン見



泥『ぐぅーzz …トビ〜!』



蠍『っ!!』


泥『トビ、コラー!!…ぐぅーzz 』



蠍『デイダラ、コラァァァア!!』首絞め



泥『ぅぐッッ!!グェッ』起



蠍『おいテメェこら、何の夢見てんだ、あぁ?』



泥『サッ、サソリの旦那ぁ!ビックリさせないでおくれよ、うん。せっかくいいところだったのにー』



蠍『いいところって何だよ。デイダラのくせに。いいところって何だよ』



泥『旦那。2回言わなくてもちゃんと聞こえてるぞ、うん』



蠍『…次お前が“トビ”って言ったらころす』



泥『そんなぁ;』



蠍『あ…そういや今日の体操の時間、何やるんだっけ?』



泥『今日はとび箱だろ?うん』


蠍『ソォラァ!!トビって言ったな!ククッ』



泥『旦那今のはずるいぞ!うん!』



蠍『…飽きた』



泥『え』



蠍『寝る。お前も寝ろ』ゴロン



泥『本当旦那は勝手だなぁ、うん』ゴロン



蠍『そうだ。枕の下に好きな人の写真入れとくとそいつが夢に出てくるって、さ。』



泥『すごいな、うん』



蠍『…。枕の下にな、好きな人の写真・・』



泥『だから聞こえてるってば。うん』



蠍『…俺の写真やろうか?』



泥『オイラにやってほしかったのかい!?』



蠍『…べつに(超小声)』



泥『夢なんかより、こうやって本物の旦那見てる方がオイラ幸せだぞ。うん』



蠍『…ばっ// ばかやろう俺はお前の全てを支配したいんだよ!夢の中までもな!(照れて早口)』



泥『…zz』



蠍『おいィィィ!!起きろ空気読め!俺のドキドキを返せ』



泥『…zz 』



蠍『クソ。こうなったら夢ん中でソォラァ!してやる』



泥『…zz』



キコキコキコ キュッ スポッ


蠍『…ククッ。いい夢見ろよ』自分の指をデイダラの枕の下に無理やり入れる






一時間後




泥『ふぁー。よく寝t…うん?ぎゃあああああああああ!!』




蠍『…zz ッッうるせぇな。何だよ』




泥『サソリの旦那!!何だいこれは!?旦那の人差し指がオイラの枕の下に!!』



蠍『あー、それか。だって写真なかったんだもん…』



泥『だもん、じゃなくて!怖いし!うん』



蠍『で、俺の夢見れたか?』



泥『…旦那出てこなかったぞ。またトビの夢見た。うん』



蠍『(がーん)!!何だとクソ髷!俺の指返せこの泥棒猫が!』



泥『旦那が勝手に置いたんだろ!うん!』



ぎゃあぎゃあ






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