このエビは1月28日に卵を抱いた
今年の1月28日は 丁度 旧暦1月1日 元日だったから、良く覚えている
新月の日に産んでくれたので日数の計算がやり易い
今日は旧暦1月17日 月の名は『立待月』(たちまちづき)
このエビの種は、抱卵から孵化までの期間が 凡そ2週間〜4週間で、水温が低いほど日数が長くかかる
愛好家の間では孵化までの日数を知るのに 600 ÷ 水温 = 孵化までの日数 ‥‥ という計算式があり、現在の我が家のエビ水槽は水温を21.5℃と 少し低めに設定しているので、計算式通りだと約4週間かかる事になるが‥‥
しかし、抱えた卵を良く見ると、既に稚エビ達の目が分かるようになっていて、卵全体も抱卵した時に比べると 濃い黄色から随分と透明度も増して来た
おそらく孵化までもうそんなに日数はかからない
今週末位には孵化し始めるのではないだろうか
この♀は初産だ
普通、初産の時は抱卵が雑だったりするものだが、この♀は 用心深く実に良い抱卵をしている
卵を抱いていても、餌をやると 構わず他のエビ達と競い合うようにガツガツ食べている がさつな♀もたまにいる中、この♀は絶対に他のエビ達がいなくなるまで餌に近付こうとはしない
エビ水槽に外敵などは入れていないのだけど、同じ仲間も含め 周りから卵を護る為に 餌も余り食べずに 必死に一匹だけ身を潜めて生活している姿は 本能とはいえ何とも健気である
子を宿しながら 自由に外出できるというのは、先進の人間社会のように周りが危害を加えず守ってくれるという環境が前提にないと成立しないものだ
ただ、この♀エビは その性格の生真面目さ故に 体力を消耗し過ぎているところもあって、僅かに身体の支えにぐらつきがみられるようになっている‥ 早く孵化して 抱卵の務めから解放されて欲しいものだ
ブログ用にデータ量を減らした画像だから、抱いた卵の稚エビ達の目は確認し難いかもしれないけれど‥
もう一度 写真のこの子を見て欲しい
ほら
優しい顔をしているでしょう? (笑)
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