19/01/02 22:16 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  鶴見中尉と。2
話題:妄想を語ろう
(‥あの女がカフェーの女給をしている事以外分からない)


悩む鯉登少尉


(いかがわしい事も当然行われる。でも!まさか鶴見中尉殿が)


「難しい顔をしてどうした?鯉登少尉」


不意に声を掛けられ動揺する鯉登音之進

「いえ。失礼しました」


姿勢を正す


「今夜あの娘が来る。私が居なくても部屋に通しておいてくれ」


「ッ‥はい」


まさか
女給を辞めさせて

鶴見中尉殿が身請けする
つもりなのか?


分からない

何故あの女に
執着するのか‥

※カフェと言っても、当時はいかがわしい行為も行われていた(美人が多い)


―夜―


部屋に通した後

扉の前に控え

聞き耳を立てる
鯉登少尉


会話の合間に

鶴見中尉の吐息が聞こえる、それも


(甘い吐息‥)


これだけ聞くと

男女の行為に及んでいるのかとも思うが

(‥何故か女の声はしない)


今扉を開けたいが

そうもいかない


だが、

いけないと思えば
思う程

身体が動いてしまう

扉を薄く開け
中を覗く鯉登少尉


部屋のずっと奥


豪奢な衝立の向こうに二人が居る


「‥んぁッ!?」


思わず声が出て

焦り口を塞ぐ


(だ、抱き合っている!?)


無抵抗で抱き締められる
鶴見中尉殿‥!?

これは悪夢か?


呆然とする鯉登少尉の耳に
靴の音


扉が開くと


満足そうな鶴見中尉の隣に
微笑む女


鯉登少尉は心で叫ぶ

なんだこの女はぁあ!
キエエエエッ!!


「鯉登少尉」


「送って参ります」

「‥いや、気が変わった。私が送ろう」

「いえ、私が」


「こんな時間まで待たせて悪かったな‥鯉登少尉」


そう言うと

鶴見中尉が
身に着けていた外套を

女に羽織らせ

館を出て行く


鯉登音之進の殺気を感じたのか、女との接触を阻まれた


「鶴見中尉殿‥」


貴方が守る

その女は何者ですか

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