18/12/17 23:59 (:単発/妄想(ジャンル無節操))
  尾形百之助<深夜>
話題:妄想を語ろう
布団の温もりって‥いいなぁ‥


寝返り
人肌に触れる


「‥‥‥?」


肩、誰の肩‥


酒に酔い中途半端に眠ってしまった為


ひとつひとつ頭の中で確認を取る


「起きたのか」


バチッと目が合う

「‥尾形さん」


寝ぼけた頭が徐々にはっきりする


「こ、これは‥!済みません」


布団から飛び起き
尾形から距離を取る

「いや、寒い寒い」
尾形はそう呟くと


表情も変えず
手招きする


「折角暖まってきたんだ、抜けて震える事は無い」


雪は先程よりも
ぼたぼた落ちてくる

急ぎ、厚手の半纏を羽織ったものの‥


「風邪ひくぞ」


余りの寒さにたまらず、尾形に一礼して漸く布団に潜り込む

とは言え


尾形の方を向くのも反対側を向くのも


ましてや、突然上を向いて眠りに落ちるのも不可能


その動きが
余程気になったのか

「眠れないなら話し相手になるか?」


雪が しんしんと


「尾形さんは‥眠くないですか?もし‥」

「いや、どうせ俺も眠れないから構わない」

布団に入ったままの会話


尾形の声が


(心地良い‥)


俺が
眠れない理由なんて

お前は分かっているのか、 どうなのか。

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