18/08/13 22:32 (:夢小説)
  媚薬篇9<リヴァイ>
話題:妄想を語ろう
「ハンジ」


「あぁ、こっち」


身体の検査と後遺症があるか確認する為

2週間ハンジと共に 
過ごす新人


ハンジが手招いた先には簡易な服を着用し椅子に座る彼女

「今 大丈夫なのか」

「定期検査終わったばかりだから大丈夫よ」


忙しそうなハンジ

それだけ言うと呼ばれて駆けて行く

「体調はどうだ」


頻繁に見舞いに来るリヴァイ


「大丈夫です。あ、でも少し‥」


「何があったんだ!?ハンジには相談したのか」


両肩をガッシリ掴み
鬼気迫る顔で

見つめるリヴァイ


「少し、身体が鈍ったかな‥と思いまして‥えっと、あの‥異状は無いです」


リヴァイの剣幕にしどろもどろになりながら言葉を繋げる。

「‥そうか、元気そうで安心した」


リヴァイの全身から緊張が抜ける


「周囲を魅了しながら生きる身体になったら困るからな‥」

張り付き
引き寄せる異物

「もしそのままだとしても‥変わらず力になる」


彼女が窓の外を見た
その瞬間、呟く


聞き逃してしまって済みません!‥と

謝る新人


「大した事ではない」


少し優しい目元に

笑みをたたえた唇


「兵長もそんな風に微笑むの‥ですね」

「あぁ」


新人の
両側の頬を引っ張るリヴァイ


「お待たせー‥って引っ張り過ぎ!!」


戻って来た早々

驚いたハンジが2人を
引き離す


「部下を思う気持ちだ‥」


「真顔で彼女の顔を引っ張らないの!」

「兵長。かなり痛いです‥ッ」


「ハンジ、彼女はもう此方に復帰出来るか?」

新人の泣き言を流しハンジに問う


「あと2、3日後かな‥復帰は。彼女から剥いだ細胞も殆どが死滅した‥。細胞が残っている可能性も少ないだろう」


「そうか」


新人の肩を軽く叩き

「お前が戻って来たら、俺がもう一度鍛え直してやる」


「‥はい。お願いします」


弱気、逃げ腰になると思ったら‥


「お前の本気を見せろ‥楽しみにしている」


リヴァイの言葉に

リヴァイの笑み


その


立ち去る彼の背中を見ながら

「あー‥君、好かれたねぇ」


ハンジが、憐れみの目で此方を見る


「リヴァイ、気に入ると男女関係なく力が入るから‥気を付けなよ」


固まる新人

「それにしてもな、まさか‥」


破片がリヴァイに

残っているなんて事

「あーないない」


確認したからね。


「ハンジさん」


「よし、リヴァイの特訓で君が草臥れない様に‥少し運動しような」


「はい!」


あの時の巨人破裂


霧となり吸った内臓

リヴァイの脳には

新人の印象が強烈に残り、

執着が徐々に表面化するのは‥


まだ先の話


媚薬篇<リヴァイ>

終わり

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